私のパニック障害克服体験談

私のパニック障害克服体験談


今回は私自身のパニック障害の克服体験談を書こうと思います。私の場合はパニック障害の症状自体はそこまで酷いものではありませんでした。
ただし、心臓が止まるのではないかと過度に神経質になり、呼吸が乱れ、過呼吸になったことが幾度となくあります。

それは私が大学に在学中で、実家へ帰省していた時の話です。
昼時に自分の部屋で横になっていると、
心臓が止まってしまうのではないかという極めて強い恐怖感に襲われました。

何だか知らないのですが、そのパニック発作は、とにかく自分の意志でコントロール出来るようなものでは全くありませんでした。

パニック障害の症状は自分の意志で克服できるものではなかった

その日の夜も横になって寝ていると、このままでは窒息してしまうのではないかと不安になり、窓を全開にして、就寝したことを覚えています。
夏の夜の話です。

私の場合、パニック障害のみならず、強迫性障害や吃音、境界性パーソナリティー障害が合併してしまっている感じで、パニック発作自体の経験はそこまでいうほど多くはありませんが、感情のコントロールが一切効かない、過度の不安があり、人混みが苦手でそういう場所に行くと、すぐに疲れてしまいました。


「↑過去の私にあった症状の私自身による解説です」

また、対人恐怖もこの手のタイプの人あるあるな話なのですが、それも同時にあったため、人間関係に対しても過度な不安を常に抱き、心が休まる場というものが1年365日全くと言っていいほど存在しない・・・・・・そんな感じの人生を生きてきたわけです。

手のひらは常にビショビショの
過剰緊張状態が一日を通してずっと
続いていたわけです。

パニック障害は他の精神疾患と親戚関係

パニック障害は他の精神疾患と親戚関係に当然ながらあり、パニック障害と診断された人は他の診断名を精神科医から併行して受けている人が少なくありません。精神疾患は一本の線でつながっていると私はある時を境に、そのことについて気づき始めました。

たとえばパニック発作は強迫観念といえば強迫観念です。

それからパニック発作は不安障害といえば不安障害でしょう。

このようにみていけば、多くの精神疾患において共通項が見いだせるわけであり、環境要因も当然ながらその発症に関わりますが、先天的要素である遺伝要因は必然的に大きなリスクファクターになることもうなづいていただける話であると思います。

人によって恐怖症の対象は異なる

そういうわけで、パニック障害の症状も当然ながら私自身は経験したことが何度もあるわけです。ただし、私の場合は、広場恐怖症(軽度)や対人恐怖症(重度)、心臓神経症(軽度~中度)がありました。

人によって、恐怖症の対象は異なるのだと思います。

(参考:)※英語
http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/panic-attacks/basics/symptoms/con-20020825

ちなみに、私は全く高所恐怖症ではなく、逆にスカイダイビングのようなことが好きで、海外にいたときも、スイス人の友人とパラシュート降下を一緒にやろうみたいな話になったこともあります。
また、子供の時から危ない遊び(高い場所に登ったり、飛び降りたりする)が大好きでした。


↑海外へ居た頃の私(ヒッチハイクで世界を廻っていた)

他に言うと、ヘビに対してほぼ恐怖を感じないので、気持ち悪いと思うことはまずありません。

しかしながら、のようなパニック障害゠恐怖症の対象の大小は、人によって個人差が激しく、対人恐怖はまったくなく、社交的な人間であるが、閉所恐怖症でエレベーターのような密室に入ることができない・・・・・・みたいな話をする人が少なくないようです。

私のパニック障害体験談(与太話)

また、私のパニック障害の体験談を話しますが、私は上記YouTube動画でも説明しているように、心臓神経症があったため、心臓外科を受診したことがあります。これはノイローゼが最も酷くなっていた高校生時代の話で、その受診回数は数回以上でした。

結果は、右軸変異というものがあるものの、全く健康な心臓をしていると医師から告げられたわけでした。要するに、心身症というか過剰なほど神経質な性格だったわけです。
しかも、私はその数年後に違う医者を不安のために受診するほど神経質でした。

運動によってパニック障害の症状が克服された【私の場合】

私のパニック障害の症状が克服されたのは、私の場合ですが、運動の習慣をつけるようになってから、でした。
神経質という気質自体は運動だけでは克服できませんでしたが(そもそも通常、気質など克服する必要はないが)、パニック障害の症状自体は、運動の習慣づけでほぼなくなりました。


↑重労働に従事していたころの私(脳機能強化の目的から)

パニック障害に関しては私の場合はそこまで重度ではなかったので、これだけで、特に何をするでもなく、問題解決したわけですが、他の精神疾患が酷かったので、完全にそれを克服できたと言えるレベルになったのは、海外の研究機関で医療実験を受けたり、最先端の治療法を模索しそれらのものに着手するようになってからの話です。

私はTVにも出演歴のある有名な精神科医からADHD(発達障害)の診断を実際に受けたことがあります。要するに、発達障害がこじれた結果として、さまざまなこの項ではパニック障害を挙げていますが、そのような数々の症状を抱え込むようになったのだと今では冷静に述懐することができます。

過去の私は相当な重症例だった

私の場合、私のクライアントの方(パニック障害を持つひとたち)よりも全体的な症状の軽重で見ると、相当な重症例だったのだと思います。何故かというと、過去の私の場合なのですが、私には抗不安薬がかなりの高容量を服用しないと効かなかったからです。

過去の私の場合なのですが、デパスですと一回最低は2mgは飲まないと全く効果を実感しませんでしたし、ベンゾジアゼピン系最強に位置づけられているフルニトラゼパムクラスでようやく、効果を実感するような悲惨なレベルだったわけです

ちなみに、この薬は抗不安薬ではなく、(もっとも抗不安薬と睡眠薬は実は作用機序的に区別可能なものではないのですが)睡眠薬クラスのベンゾドラッグを飲まないと抗不安効果を実感しなかったわけです。

少し話がずれましたが、私のパニック発作を克服できたのは、運動の習慣によって、でした。

(まとめ)

私のパニック障害の克服体験談ですが、有酸素運動の習慣をつけるようになってから発作は起こることは知らないうちに自然となくなりました。
気質レベルの克服は、
サプリメントや薬を服用するようになってからです。

沖仁宏

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パニック障害を自力で克服

パニック障害を自力で克服

パニック障害を自力で克服するのははっきりいってかなり難しい※です。
(※常識的な方法を用いた場合)

軽度のパニック障害の人であれば自力で克服することは比較的簡単だと思います。

どうすればよいのかというと、まず運動の習慣をつければいい。
下記の記事を参照ください。
http://genderexcel.org/2017/05/03/%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%82%92%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%81%A7%E5%85%8B%E6%9C%8D%E3%80%90%E6%9C%80%E6%96%B0%E7%89%88%E3%80%91/

運動の習慣で脳内の抗うつ物質が増える

このようにパニック障害を運動を使って克服していくことは可能です。運動の習慣をつけていくと、脳内で抗うつ物質が総合的に増え、破損した神経細胞が蘇っていきます。

このようなプロセスを経て、いつの間にか突然、パニック障害の症状など全く見られなくなるという状態に持ち込むことも不可能ではありません。
過去の私の場合、ジョギングの習慣を毎日つけているうちに、パニック発作自体はいつの間にか見られなくなりました。(神経質という気質は残りましたが)

しかしながら、中度以上のより本格的なパニック発作もちでは、自力での克服は非常に難しくなっていくでしょう。

しかし、パニック障害を自力で克服するのは難しい


それはほとんど、全般的な精神疾患に共通して言えることで、中度以上の精神疾患は遺伝要因が環境要因以上にほぼ確実に濃厚なので、自力で克服ですとか、そのように、自然発生的にどうにかできる問題ではないからです。

たとえば、もともと性格的に暗い内向的な人が、いくら努力して明るく社交的にふるまおうと思い、そのような自分を装ってみても、必ずボロが出ますし、不自然。

そして、結果的に実際問題として変わることはできないという事実を悟るわけです。

中度以上のパニック障害を自力で克服するのはほぼ不可能

したがって、パニック障害を自力で克服するのは、ほぼ不可能ということになります。(軽症例は除く)
ただし、症状の緩和は自力でも可能でしょうから、私がこのブログや他のHPなどで書き連ねてきたような克服法を試してみる価値は十分あります。

(注意:)
ここで私がしている自力での克服というのは常識的な方法を用いて克服するという場合に限っての話です。常識外の方法を用いれば、このプロセスはより容易になります。

焦ったり気張ったりしない

いずれにせよ、パニック障害は治るものですので、あせらずに着々と克服へのプロセスを邁進(まいしん)していくということが大切です。

これはどんなこと、どんな分野にも言えることなのですが、焦ったら負けです。そういうわけで、冷静さを失わずに、やるべき課題を毎日着々とこなし、「1mmでも0.1mmでも前進できればいいや」という緩いスタイルを保つことが重要になります。

完璧主義は捨てた方がいいです。

毎日の前進を確認してみる

1日数mmの前進も1年たてば、大きな前進になります。本人は数mmずつの前進を繰り返しているため、気づかないことも多いのですが、そのような地道な努力を続けていると、周囲の人間は必ずあなたの変化に気が付くはずです。

しかし、自分自身の変化をノートに記録するなどしてみると比較的容易に進歩を実感できるはずです。

(例:)
・パニック発作の起きる頻度が依然と比べると明らかに減ってきている。これは克服へ向かっている兆候だ。
・予期不安は最近ほとんど感じない。1年前に比べると明白に自分は進歩している。
・感情が不安定になること自体が少なくなってきた。親や恋人に八つ当たりすることがグンと減ってきている
・・・・・・など。

自分で今からできること

(参考:)
パニック障害を運動で克服
パニック障害をマインドフルネス瞑想で克服
私のパニック障害克服体験談
パニック障害をヨガで克服

↑パニック障害を克服するのに大切なことが上の記事には書いてあります。運動も瞑想もすべてを同時並行して実行していくことが秘訣です。たとえば、毎日、夜30分走るといった習慣をつけるだけでも、改善は必ず見られるはずです。

(まとめ)

・パニック障害を自力で克服するのはたしかに難しいです。(※オーソドックスな方法を用いた場合)
・薬やサプリメントを使用した治療法を取らないと軽症以外ではほぼ不可能。
・中度以上の精神疾患とはそれほど深刻なモノです。
・私の場合は、パニック障害に合わせて、強迫性障害、重度のうつ病、境界性人格障害、吃音が織り交じっていました。パニック発作自体は、大学時代に経験したことが実際にあちます。しかしながら、はっきりいって、強迫性障害、鬱気質はパニック障害の症状以上に、克服するにあたって、はるかにきつく厄介でした。
・自力克服しようと考えている人はとにかく気張ったり焦らないことが大切です。

沖仁宏

パニック障害の人が飛行機を克服する対策

パニック障害の人が飛行機を克服する対策


パニック障害を持つ人では飛行機に乗れないという人が少なくありません。何故かというと、飛行機がもし墜落したらどうしようと考えるからです。

また、飛行機のような一定時間、自由になれない環境に拘束されることで、パニック発作が起きたらどうしよう。過呼吸になったらどうしよう・・・・・・などとパニック障害の当事者は杞憂を抱いてしまいます。

ことに、人前ですので、パニック発作が起きれば、
恥ずかしいし、他人に迷惑をそして悟られたくもない・・・・・・。
このような考えにパニック障害の方は、
飛行機のような乗り物に乗る際、
抱くことが少なくないとされています。

パニック障害の人が飛行機を苦手とする理由

・飛行機に乗ると長時間拘束される
・閉塞された空間である
・大人数の人がいるのでストレスになりやすい
・墜落するのではないかという予期不安を持ちやすい

などが挙げられます。

今回はパニック障害の人が飛行機のような乗り物に乗る際において、どのような対策をとればいいかについて書かせていただきます。
飛行機の場合、電車のような乗り物に比べると、さらに長い時間拘束されることになります。その途中でパニック発作が起きたら、と心配になる人も少なくないかと思われます。

パニック障害のコントロールは精神論では語れない。しかし・・・

パニック障害の人が飛行機のような乗り物を克服するには、精神論や根性論でやはりどうにかなる問題では(いつもの話になってしまうのですが)ありません。

たとえば、ヘビが嫌いな人にヘビを好きになれといくら言っても、ヘビを怖がります。トカゲが大嫌いな人にトカゲを好きになれというのが無駄なことであるのと全く同じ話です。

しかしながら、ヒトはある程度、
「物事に慣れる」ということはできます。

パニック障害でも飛行機を克服する方法論

このような克服法を、暴露療法といいます。
これは前の投稿で私が説明させたいただいた
パニック障害を森田療法で克服できるのか?

という記事に新しいです。

パニック障害を持つ人が飛行機に乗れるようになるには、飛行機に乗ることを何度も何度も繰り返すことがある程度有効です。要するに飛行機に乗ること自体に、慣れてしまうということです。

ただし「ある程度まで」です。

飛行機が墜落する確率は天文学的に低い

ちなみに、飛行機が墜落する確率は、

旅客機が墜落する確率について引用: まず、米国の国家安全運輸委員会(NTSB)の調査によると、飛行機に乗った時に墜落する確率は0.0009%だそうです。 しかし、これはあくまで全世界の航空会社総合の平均値。 米国国内の航空会社のみを考えた場合、確率は0.000032%とされています。

つまり、墜落事故に遭遇する確率は宝くじの一等に当選する以上に非現実的な天文学的に低い数字です。このような統計の理解もパニック障害の人が飛行機に無事乗れることができるようになるために役立つ知識だと思います。

要するに、パニック障害の人が飛行機を恐れる理由の一つは杞憂であると頭で理解することができるようになるということができます。

飛行機に乗る1時間前に抗不安薬を服薬しておく

また、ここまでの話は、精神論が多かったので、それと真逆の具体的な方法を、ここで書きますと、
旅客機内でパニック発作が起こるのがどうしても怖いのであれば、飛行機に乗る前に、搭乗ロビーで抗不安薬を服薬しておくと良いのです。

抗不安薬はパニック発作を抑えますから、そうすれば、飛行機の中で、パニック発作で苦しむことはなくなります。

抗不安薬は服薬後、効果が現れるまでに30分~1時間くらいかかるので、搭乗ロビーで待機しているときに服用しておくことをお勧めします。

注意点:

(ただし、車の運転のような自分で行う乗り物の操作の場合においては、十分に注意してください。抗不安薬は一般に注意力を散漫にするからです。)

パニック障害の人は飛行機に単独で乗るのを避ける

これも対策になります。パニック発作が仮にもし起きても、同伴してくれる人がいるとそれが大きな安心につながりますので、発作は起こりづらくなります。

しかし、サラリーマンのような仕事をされており、単独で遠方への出張を命ぜられた場合、現実的にこれは難しいと思います。
したがって、あまりにも症状が酷いのであれば、抗不安薬を事前に飲んでおくことが一番です。

カフェインは避ける

飛行機の搭乗ロビーや機内において、飲み物としてコーヒーが出されることが少なくありません。カフェインは興奮物質ですので、一般にパニック障害を悪化させます。そのため、空港内外でのカフェインの摂取は中止した方がよく、アルコールの方が遥かに良いのです。

逆に、アルコールを飲むとリラックスします。
(もちろん、職務中の飲酒はできませんが・・・。)

(まとめ)

飛行機は電車のような乗り物に比べるとパニック障害の人から見れば、ハードルは高いです。長時間、密閉空間に拘束されることになるからです。
(関連:)
パニック障害と電車【対策】

今回はパニック障害の人の飛行機を克服する・・・・・・そういった趣旨の記事を書かせていただきましたが、パニック障害の人は飛行機に限らず、閉所で一定時間拘束される環境を苦手とすると言われています。

しかしながら、同じ環境、状況を何度も繰り返すことで、ある程度その苦手な対象へ慣れることは可能です。

それでもどうしても乗り越えられないような予期不安が生じるのであれば、薬を事前に飲まれておくことも一法で有効です。そして、好きな音楽でも聴いてリラックスして寝てしまえばいいのです。過去の私ですが、飛行機は大丈夫だったのですが、さすがに、10数時間も搭乗を余儀なくされる海外便にはうんざりさせつづけられました。そんな時は、音楽を聴いていましたね。。。

少しでもこの記事がパニック障害で苦しむ人の助けになれば幸いです。

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パニック障害を薬物療法で克服

パニック障害を薬物療法で克服

これはパニック障害を薬物療法で克服というと、克服という形容が妥当なのわかりませんが、この場では慢性病で薬が必須な身体的疾患の人もいるので、克服ということにしてみましょう。

パニック障害ではアドレナリンやドパミンといった興奮性の神経伝達物質が過剰放出されています。(これらA系のモノアミン系神経伝達物質はある程度相互互換性があります。
つまり、ドパミンが上がればアドレナリンも上昇していくような機序を持っているということです。)

パニック障害を克服するのにGABAレベルを上昇させる

そして、脳内のグルタミン酸過剰がさらにパニック発作を煽っていくことになります。

先天的にグルタミン酸受容体(NMDA受容体、非NMDA受容体)の密度が多かったり、グルタミン酸放出が過剰に行われたりしていると、記憶力は高くなったり、頭の回転は速くなったりしますが、こうして脳内がグルタミン酸過剰になると、GABA(γアミノ酪酸)が枯渇し、パニック障害を発症します。脳内の神経伝達物質の信号伝達の内、約80%を占めるのが、実はこのグルタミン酸とGABA(γアミノ酪酸)なのです。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬

パニック障害を克服するには、したがって、GABA(γアミノ酪酸)を増やす薬を服用する必要があります。
これは巷ではマイナートランキライザーすなわち、抗不安薬として知られています。

デパス、レキソタン、メイラックス、ソラナックス、ワイパックスなど色々ありますが・・・・・・
これらのものすべて抗不安薬です。

これらの薬はベンゾジアゼピン系抗不安薬とカテゴライズされるもので、主にこの種の薬は、脳内でGABA受容体に結合し、受容体間のGABA濃度を上昇させます。したがって、リラックス、鎮静効果をもたらしパニック障害の症状であるパニック発作も起こりづらくなっていくわけです。

パニック障害はGABAを増やせば克服できる

GABA(γアミノ酪酸)は、脳内の過剰グルタミン酸を抑制し、同時に過剰グルタミン酸抑制は、パニック障害の原因物質とされるアドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミン過剰をも抑制させます。

しかしながら、巷の多くの人が実感しているように、ベンゾジアゼピン系抗不安薬を用いた薬物療法には、耐性形成(゠服用当初感じていた効果を感じづらくなっていき、次第に薬物依存を形成していく)というデメリットも存在しています。

頭の良い人にパニック障害は多い

私のクライアントの中で、パニック障害になったという人の話を聞くと、旧帝大主席の人ですとか、米国名門大学の学生ですとか知的に優秀と思えるような人が少なくありません。

アルコールを飲むと、記憶力が低下し、筋肉が弛緩します。そして、リラックスし饒舌(じょうぜつ)になり、よく喋るように人はなりますが、これはアルコールが脳内のGABAレベルを直接的に上昇させることに起因します。

脳内のGABAレベルが上昇すると、リラックスするので、筋肉は和らぎ、心もくつろぐので多弁に人はなりやすいのです。

アルコールと抗不安薬の作用機序は酷似している

しかしながら、このとき明らかに人間は馬鹿になっていますね。よく「酒の勢いで・・・・・・」というような語源が古くから存在しているように、酒に酔って、衝動的で無計画な行動や言動を人はとりやすくなる。実際、本当にIQが下がっているわけです。

そして、アルコールと抗不安薬の作用機序は酷似しています。

馬鹿になればリラックスできる

要するに、言葉は悪いですが、馬鹿になればリラックスできるということになります。頭の良い人は良く考え、思考能力や記憶力が高い故に、その代償として、リラックスすることが苦手でパニック障害のような神経症になりやすい。

これは強迫性障害でも何でもそうです。

よって、その克服のための一法として、薬物療法によってGABAレベルを上昇させるという手段があります。しかしながら、薬物は化学物質ですから、健康によくなく、特に脳が発育途上の年少者には有害です。

そのため、害をなるべく出さない克服法の選定が要求されます。

(まとめ)

・パニック障害を克服するのに薬物療法は有効
・パニック障害に有効な抗不安薬はGABA(γアミノ酪酸)を脳内で上昇させる
・GABAが増えると、思考能力は低くなる。したがって、リラックスできる
・薬物療法は成人以下の年齢の人には推奨できない
・抗不安薬には※耐性形成が存在する
(※次第に薬の効きが悪くなっていく現象)

・もっと安全で有効な克服法は存在する
(参照:)
(英文が読める方へ↓)
http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/panic-attacks/basics/definition/con-20020825

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パニック障害をヨガで克服(最新版)

パニック障害をヨガで克服

ヨガには不安を減弱する強力な効果があります。そのため、パニック障害を克服するのにヨガはかなり役に立ちます。
ヨガはさまざまな種類に分けることができますが、ここでは、体を動かして行うハタヨガについて解説したいと思います。

パニック障害の人の身体的特徴

パニック障害の人は背中まわりやみぞおち周りの筋肉が硬化しており、常に、浅く弱い呼吸を繰り返しています。筋肉が凝っていると、ヒトはリラックスできません。お風呂に入ったり、お酒を飲むとリラックスできるのは、筋肉が柔軟になるからです。

しかし、ヨガを行うことでも、筋肉を柔軟にし、呼吸を深くすることが可能です。ヨガで筋肉が柔軟になると、精神的に安定してくるので、パニック障害の発作や予期不安はあまり起こらなくなっていきます。

(参考:)
パニック障害を運動で克服
パニック障害を呼吸法で克服できる?

パニック障害克服に効くヨガのポーズの種類について

ヨガのポーズといっても、何でもかんでもパニック障害に効果があるというわけではありません。
パニック障害に効果があるのは、主に前屈系のヨガのポーズです。

前屈系のポーズをすると、背中の筋肉が強烈に伸び、腹筋が強烈に収縮します。パニック障害のようにストレスフルな毎日を送っている人では、ことに、みぞおち付近の筋肉が委縮硬化しています。

前屈系のヨガをやると容易にリラックスできる

そうすると、自然な横隔膜の上下運動が阻害されますので、浅く弱い、精神不安定な人の特徴となる呼吸状態に必然的に陥ります。
しかしながら、前屈系のヨガを実行することで、みぞおちの筋肉がリラックスするので、横隔膜の上下運動もスムーズになり、常時、より深い呼吸ができるようになっていくという話です。

そして、呼吸が深くなると、自然とヒトの心はくつろぐのです。

私の過去のクライアントにはヨガのポーズを毎日行うことで、パニック障害をはじめとする神経症を克服したという人も数多く存在していました。

パニック障害に特に良く効くヨガのポーズ

・パスチモッターアーサナ
・ハラアーサナ

パスチモッターアーサナ

これは、主に初心者向け、前屈系ヨガのポーズです。中身はとても簡単で学校の体育の授業でやったような、床に足を投げ出して揃(そろ)えて座り、背筋を伸ばした状態のまま、みぞおちを膝につける面持ちで前屈していきます。

みぞおちが、膝についたらその状態で15~30秒自然な呼吸でいてください。
(体が硬い人はヨガを行っていくと日に日に体は柔らかくなっていくので無理は禁物です。)
これを1セット~2セット行い、しばらく目を閉じて、静かに休んでください。脳から快感物質が放出されていることに気が付くはずです。

パスチモッターアーサナの注意点は、背筋を丸めずに背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと前屈していくことです。このヨガのポーズを行うと、不安がなくなり、即座にリラックスできていることにあなたは気が付くことでしょう。
このヨガのポーズは、パニック障害だけではなく、不眠症にも効果があります。

ハラアーサナ

これは社級~中級者むけのヨガのポーズです。
やり方は至って簡単で、仰向けに寝た状態で、足を次第に上げていき、頭の先の床につけます。
(足先が床につかない人は無理につけるようなことはしないでください。徐々にできるようになります。)
その状態をキープし、15秒~30秒維持します。
このプロセスを1セット~2セット行い、終了したら瞑目し数分間何も考えずに休んでください。

この姿勢は背骨を柔軟にし、同時に背中の筋肉の委縮をとり、みぞおち、腹筋を強く収縮させ、その筋肉群をリラックスさせるため、パスチモッターナーサナと組み合わせて行うことでパニック障害に対して高い効果が期待できます。

ハラアーサナは不安に素晴らしい効果の出るヨガのポーズです。

私自身、ヨガが専門のひとつではありますが、YouTube上に既にわかりやすい解説動画がありますので、世界的に有名なヨガ講師、Kino氏のヨガ動画を上に添付しました。氏の解説はとてもわかりやすいので、英語がわからない人も、上に私が書いた注意事項、ポイントを頭に入れながら視聴すれば、容易に理解できるはずです。

ヨガはいつ、何度やればいいのか?

私がお勧めするのは起床直後と就寝前の一日2回です。

起床直後

起床直後のヨガは長時間の睡眠のため、全身の筋肉は硬くこわばっているおり、一日を通して最もヨガがやりづらい時間帯です。

しかし、やりづらいほど効果が出るのがヨガの特徴です。そのため、起床直後に行うと、一日を快適に過ごせるようになります。

就寝前

就寝前のヨガは、一日で受けたストレスを解消するためにも、良質な睡眠を確保するためにとても有効です。特に不安やストレスを強く感じるときに、上で説明した前屈系ヨガのポーズであるパスチモッターアーサナ、ハラアーサナを実行すると、見事に解消されていることに気づくはずです。

こうして、みぞおち周りや腹筋それから背中の筋肉を柔軟にするヨガを習慣化していくとパニック障害の症状は弱まっていき、次第に日々の生活をより快活にそして元気に過ごせるようになっていく自分にあなたは気が付くはずです。

注意事項:

前屈系ばかりのヨガの姿勢を練習していると腰痛になります。そのため、前屈を行ったら必ず後屈(バックベンド系)のヨガも実行するようにしてください。
後屈は壁をつかったウォール・バックベンドを数十秒、数セットやれば十分です。

まとめ

パニック障害を克服するのにヨガは有効。
特に前屈系のヨガポーズがパニック障害や不安に効きます。
パスチモッターアーサナなどはどこでもいつでもできますので、
一日のうち必ず一回は実行する習慣を持つと良いのです。
ただし、すぐ上でも説明しましたが、前屈系のポーズをやったら、必ず後屈系も行い、バランスを取るようにしてください。

また、ヨガに限らず運動もパニック障害の克服に有効ですので、運動の習慣をつけることも大切です。
(参考:)
パニック障害を運動で克服

沖仁宏

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