パニック障害の重症度チェック

パニック障害の重症度チェック

ここでパニック障害の重症度をチェックするための
米国精神医学会作成の診断シートを用意しました。
(※あくまでも自己診断にしかなりませんので
自己責任でお願いします。ただし、パニック障害を
克服するうえである程度の目安を知っておくことは
必要だとは感じます)

以下、
パニック障害の重症度チェックです。
■■■■■■■■■■■■
あなたは以下のことで悩んでいますか?

Yes     No  繰り返し予期不安によるパニック発作が理由なしに生じる。それは努力や意志の力では克服できないものであり、極めて強い恐怖もしくは不快感を伴う。

もし、上の問いに該当した場合、あなたはパニック発作が起きている間、以下の症状を経験したことはありますか?

Yes    No  心臓がドキドキするという動悸を覚える
Yes    No  過剰な発汗を覚える
Yes    No  震えやこわばりを感じる
Yes    No  過呼吸に陥る
Yes    No  息苦しさを感じる
Yes    No  胸の痛みを覚える
Yes    No  吐き気もしくは腹部の違和感がある
Yes    No  足腰の震えを感じる
Yes    No  だるくて何もやる気がしない
Yes    No  このままでは発狂してしまうのではないかという恐怖感
Yes    No  死んでしまうのではないかという恐怖感
Yes    No  皮膚がマヒしたような感覚を覚える
Yes    No  寒気や紅潮(のぼせ感)がある

これらの結果より、あなたは…

Yes    No  人混みや橋の上で同じような恐怖を覚えたことがありますか?
Yes    No  一人では外出できないという経験をしたことがありますか?

パニック発作に随伴しその症状は一か月は続く場合、あなたは…

Yes    No  現状を変えることに永続的な不安を感じますか?
Yes    No  心臓のパニック発作や発狂してしまうのではないかと心配していますか?
Yes    No  パニック発作に備えたせいで生活が不便になりましたか?

一度に一つ以上の病を抱える場合、診断や治療は難しくなります。たとえば、うつ病や薬物乱用の状態にある場合、パニック障害の診断はより困難になり、複雑になります。

Yes    No  食生活が変わったり、睡眠時間が変わったりしましたか?

長期にわたり,あなたは以下の感覚について…

Yes    No  悲しい、うつ病傾向にある
Yes    No  人生への興味を失った
Yes    No  何事にも罪悪感を覚える

ここ一年の間、アルコールやドラック依存について…

Yes    No  仕事、学校、家庭生活などに責任感を持つことができない。
Yes    No  アルコールやドラッグによって、無謀で危険な車の運転が増えましたか?
Yes    No  警察に補導されたり、捕まりましたか?
Yes    No  これらの行動をあなたは、自分自身や愛する人に対し問題を起こしたにも関わらず、止めることはできませんか?

■■■■■■■■■
Yes(はい)の項目が多くなればなるほど、パニック障害は重症になります。

 


軽症:1~5個程度
中度:6~15個程度
重症:15~26個程度


最期の項目はドラッグやアルコール依存との見極めのためのモノ(米国ではドラッグやアルコール依存が日本よりも遥かに多い)ですので、特に必要はないかと思いますが、手引き書にそうあるため、記載しました。

パニック障害を克服するうえでの参考程度にはなるかと思います。

ただし、このDSMにおける診断は不正確で悪名高く、
普通の人が適当にやっても多くの精神疾患(パニック障害に限らず)に
該当してしまうことが少なくありません。
そういったことから、この結果は
あくまでも、
克服するうえでの御参考までにされると良いかと思います。

(Reference:)
米国精神医学会によるパニック障害への診断の手引き(重症度チェック)
(1994、ワシントンDC、米国精神医学会)
Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fourth Edition. Washington, DC, American Psychiatric Association, 1994.
https://www.verywell.com/diagnosing-panic-disorder-2583930

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パニック障害を催眠療法で克服できるのか?

パニック障害を催眠療法で克服できるのか?

結論を先に申し上げますと、パニック障害は催眠療法では克服できません。このことは、
例えば、催眠療法で黒人が白人になれない(もしくはその反対)ということを考えられてみれば一発で理解できると思います。
他のページでも説明させていただきましたが、
暗いパニック障害の性格の人(一概には言えませんが)が、明るいポジティブな性格の人間に催眠療法を受けることでは、なれません。

性格とは脳の機能、器質、によって
産み出される物理現象であるからです。

外見の変化も物理現象です。

「このような物理的な変化を催眠療法でもたらすことは不可能である」

ということは冷静になって考えれば、
よくわかるのですが、
意外と多くの方が、心、性格という目に見えない
事象に対して巷で語られているため、
騙されたりしているというのが実情にあたるようです。


↑催眠を受けることで肌の色が白くなったり、黒くなったり
変わることは100%ありえない。また、顔かたちが露骨に
変わることもありえない。

催眠を受けても先天的な性格(脳機能)は変わらない

パニック障害を克服するのに、
催眠療法を用いて、
たとえば潜在意識を書き換えたりしてみてもほぼ徒労に終わります。

催眠療法はまず怪しいということが大前提

心の病気の分野において、
この種の催眠療法やインナーチャイルドセラピーのような概念を用いる施術者や治療家があちらこちらにいるのですが、

実はパニック障害にしても他の精神疾患にしても、
この種の治療法はほとんど有効性はありません。

パニック障害を催眠で克服できないという実際の事例:

過去の私は、パニック障害だけでなく強迫性障害や重度の性格の問題を抱えたことがあるのですが、
たとえば私のクライアントの一人はTVに出たことのある有名催眠療法家に大金をぼったくられたといっていました。
(1セッション約100万円近く)

また、過去の私の症状は、精神分析(無意識に介入するという点で催眠療法の発端となった古典的心理療法)を約3年も受けても全く改善しませんでした。

パニック障害に催眠療法は効果がない

要するに、パニック障害に対して催眠療法は効果がないという話になります。脳の機能がパニック発作を産んでいるわけであり、その脳の機能を催眠療法を用いることで仮に百歩譲って、潜在意識(無意識)を書き換えることができたとしても、

冒頭で述べさせていただいた比喩の例(催眠を受けることで黒人が白人に物理的になれない)と同様に、
内向的で神経質な脳機能を器質的に生まれつき持っている人が、外交的で社交性の高い性格の人間になることは物理的に不可能です。最近の研究によると、人間は「ポジティブ脳」と「ネガティブ脳」に分別できるとされています。

脳の機能が性格、考え方を自動的に産んでいる

考え方の癖や性格というものは、その人の脳の機能の現象です。

このことは脳腫瘍になった人や高次脳機能障害を抱える人および
認知症の方を見れば一目瞭然です。

したがって、パニック障害を克服する場合、
催眠療法は効果的では全く持ってないという話になります。

運動やマインドフルネス瞑想の実践がパニック障害克服に良い

催眠療法を受けるくらいであるのであれば、
運動やマインドフルネス瞑想を自分で実践した方が余程効果的です。
過去の私の重い各種症状は、運動の習慣をつけ、マインドフルネス瞑想を
実践することで劇的な改善を示しました。

これは
「奇跡」といっていいほどの変化
であったわけです。

そのような経緯から、
私は過去に「運動と瞑想によって感情系の精神疾患を克服する」
という趣旨の書籍を発刊したことがあります。
(過去の私のFacebookは医師や大学教授のフォロワーが多く、
TVメディアや雑誌メディアから取材の依頼を受けたこともありました。)

精神世界にはまってしまう前に知っておきたいこと

ここで私が言いたいことは、

催眠だとか洗脳だとかそういう方法を用いても
パニック障害の克服はできないということです。

結構、この種の精神世界にはまってしまうひとが
パニック障害のような神経症を抱える人には少なくないようですので、
本稿に今私は筆を走らせています。

催眠だとかインナーチャイルドだとかそういう療法を
受けるのであれば、
悪いことは言わないので自分で運動や

瞑想の習慣をつけたほうが100倍マシですね。
(参考:)
パニック障害をマインドフルネス瞑想で克服

(まとめ)

パニック障害を克服するうえで、催眠療法は効果的ではない。
その種の療法を受けるのであれば、
自分でマインドフルネス瞑想や運動を実行した方が
余程効果的だということが事実になります。

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パニック障害は考え方を変えるだけでは克服できない

パニック障害は考え方を変えるだけでは克服できない

よく勘違いされている方がいるのですが、
パニック障害は考え方の問題ではありません。
パニック障害を克服するには考え方を正さなければいけないと
感じている人が少なくないようです。

これは一昔前、90年代から流行しだした
ポジティブシンキングという概念の影響が未だに
現代人を支配しているからだと思われます。

パニック障害は考え方の問題ではない

つまり、
このポジティブシンキングの理論は以下の通りです。

すなわち、

ポジティブな人はポジティブな考え方を習慣化したのでポジティブになり、
ネガティブな人はネガティブな思考を習慣化したため、ネガティブであるという単純明快すぎる概念です。

しかし、これは完全に間違いです。

脳科学の進展により判明したこと

脳科学的にみても、このことを間違いであると否定する学者は今現在ではさすがにほとんど存在しないでしょう。これは脳の機能が考え方や性格を産んでいるという脳科学の分野の進展に依拠します。

実際にたとえばですが、暗い神経質な人がお酒を飲むと明るく陽気で饒舌(じょうぜつ)になったりすることを考えれば良く理解できる現象なのです。パニック発作がベンゾジアゼピン系抗不安薬を飲むと収まるのも同じ理由からです。

パニック障害を克服するのに考え方の修正や精神論は必要ない

したがって、パニック障害を克服するのに考え方や認知方法を修正すればいいという意見は間違いなのです。

脳→考え方、思考、認知(〇)
であり、
考え方、思考、認知→脳(✖)

という後者の流れはありえないわけです。

パニック障害の原因と真実

パニック障害になりやすい脳を持っているから
パニック発作が起きるのであって、
パニック障害になりやすい性格、考え方をしているから
パニック障害になっているのでは一切ない。

結構、ここのところは勘違いしている人が多いですので
パニック障害をより短期で克服するためにも
その誤謬(ごびゅう)は正しておいた方が身のためでしょう。

認知療法や認知行動療法は
精神疾患に実際問題、ほとんど有効では実はありません。

パニック障害や他の精神疾患(統合失調症は除く)に対して有効なものは
運動や瞑想であり、薬物療法です。
何故かというと、これらの克服法は、脳の機能に直接介入することができるからです。

努力逆転の法則

考え方の癖をつけようと、
気張ってポジティブシンキングしたり、
不安をかき消そうとしてみても、
逆に不安が強くなったり、気張った分、心身が疲弊してしまうことでしょう。

「宝箱を絶対に開けるな!」といわれると
逆に空けたくなる心理とこれは同じ話です。

「ポジティブな考え方をしよう!」と頑張ると、
逆にネガティブな思考が心に浮かんできやすくなるわけです。

これはよく心理学の分野では、努力逆転の法則と呼ばれているものです。
パニック障害を考え方の問題で片付けようとすれば
するほど、

パニック障害の症状は悪化する傾向にあるというわけです。心を無理にポジティブにしようとしたりして気張ると逆に悪化するということです。感情という生理現象を無理に抑えようとしているためです。

まとめ

このように実は、パニック障害を克服するのに考え方を修正する必要など実はありません。あるとすれば脳の機能(゠働き方)を修正する方法論をとっていくことが最重要課題なのです。
ただし、
パニック障害に認知療法や認知行動療法のような上述したいわゆる考え方の癖を修正する克服法は「気休め」、「補助」にはなります。
低料金のところがあれば自力の克服に合わせて実践されてみても良いかとは思います。

しかしながら、気休め以下の効果しか生まないものに、投資する必要はないというのが私の考えではあります。
(参照リンク:)※英語
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmedhealth/PMH0072778/

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