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パニック障害の残遺症状を克服する方法

パニック障害の残遺症状を克服する方法

 

パニック障害には残遺(ざんい)症状というモノがあります。
一般に残遺症状と聞くと難しく捉えられる方が少なくないかと思われますが、難しいものではありません。

 

今回は残遺症状とその克服法に関して簡単にまとめておきます。

パニック障害の残遺症状とは?

 

残遺症状とは、主に精神病に用いられてきた用語で、急性期を過ぎた患者に主に発現するモノであると定義されております。

主な症状は、感情の鈍麻化や言語的または非言語的コミュニケーション能力の低下、抑うつ傾向、行動性及びモチベーションの低下等を指して言われますが、急性期のような明確なモノではなく漠然とした症状を主に指す場合が多いです。
 

残遺症状と聞くと難しく感じますが、一般論としては、寛解後に残る症状と捉えられていただいて構いません。

 

 

最近ではパニック障害に対しても使用されるようになっております。


パニック障害に関しても同じ話で一般には、
寛解後に残存する“身体または心身の不調”といった意味合いが強い用語
となります。

パニック障害における残遺症状とは以下の通りです

 

  • 慢性的な首や肩のコリ
  • 常態化した抑うつ傾向
  • パニック障害の主症状(パニック発作、予期不安)よりも不安の強度はないが漠然とした不安を抱えている
  • 自律神経の不調
  • 冷や汗や悪寒またはのぼせ感が続く
  • 実行機能*の低下 (*ワーキングメモリの機能低下を指し、ワーキングメモリとは感情コントロールや短期記憶を司り、不要な情報を遮断し、物事の段取りに密接に関わります。したがって、ワーキングメモリは仕事や学業をスムーズに遂行するのに不可欠な脳の機能を指す)
  • 動悸や息切れ
  • 疲れやすさ(易疲労性)
  • 不眠または就眠の困難さ
  • 頭に霞がかかったような気が晴れない、頭が回らない状態が続く

などで、パニック障害の残遺症状は漠然としたものであり、パニック障害の良く言われる急激なパニック発作また強烈な予期不安というような”明確なモノ”ではありません。

「漠然としていて、何だかわからないが心身が不調である」・・・・・・
そういった症状を指し残遺症状と形容する場合が多いです。

上述通り、寛解後に残存する症状を指す場合が殆どとなります。

 

パニック障害の残遺症状を克服する方法

 

パニック障害の残遺症状を克服する方法はパニック障害の主症状(パニック発作や予期不安)を克服するよりもはるかに容易になります。

 

パニック障害の残遺症状とはパニック障害に付随的に発生したモノであるので主症状よりも解決は早い傾向にあります。

残遺症状はあくまでもパニック障害の主症状ではなく、付随症状であるので当然と言えば当然です。

具体的克服法

主な方法に

 

✅運動(有酸素運動、ヨガ、筋トレ等)
✅食事療法
✅サプリメントの摂取(場合によってはクスリと併用)
✅マインドフルネス瞑想の実行

✅早寝早起き(健全な生活習慣を持つ)

 

などがあります。


どれも基本的で当たり前すぎのこと過ぎて陳腐に感じられるかもしれませんが、基本的なモノの方がむしろパニック障害の克服のみならず残遺症状の克服に関してもシャープな効果を発揮します。


詳しくはこちらの記事を参照ください。

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当り前すぎることは、ともすると”気休め”と喧伝されたり、捉えられることが常でありますが、
パニック障害やその残遺症状を克服するうえで最も必要なのは実はこうした当たり前のことを当たり前に実行できるかどうかがその分水嶺となるのです。

まとめ

 

 

パニック障害の残遺症状は付随的なモノであり主症状ではありません。
主症状という根本要因があって、はじめて発生するモノです。または、その字義の通り、寛解後に残る症状と形容することも可能となります。

主症状が寛解したのであれば、残存している残りの付随的症状を克服するのはより容易になるのが通常となります。

 

したがって、残遺症状の克服法はパニック障害の主症状を克服する方法そのものとなります。

 


そして繰り返しとなりますが、
その解決はより容易なモノとなるのが通常です。
主症状が解決できたのであれば、その補完的要素の解決はすぐそこであるということが可能であるためです。

ぜひ、当ブログの情報を用いパニック障害の残遺症状を克服されてください。
当たり前のことを当たり前に実行すれば克服の道程はより短いものとなりえるはずです。

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