パニック障害を薬物療法で克服

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パニック障害を薬物療法で克服

これはパニック障害を薬物療法で克服というと、克服という形容が妥当なのわかりませんが、この場では慢性病で薬が必須な身体的疾患の人もいるので、克服ということにしてみましょう。パニック障害ではアドレナリンやドパミンといった興奮性の神経伝達物質が過剰放出されています。(これらのモノアミン系神経伝達物質はある程度互換性があります。つまり、ドパミンが上がればアドレナリンも上昇します。)

パニック障害を克服するのにGABAレベルを上昇させる

そして、脳内のグルタミン酸過剰がさらにパニック発作を煽っていくことになります。先天的にグルタミン酸受容体の密度が多かったり、グルタミン酸放出が過剰に行われていると記憶力は高くなったり、頭の回転は速くなったりしますが、グルタミン酸過剰になると、GABA(γアミノ酪酸)が枯渇し、パニック障害を発症します。脳内の神経伝達物質の信号伝達の内、約80%を占めるのが、実はこのグルタミン酸とGABA(γアミノ酪酸)なのです。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬

パニック障害を克服するには、したがって、GABA(γアミノ酪酸)を増やす薬を服用する必要があります。これは巷ではマイナートランキライザーすなわち、抗不安薬として知られています。デパス、レキソタン、メイラックス、ソラナックス・・・・・・すべて抗不安薬です。これらの薬は脳内でGABA受容体に結合し、受容体間のGABA濃度を上昇させます。したがって、リラックス、鎮静効果をもたらしパニック障害の症状であるパニック発作も起こらなくなるわけです。

頭の良い人にパニック障害は多い

私のクライアントの中で、パニック障害になったという人の話を聞くと、旧帝大主席の人ですとか、米国名門大学の学生ですとか優秀と思えるような人が少なくありません。アルコールを飲むと、記憶力が低下し、筋肉が弛緩します。そして、リラックスし饒舌になりよく喋るようになりますが、これはアルコールが脳内のGABAレベルを直接的に上昇させることに起因します。しかしながら、このとき馬鹿になっていますね。そして、アルコールと抗不安薬の作用機序は酷似しています。

馬鹿になればリラックスできる

要するに、言葉は悪いですが、馬鹿になればリラックスできるということになります。頭の良い人は良く考え、思考能力や記憶力が高い故に、その代償として、リラックスすることが苦手でパニック障害になりやすい。これは強迫性障害でも何でもそうです。よって、その克服のための一法として、薬物療法によってGABAレベルを上昇させるという手段があります。しかしながら、薬物は化学物質ですから、健康によくなく、特に脳が発育途上の年少者には有害です。

そのため、害を出さない克服法の選定が要求されます。

(まとめ)

・パニック障害を克服するのに薬物療法は有効
・パニック障害に有効な抗不安薬はGABA(γアミノ酪酸)を脳内で上昇させる
・GABAが増えると、思考能力は低くなる。したがって、リラックスできる
・薬物療法は成人以下の年齢の人には推奨できない
・もっと安全で有効な克服法がある

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