パニック障害の克服のキーワードは”総合性”です。
パニック障害にせよ強迫性障害にせよ治そうと思うのであれば”総合性”を理解しないとダメです。
総合性というのは部分的な単一のモノひとつひとつを全て組み合わせた状態を指します。
これでは抽象的ですので、以下、わかりやすく解説していきます。
先に結論を言っておくと、”一つの分野の専門バカにはならないで下さい”ということです。
総合性を欠いているとダメ
例えば、
(1)「パニック障害がサプリメントだけで治る」なんて嘘八百。
サプリメントだけ飲んでいたってどうにもなりません。パニック障害を産んでいるのは栄養学的側面だけではないからです。
(2)「パニック障害が運動でだけ治る」なんて嘘八百。
運動だけしたところで、自分の体に入れる栄養が不足していたり、有害な加工食品ばかりだったらどうにもなりません。
(3)「パニック障害が断食だけで治る」なんて嘘八百。
断食をしても、普段の食生活自体を正さなければ何にもなりません。体力がない貧弱な体をしていたら治りません。
(4)「パニック障害がサプリメント、運動だけで治る」なんて嘘八百。
サプリメント飲んで、運動だけしていても暇で暇で仕方のない考える時間のたっぷり与えられた生活をしていたりして、生活からパニック障害の原因が取り除かれていないとパニック障害は治りません。
パニック障害を治すといくら意気込んでいても、病人意識（病人面）が抜けなければパニック障害は治りません。
(5)「パニック障害がマインドフルネス瞑想だけで治る」なんて嘘八百。
マインドフルネス瞑想だけやろうとしても深くなりません。特に運動が不足し、忙しい生活をしない中、マインドフルネス瞑想を実行すると悩みは余計深くなり逆効果です。
結論
✅これらのもの全てを実行し、ありとあらゆる側面からのパニック障害の原因をしらみつぶしにしていく。
一つの分野だけに固執せずに
「総合的かつ包括的なパニック障害の克服方法を実行する」というのであれば正しいです。
パニック障害を治そうと思うのであれば、
あなたの生活の一から百まで、要するに生活すべてを正す必要があります。
専門家は専門バカなので一つの分野だけで「治る」「解決する」と吹聴しがちですが、これは間違いです。
彼らは視野が非常に狭い本当の専門バカです。
食事療法の指導者の所に行くと、食事のことしか言いません。
サプリメント療法の指導者の所に行くと、サプリメントだけ飲んでいれば治るなんて言っています。
運動療法の所にいくと、運動のことしか言わないのです。
断食療法の所に行くと、断食や小食のことしか言いません。
生活療法の所に行くと、生活のことしか言いません。
マインドフルネス療法のところにいくと、座禅や瞑想のことしか言いません。
睡眠クリニックのところにいくと、眠り方、休み方の指導しかされません。
認知行動療法の専門家のところにいくと、認知を正すことと、暴露及び反応妨害法だけで治ると言って、脳(神経伝達物質だとかそういう議論)を無視します。
これだと全て片手落ちになります。いくら良い食事、サプリメント、運動、生活を正しても、例えば人間関係に問題を抱えていて、毎日精神的ストレスを抱えていたらパニック障害は治りません。
例えば、私の知り合いの奥さんは長年連れ添った横暴な旦那が病気で死んではじめてパニック障害が瞬間で治りました。綺麗さっぱりにです。
この奥さんのパニック障害の原因は”人間関係”いわゆる”旦那からの精神的ストレス”が大きかったということです。
パニック障害等の心の問題を克服していく場合、ここまで細かく分析し、何がその問題の発生原因になっているかどうかを判別しないとダメなのです。
あなたの生活のすべて、眠り方から休み方、食べ方から運動から・・・・・・何から何までも総合的に正さなければダメです。
サプリメントを飲めば治るなんて話は、私から観るとはっきり言って幼稚な議論です。(こうした話を流布させた医者の所に行って治らん人が私の所に沢山きているわけです)
私の言うことが厳しく聞こえた人もいると思います。
しかし、実は簡単な事なのです。
要するに、「専門バカ」にならずに広く深く克服法をあらゆる角度から実行すれば良いだけだからです。
そして、総合性が鍵になります。
一つの方法ともう一つの方法・・・・・・そのまたもう一つの方法という風に、すべてを総合化させている克服法ほど本物だと言えます。
総合性を常に頭に捉え、あなたの生活、日常すべてを振り返り、分析し、パニック障害の原因になっていると思しき事象をすべてリスト化されてみられて下さい。
そして、それらをすべてしらみつぶしにすればよい。
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