パニック障害の克服に断食は有効か?

パニック障害の克服に断食は有効か?

断食は確かにパニック障害に有効です。断食をすると脳内のセロトニンが増加し、アドレナリンは抑制されます。パニック発作はアドレナリンの過剰によって引き起こされていると精神医学において定義されていますが、断食をするとアドレナリンは下がります。

断食をして怒る人はいない

たとえば、どんなに元気が良い人でも怒りやすい人でも、断食をしているさ中に、怒ったり暴れたりする人はいません。断食をすると、感情はニュートラルになり、欲望や強い衝動も消えていくわけです。

パニック障害への断食の効果は一時的なモノ

しかしながら、この変化は一時的なモノで、永続するものではありません。そういう意味においては断食はパニック障害を克服するのに有効であるとはいえません。

断食をパニック障害を克服するために一生もしくは半永久的に、
週に何度も何度も繰り返すのは、現代人にはかなり非現実的な
話です。

私はもともと断食の専門家でもあり、数限りないほどの様々な形態の断食を実行してきたという来歴があります。

↑断食の効果は一時的なモノ

私の断食体験談

私の断食の体験談をここで述べますと、断食をすると、パニック障害やその他各種の神経症の症状は鎮静化しました。

最近明るくなった。」
「小言をいわなくなった。」
と実際に家族に言われたほどでした。

たとえば、断食中はパニック発作や強迫観念にとらわれることもなくなり、吃音の症状も軽快しました。
この変化は断食をはじめて2日、3日程度で現れましたが、断食を中止するとまた元の状態に戻ってしまいました。

さらには断食は決して楽しいものではありません。

断食は楽しいものでは決してない

感情がニュートラルになるといっても、楽しい感じでは全くないですね。

知り合いの高僧の方も同じことを話されていました。
「私は数限りないほどの断食の経験を持っているが、
断食は決して楽しいものではないよね」と・・・・・・。

したがって、この状態をずっと長く継続するのは無理があり、パニック障害を克服するのにシビアに断食を用いていくのはかなり酷(こく)というものだと思います。

パニック障害の克服に断食を役立てるために

もし、パニック障害を克服するのに断食を役立てたいと考えるのであれば半断食をお勧めします。半断食とは朝昼を抜きにして、夕食だけ食べるという一日一食です。

一日一食にすると心は落ち着きやすくなります。現代人の情緒不安定の一つの大きな原因は、肉体労働をほとんどしていないにもかかわらず、カロリーの高いものを過剰に食べていることにあります。

エネルギーが過剰になると、
そのエネルギーは発散されるための発露を求めはじめるのですが、
このとき重労働といえるような肉体労働をしていないと、
「思考」「悩み」という形で、エネルギーが消費されていくわけです。

これが精神不安定の原因につながります。

ちなみに、江戸時代は一日2食でした。

よく食べるのであればよく運動しよう

要するに、沢山食べるのであればそれに比例して運動しないといけないという話になります。
運動していないのであれば、せいぜい2食で十分でしょう。3食食べるのであればきちんと運動をしないといけません。

(関連:)
パニック障害を運動で克服
パニック障害をヨガで克服
パニック障害をマインドフルネス瞑想で克服

(まとめ)

ちなみに、断食は自己流で実行すると危険です。特に長期のモノになればなるほどそうです。したがって、もしどうしてもやりたいのであれば、断食道場のようなところで専門家の元で実行すべきです。

もし自分で行いたい場合は、週数回、半断食程度に抑えておいた方がパニック障害の克服に有効です。

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パニック障害を克服

パニック障害を克服

パニック障害を克服するのは難しい話ではありません。(※正しい克服法を用いた場合)パニック障害は芸能人にも多いといわれ、世界各国、特に先進国において近年激増している精神疾患の一種です。(旧称:心臓神経症)

パニック障害の症状

主なパニック障害の症状は、急な動悸、過呼吸などのパニック発作が予測不可能の状態ではじまり、当人は電車の中やあるいは飛行機の中で、パニック発作に見舞われるのを恐れ、そのような密閉された環境を避けてしまう人が少なくありません。

このような症状を医学的には予期不安と呼称します。

他には、広場恐怖ですとか上述したような閉所恐怖などといった特定の恐怖症(不安障害)を合併している場合も少なくありません。このようにパニック障害とは不安障害の一種なのです。
(パニック障害は昔は神経症だとかノイローゼと呼ばれていました。)

パニック障害は本当に克服できる

しかしながら、パニック障害を克服できるものであります。

パニック障害を克服する場合と、その親戚とされる強迫性障害の克服の仕方は非常に似通っています。その理由は、パニック障害は感情コントロールに問題を抱えている脳の物理的な機能障害であり、性格や心の問題によって発症するものではないからであります。

パニック障害の人が、強迫性障害を抱えることは少なくありません。

何故かというと、パニック発作の予期不安(゠強迫観念)に頭がとらわれているとみることが可能であるからです。予期不安が執拗に生じること自体が強迫観念に囚われていると見なすことも可能なのです。

(参考:)
姉妹サイト

したがって、この種の感情コントロール障害、不安障害(゠神経症)というものは、その多くが親戚関係のようなものが少なくないのです。そして、その症状を産みだしているのは、純粋にあなた自身の脳(Brain)です。

パニック障害を克服するには脳の機能を変えないとダメ

話が少し横にそれたので元に戻しますが、

要するにパニック障害を克服するには、脳機能レベルにおける介入法がその克服のために必要不可欠になるわけです。

パニック障害は脳機能の問題

したがって、パニック障害を克服するために心理カウンセリングを受けてみたりやインナーチャイルドセラピーを受けて、潜在意識(無意識)を癒してみても未来永劫(えいごう)、克服しようがないものです。

無意識や潜在意識の知識はパニック障害を克服するのに必要ない

精神疾患というものは脳の病気であるので、潜在意識とか心の傷を癒すとか、ほぼ関係ないです。(勘違いしている人が非常に多いのでここで誤謬(ごびゅう)を正しておきますが、過去の私もかくいうその種の精神世界にどっぷりつかった人間の一人でした。)

脳の機能をきちんと正していく治療法をとらないと、このパニック障害に限らず、社会不安障害も対人恐怖症も克服することはできないという話になるわけです。

パニック障害を克服するのに無効なモノ、有効なモノ(まとめ)

【パニック障害克服にほぼ無効なもの(※気休め含む)】

・心理カウンセリング
・インナーチャイルドセラピー
・催眠療法
・精神療法
・心理療法
・認知療法
・認知行動療法
・暴露反応療法

【パニック障害克服に有効なもの】

・サプリメント療法
・薬物療法
・運動療法
・マインドフルネス瞑想療法

という比較的簡単な構図になります。

心理カウンセリングやセラピーでは治らない

前者はごく軽症のパニック発作には多少効果がある場合がありますが、パニック障害を産み出している神経質な性格ですとか気質といった本質的な問題は、一切解決できません。あくまでも補助や気休めとして機能するものです。

後者は中度から重度のより遺伝要因が濃厚であると見なすことが可能な比較的重度のパニック障害の克服に非常に有効になります。
全く味気ない無機質な話になってしまいましたが、真実とは常に残酷なものなのです。
(過去の私はこの事実を認めることが本当に嫌でした。)

パニック障害を克服するにはまず事実を冷静に確認しよう

パニック障害を克服するのに、基本的に心理療法や精神療法は一切無効です。無効というのはやや極端な誤った表現かもしれませんが、一時的な気休めにしかならないという形容であれば、反駁(はんばく)の余地はもはやないでしょう。

たとえば、パニック障害は骨の歪みが原因だとする説がありますが、科学的な根拠が一切存在していないわけです。

そのようなものでもし、本当にパニック障害が治るのであれば、そもそも誰も苦労しませんし、その種の方法が効果があるのであれば、米国のような医療技術の進んだ国家の精神医療の臨床において、既にその種の治療法は採用されているはずです。

たとえばですが、
そのような方法でパニック障害を本当に克服できるのであれば、お風呂にでも浸かって筋肉をゆるめてリラックスすれば、誰しもそもそもパニック障害などかかっていなどいないはずの話になります。
(筋膜の委縮硬化が骨の歪みを産むため)

民間療法は危ない


また、パニック障害を克服する場において、潜在意識を書き換える、インナーチャイルドを癒すというのもすべて嘘の話になります。

潜在意識を書き換えても神経質という気質自体は変えようがないものであるからです。冷静になって考えてみればわかると思いますが、潜在意識を書き換えることで、黒人が白人になれますか?あるいは白人が東洋人になれるのでしょうか?

遺伝子自体が異なっているので100%無理です。

この話が、パニック障害の克服を真剣に願う人の中においても、適応できます。

遺伝子が脳の機能の傾向(゠性格、気質の傾向)をコントロールし、症状を発現させているわけです。性格を変えたい、症状を治したいと思っても、遺伝子で既に決まっているので、極軽症例は除いてはその望みは叶わないわけです。

しかしながら、理論も科学性も実験再現性も全くない克服法で本気で治ると思い込んで閉まっている人が意外と少なくないようです。

パニック障害を克服する手順について

(参考:)
パニック障害を運動で克服
パニック障害をマインドフルネス瞑想で克服
私のパニック障害克服体験談

↑パニック障害を克服するのに必要なことが上の記事には書いてあります。すべてを同時並行して実践していくことがコツです。

(まとめ)


パニック障害を克服したいという人はそもそも神経質という性格を変えたいと思っている人が少なくない。したがって、性格まで変えていく克服法の選定が大切になってくるわけです。

こうしてやっていけばパニック障害は意外と簡単に自力で克服できるでしょう。

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(最終更新:2018/01/18)

パニック障害を克服【よくある質問】

パニック障害を克服【よくある質問】

パニック障害を克服するうえでよくいただく質問についてまとめました。

①パニック障害を克服するのにどれくらいの期間がかかりますか?

私の場合は、半年から1年くらいかかりました。(薬未使用です。)
これは私の他のブログにも詳しい話が書いてありますので、
参照していただければと思いますが、毎日、夜、ランニングする習慣をつけ、
5㎞~10㎞走っていました。

それと同時に、当時、大学受験を控えていたため、
ひたすら勉強をしていたのです。

(参考:)
私のパニック障害克服体験談
パニック障害を運動で克服

ランニングという運動の習慣をつけ、受験勉強という作業に集中したことがよかったのだと思います。森田療法の創始者、森田正馬は心臓神経症(今でいうパニック障害)を持病として抱えていましたが、あるとき東大在学中にこのままではよもや留年という危機的状況に追いやられました。

そして、発明は必要の母ではありませんが、何としてでも留年を避けるために、ひたすら勉強に集中したと言います。すると、心臓神経症はいつのまにかなくなっていたと言いました。

何か一つの作業に集中すると、パニック障害を忘れた状態になります。これが彼の症状の消失につながったわけです。

彼の創始した森田療法はこの経験をベースにしています。過去の私の神経症の克服も、これと同じような話だったのではないかと思います。

②パニック障害を克服するのに心理カウンセリングは有効ですか?

心理カウンセリングや精神療法の類はパニック障害の克服において、あくまでも補助(サポート)となる存在です。
根本的な解決にはまずなりません。

(参考:)
パニック障害は心理カウンセリングで克服できるのか?

③パニック障害の原因はそもそも何なのでしょうか?

遺伝的なものがほとんどです。過去のトラウマや経験も関わりますがそこまで重要なモノではありません。
(環境や経験も多少は影響はします。)

酷い心的外傷経験をしてもパニック障害どこ吹く風の人はいくらでもいます。もともと神経質なひとでなければパニック障害にはまずならないわけです。もともと神経質な人が心に深手を負うような痛烈な経験やストレスを抱え込むことで、パニック障害ははじめて発症するわけです。

繊細な人でなければ発症はまずしません。

パニック障害の人では、脳内の神経伝達物質的には、グルタミン酸やアドレナリンが過剰になっており、反対にGABA(γアミノ酪酸)が低下していることが知られています。

これは遺伝的な形質が大きいです。

④パニック障害と強迫性障害の違いを教えてください。

パニック障害も強迫性障害も同じ神経症の一種です。要するに両者は親戚のようなものでかなり似ている心の病気です。
強迫性障害とは、些細な考えに頭が縛られ身動きがとられなくなる人に多いです。

パニック障害とは、パニック発作を恐れるあまり(予期不安)、身動きがとれなくなる状態を指して言います。しかしながら、予期不安を強迫観念と捉えることも可能ですので、パニック障害も強迫性障害も親戚関係にある心の病であまり診断名自体は重要ではないといえます。

(参考:)
姉妹サイト

⑤パニック障害は頭がいい人に多いのですか?

基本的に神経症になる人はもともと頭が良い場合が少なくありません。頭がいい人というのは良く物事を考えられる人のことです。
私のクライアントの方では高学歴の人はかなり多いです。海外有名大学や国内でも旧帝レベルの人が多くいます。

⑥パニック障害を自分で克服することは可能なのでしょうか?

普通に可能でしょうね。パニック障害に限らず、神経症には正しい克服法を用いる必要があります。

ただし、こういった方法論はほとんど世間に知られていません。

⑦パニック障害とパーソナリティー障害は併発することは多いのでしょうか?

パーソナリティー障害の定義と神経症の定義づけを行った学者(診断基準書の編集者)が(おそらくですが)異なるため、別々の名称が与えられているので、両者は無関係のように見えますが、実は密接につながっています。
たとえば、パニック障害の人が、境界性パーソナリティー障害の診断基準をやると該当してしまうことはままあります。

逆に回避性パーソナリティー障害の人がパニック障害の診断基準をやってみるとほとんど該当してしまうことは多いです。
この原因は、上に述べた通りですが、診断基準書(DSMやICD)の編集者が神経症とパーソナリティー障害では別分野の学者が行ったことにおそらく起因することだと思っています。

⑧沖先生のパニック障害はどの程度、酷かったのでしょうか?

過去の私のパニック発作は酷かったのですが、それよりも重症化していたのが強迫性障害の症状でした。パニック発作を経験したのは主に大学時代で、私に取りついていたのは強迫神経症の加害強迫が特にひどく、これは中学生ころからずっと続いていました。

また、境界性パーソナリティー障害の診断基準にも思い切り該当していました。(すぐに他者の評価が二分する、些細なことで傷つきやすいなど)

⑨パニック障害を克服するのに重要な心構えを教えてください。

・自分を病人扱いすることをやめること
(たとえば、自分のことをパニック障害者などといって、障害者扱いすることはよくないですね。。。せいぜい、「自分はあがり症が酷い」程度に無理にでも思い込んでおくことが大切です。「自分は○○病なんだ」、「○○障害なんだ」みたいなことを、意識的にあるいは無意識的に自分に言い聞かせる習慣は止めた方がいいです。病人というメンタリティーを捨てないと、克服の方法は見えてこないような人間の脳はできています。
RAS(網様体賦活系)が機能するからです。これはカクテルパーティー効果と同じ話で、人間は自分の見たい聞きたい情報しか、認識することができなくなります。
自分は病人であるというメンタリティーが強固だと、無意識のレベルでは病人であることが好きということになってしまいますので、引き続き、パニック障害という病人であるのに必要な情報ばかりが頭に入ってくるようになってしまうからです。

自分は心身健康な人間であるというメンタリティーが作れていると、心身が健康になるために必要な情報ばかりが脳に入ってくるようになります。すると、克服の方法も自然とわかってくるようになるという算段です。)

⑩パニック障害を克服するのに今すぐできることはありますか?

・運動の習慣をきちんとつけること。
・マインドフルネス瞑想の習慣をつけていくこと。
・生活面では、何か仕事や趣味に没頭することです。

「病は忘れたときに治る」という言葉がありますが、これは至言です。パニック障害は意識を他のモノに向けていると、「パニック障害を忘れた状態゠治った状態」になります。

一番良くないのが、ネットで「パニック障害は克服できない」、「パニック障害は一生治らない」うんぬんみたいな文章を四六時中見ていることです。人間は視覚情報に最も洗脳されやすいので注意したすることが大切です。

⑪沖先生に申し込みをされた方に有名人は存在していますか?

います。これは私の他のブログでも書いてあることですが、その方から(厳密には代理人の方)最近、有名週刊誌の取材に一緒に出てくれないかという打診がありました。
私自身、取材、寄稿の類は私は受けておりませんのでお引き受けしませんでしたが、世界的有名人でも精神的な問題を抱えている人は少なくないですね。

なお、余談ですが、その方から記事の執筆依頼が来ていますので運営ブログの方に掲載するつもりです。

⑫パニック障害に薬物療法は有効ですか?

パニック障害の原因はA系モノアミン物質、アドレナリンが過剰になっており、GABA(γアミノ酪酸)が欠乏していることです。したがって、GABAを増やす薬を飲んでいけば症状は治まっていきます。しかしながら、薬物療法よりもさらに効果的な克服法は存在しています。

ただし、あまりにもパニック発作や予期不安が強すぎて社会生活に支障をきたしているのであれば薬は飲むべきだと思います。

パニック障害を薬物療法で克服

⑬パニック障害にカフェインはよくないでしょうか?

良くない場合が多いです。カフェインは中枢神経刺激剤で、薬理学的には、ドパミンやアドレナリンを増やします。すぐ上で述べましたは、アドレナリンが増えると、パニック発作を起こしやすくなります。

神経が興奮するからです。

カフェインの血中濃度半減期(血液内にとどまる時間)は意外と長いですので、一日何度も何度も飲んでいると、カフェイン過剰からくる過緊張状態に陥る場合が少なくありません。
カフェイン過敏症がある場合はことに注意が必要です。

⑭パニック障害の克服に自律訓練法は有効ですか?

ある程度までは有効です。しかし、この種の催眠の類ではパニック障害の根本的克服は極めて難しいです。生まれつきの脳の機能が「パニック障害脳」もしくは「神経症脳」ではありませんが、そのように繊細に生まれついてしまっているからです。

催眠や自律訓練法で肌の色や容姿を変えることはできないように、脳の機能を変えることはできないという話です。このような実例を考えれば、催眠療法のあべこべさは一目瞭然でしょう。

⑮重度のパニック障害はそもそも治るものなのでしょうか?

統合失調症と言われていない限り治ると思います。

⑯パニック障害に暴露反応療法は有効ですか?

ある程度までは有効です。暴露反応療法とはつまり、「自分の苦手とする状況に慣れてしまうということ」です。人間は苦手な状況や環境にある程度まで慣れてしまうことができます。

しかしながら、「ある程度まで」と書いたのは、暴露反応療法にも限界があるからです。些細な事を気にしやすい、ナイーブな性格すなわち神経質という気質自体は、暴露反応療法をいくら繰り返しても克服しようがないものです。ですので、「ある程度まで」という話になります。

⑰根本的な気質的改善は何をもって可能になるのでしょうか?

特殊なサプリメントを用いた克服法が基本です。

⑱パニック障害の人はマインドフルネス瞑想はやらない方がよいですか?

パニック障害といった神経症の人は、思考過剰、雑念塗れの脳の状態になっています。これは精神論の話ではなく、単純な脳機能の問題になります。雑念や思考が生じやすい脳の状態になっている限り、何時間座ろうが、何時間、瞑想しようがいつまで経っても瞑想が瞑想になりません。

パニック障害の人の場合、マインドフルネス瞑想よりも、運動(動的マインドフルネス瞑想)の方が、有効です。体を動かしていると、雑念や思考自体が生じづらくなるから効果的です。

(参考:)
パニック障害をマインドフルネス瞑想で克服

⑲パニック障害の克服にヨガは良いですか?

良いです。ヨガもまた動的マインドフルネス瞑想になります。不安に効果的なものは特に前屈系のヨガポーズです。前屈のポーズ(パスチモッタ・アーサナ)、鋤(すき)のポーズ(ハラ・アーサナ)などが有効です。

しかし、前屈ばかりやっていると、腰痛になりますので、バックベンド(後屈)のポーズも必ず一緒に実践するようにしてください。
(参考:)
パニック障害をヨガで克服

⑳パニック障害は性格の問題や考え方の問題ではないのでしょうか?

脳の問題です。脳の機能が心、性格、考え方を生みます。したがって、ここから逆算してみてみれば、性格や考え方の問題は、脳機能の問題であることが分かります。つまり、「パニック障害脳」、「神経症脳」に介入することが問題の解決につながります。

(参考:)
パニック障害は考え方を変えるだけでは克服できない

㉑パニック障害を短期で克服できる人はどういった人でしょうか?

・他人に責任転嫁をしない、依頼心の少ない人。
・統合失調症と医師から診断を受けたことがない人。
・比較的軽症であると見られる人

などです。

(参考:)
パニック障害を克服するのにかかる期間

㉒パニック障害に効く漢方について教えてください。

漢方ですと、加味逍遥散や抑肝散などが有効です。しかし、個人差があるので両者のうちどちらが有効かは人によって違います。

㉓沖先生が個人指導の際、教えてくださるシークレットメディシンというものは漢方とかではないですよね?

違います。特定のサプリメントを特定の組み合わせで用いながら、同時に運動やマインドフルネス瞑想を並行していくという最先端の克服法です。
(パニック障害に限らず、強迫性障害や境界性パーソナリティー障害などの感情系の心の問題に有効な最先端の方法論です。)

㉔沖先生はUCLAの医療実験に参加したのですか?

はい。私はUCLAの医療実験に参加した人間としては唯一の日本人だと思われます。そのため、各種神経症、ノイローゼを克服する方法が手に取るようにわかるわけです。
(このことについては、他のサイト、ブログも参照ください。)

㉕パニック障害にインナーチャイルドセラピーや潜在意識の書き換えといった自己啓発に良く出てくるような理論は有効ですか?

有効ではありません。それらの方法では脳の機能に効果的に介入できるわけがないからです。
催眠療法も同様の話になります。

(参考:)
パニック障害を催眠療法で克服できるのか?

㉖パニック障害に断食は有効ですか?

一時的な有効性はあります。しかしながら、断食は絶食している期間内だけ効果が現れ、断食をやめればすぐに元に戻ります。やるのであれば半断食程度が良いと思います。
長期の断食は自己流で行うのは危険です。

(参考:)
パニック障害の克服に断食は有効か?

㉗パニック障害に首(ストレートネック)は関係ありますか?

一切ありません。民間療法士がこの種の話を広めていますが、民間療法士はこの種の話をしたがります。たとえば、「うつ病の原因は脊椎の歪み」だとか、「整体で難病が治る」だとか、「骨がゆがむと脱毛が起きる」とかといったそういう支離滅裂な話を広めています。

あらゆる病気が骨の歪みで起きると言えば言うほどネットで書けば書くほど、潜在顧客のすそ野が広がるためです。要するに彼らがやっているのはコンプレックス商法というわけです。
もし、それらの方法がパニック障害に有効であるという科学的根拠が見いだせるのであれば、その種の療法で国際論文が多数発表されているはずです。ところが、そのような論文はほぼゼロといえるほど皆無です。効果がない証拠だと推測可能です。

㉘パニック発作が起きるときと起きないことがあるのですが、なぜでしょうか?

その日の体調の良し悪しは必ずだれにでもバイオリズム的にあります。一般に体調が悪い日にパニック発作は起きやすくなるはずです。また、過度のストレスを抱え込んでいる場合も起きやすくなります。

㉙パニック障害に専業主婦が多い理由を教えてください。

おそらくですが、専業主婦になると孤独に家にいることが多くなることが原因だと思います。孤独に家にいると、余計なことを考える時間が多くなります。そうすると、悩みが深くなるので、不安が大きくなります。

また、孤独であることは、人間は社会性の生き物ですから、オキシトシンといった、愛着ホルモンの低下を招きます。そして、オキシトシンが低下すると反対にストレス系物質アドレナリンやコルチゾールは増加します。
そのため、専業主婦において、パニック障害が増えているのだと推測できます。

㉚パニック障害を克服するとどうなりますか?

パニック発作は起きなくなります。また、大らかでより社交的な性格に変わっていきます。不安も大幅に減るので予期不安もなくなりますね。私の場合は強迫性障害の方が重症でしたので、OCDの場合も克服するとそんな感じになります。克服後は、めんどくさがりで、細かいことがあまり気にならなくなるという実感もありますね。

※この記事は逐次、追記を繰り返していきます。質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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パニック障害と電車【対策】

パニック障害と電車【対策】

パニック障害の人では電車のような乗り物に乗るのが苦手な人が多々いらっしゃいます。なぜ、パニック障害の人が電車を苦手とする場合が少なくないのかというと、電車に乗ると、一定時間、拘束されることになるからです。

たとえば、乗車中にもし、パニック発作が起きたら、どうにもならないことになってしまいます。
そのような懸念が当事者を苦しめているわけです。

パニック障害で電車を苦手とする人は多い

事実、山手線だとか高崎線だとかそういうメジャーな路線に乗っていると、度々、電車が緊急停車することがあります。

車内アナウンスでは、「乗客のお客様の中で体調が悪い人がいるため停車いたしました」と説明されたりしていますが、中にはパニック発作が起きて倒れこんだ乗客の方もそのような方のうちで実は少なくないのではないかと私は推測できます。

パニック障害の人が電車を苦手とする理由

パニック障害の人が電車を苦手とするのは、
電車が、飛行機のような乗り物と同様に、

・一定時間拘束される(自由自在に自由意志で途中下車できない)
・乗客が多いときは、酸素が欠乏しやすい(特に地下鉄。※下記参照のこと)
・閉鎖空間である
・他人と顔を合わせるために、過度のストレスを感じやすい
・・・・・・
といった条件を満たすからです。

過去の私の体験談について

過去の私は、パニック障害の症状(心臓神経症)は他の神経症とともにありましたが、そもそも電車は特に苦手とはしませんでした。
しかしながら、乗車中にパニック発作を起こしたことが一度だけあります。

海外の地下鉄(満員状態)に乗っていた時に、「窒息してしまうのではないか!」と思えるほど息苦しくなり、気分が悪くなったため、急遽(きゅうきょ)、途中下車したことがあったわけです。

このとき、私は医師から新しく処方された抗うつ薬を飲んでいました。

私の場合ですが、抗うつ薬はただ症状を劇的に悪化させただけでしたので、当時を振り返ってみても、これしか原因は見つかりません。なぜなら、私には電車内におけるパニック発作の経験がそれまで一切合切なかったからです。(飛行機も大丈夫でした)
(参考:)
私のパニック障害克服体験談

パニック障害の人が電車を克服する対策

①満員電車を避ける
②各駅電車を利用する
③車内で瞑想を行い、意識をそらす
④抗不安薬を用意しておく
⑤乗車することに慣れる

などが有効です。
では、
順を追って説明していきます。

①満員電車を避ける

満員電車だからといって、酸欠状態になっているということは実際は科学的にありえないのですが、外の外気に比べると、人が多数乗車している満員電車内の空気は、酸素濃度は薄くなってはいます。
そのため、その変化に敏感な人の場合、パニック発作を起こす可能性が高くなります。

自分でできる対策としては、朝、早起きして、ラッシュ時の乗車を避けるということや、退社時の場合も数本待てば、帰宅ラッシュの乗車を避けることができたりしますので、ラッシュ時の電車はあえて避けるという方法です。

また、どうしてもそれが無理な場合は、グリーン車を利用するのも一法です。

②各駅電車を利用する

この理由は、読む前から簡単に理解できるかと思いますが、急行電車や快速電車では融通の利いた途中下車が、各駅電車のようにできなくなります。そのため、もしパニック発作が起きた場合、もしくはその予期不安が生じた場合、ある程度の長い時間、降りることができなくなるわけです。

そういうわけで、パニック障害を抱えているという自覚のある人、そしてことに、電車が苦手な人は必ず各駅電車を利用するようにすると良いのです。

③車内で瞑想を行い、意識をそらす

車内で瞑想を行うこともお勧めです。パニック障害をはじめとする神経症は症状を意識しだしたとたん酷くなります。「緊張しまい!」「パニック発作を起こさまい!」と気張れば気張るほど症状は強く出るわけです。

マインドフルネス瞑想を行うと、呼吸に意識が集中するので、雑念や予期不安の方への想念はかなり薄まります。ただし、重症度の比較的高いパニック障害の人にはこの方法は向きません。
(参考:)
パニック障害をマインドフルネス瞑想で克服

④抗不安薬を用意しておく

抗不安薬を飲めば、過呼吸や発作が起きることはまずなくなります。脳内のGABA(γアミノ酪酸)濃度が上昇すると、自然とリラックスできるからです。あまりにも症状が酷い場合は、抗不安薬を携帯されることをお勧めします。
(参考:)
パニック障害を薬物療法で克服

⑤乗車すること自体に慣れる

電車に乗るのが苦手でも、何度も何度も何十回も乗ることを繰り返すと、パニック障害を抱えていても電車に慣れることはある程度までは可能です。

これを専門には暴露療法と呼びます。暴露療法もある程度まではパニック障害に有効ですので、電車に慣れてしまうというのも、パニック障害を抱える人の電車(乗り物)対策として有効です。
(参考:)
パニック障害を森田療法で克服できるのか?

まとめ

パニック障害の人が電車を克服するために必要な対策をまとめましたが、電車は飛行機ほどは恐怖の対象にはなりえないと私は思います。たとえば、飛行機の場合、海外便ですと10時間途中で降りれないなんてことが通常ですが、電車の場合は、せいぜい急行や快速でも長くて数十分です。
(関連:)
パニック障害の人が飛行機を克服する対策

しかし、電車は身近な存在であるがゆえに、パニック障害の人を苦しめている印象がより強いです。
当ブログにはパニック障害を克服するうえで大切なことが書かれていますので、根本解決したい方はぜひお読みになられてみてください。

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パニック障害は心理カウンセリングで克服できるのか?

パニック障害は心理カウンセリングで克服できるのか?

パニック障害は脳の機能によって生じる物理的現象で、考え方や性格の問題ではありません。結論を先に言いますと、パニック障害を克服するのに心理カウンセリングはほとんど機能しません。

心理カウンセリングの位置づけについて

あくまでも、心理カウンセリングは「補助」、「気休め」としては機能するのですが、パニック障害の克服法の主役になるべきものでは実はありません。

実際に心理カウンセリングを受けて、パニック障害もろもろの神経症が治ったという人はほとんど観たことも聞いたことも私はありません。
過去の私は、心理カウンセリングを数年間受けていましたが、私の神経症の症状に対して全く効果はありませんでした。

話をセラピストや心理カウンセラーにすることで、一時的にそのときその場では多少癒された感じ、心が軽くなった感じはしたのですが、寝て起きればまた元の状態に戻ってしまったわけです。このプロセスを数年繰り返しても効果なしでした。

パニック障害の克服に心理カウンセリングは有効ではないという多くの声

海外の精神医療でも多くのパニック障害の方が、心理カウンセリングでは克服できないといっていますが、それは当然の話です。脳の機能がパニック障害を生んでいるわけで、脳の機能は遺伝によってかなり左右されています。

性格の遺伝率はかなり高いことが遺伝学において知られていますが、パニック障害になりやすいような繊細な気質も当然ながら遺伝します。
心理カウンセリングを受けても効果がないという声がネット上の多数を占めるのはこのためです。

心理カウンセリングではパニック障害の脳機能に介入できない

この性格が問題になっているのであって、これは遺伝から来ているわけです。それを心理カウンセリングによって克服するという話はかなり無茶苦茶な無理のあるストーリーになります。

パニック障害を心理カウンセリングで克服することは極めて難しいのです。実質上ほぼ不可能といっても過言ではありません。

心理カウンセリングは科学的な根拠が存在しない現実

というのも、脳科学の進展により、心理カウンセリングも含めた古典的心理学は否定されており、心理療法がパニック障害や強迫性障害に有効であるとする科学的根拠は、国際論文において、その信ぴょう性の高さを証明することはできていないわけです。

そもそも、心理カウンセリングには二重盲検法(Double Blind Trial)が使用できないわけで、これでは仮にパニック障害の克服に心理カウンセリングは有効であるとする向きの結論が出たとしても、科学的論拠として極めて脆弱であるということになってしまうわけです。

心理カウンセリングは克服の補助としては機能する

国際的に見ても、パニック障害やうつ病に対して、心理カウンセリングは根本的な解決にはならないとする見解が主流です。あくまでも補助として機能するものだからです。

よくインナーチャイルドや無意識下のトラウマによって、症状は引き起こされるという意見がありますが、そういう話はすべてでたらめで、科学的な根拠など一切ありません。カルトがこういうことを良く主張するので、そういう人や団体には気を付けた方が良いでしょう。

カルトに注意:

心理カウンセリングを受けることで魂が癒されたり、傷ついたインナーチャイルドが癒されたり、無意識のトラウマが消滅するということはありません。
脳の機能によって、「心の傷の記憶゠トラウマ」を制御し生きていくことがパニック障害を克服することの本当なのです。

(まとめ)

パニック障害の克服に心理カウンセリングは根本解決にはならないことがほとんどです。
ただし、心理カウンセリングは「補助」としては機能しますので、自分でできる克服法と併用させると効果的です。

沖仁宏

パニック障害を克服 (←トップページへ戻る)