(最終更新日:2020/12/28)
パニック障害の人に言ってはいけない言葉【禁句】
今回は「パニック障害の人に言ってはいけない言葉」いわゆる「禁句」について代表的なモノを箇条書きでまとめていきます。
パニック障害の人に言ってはいけない言葉(禁句)
✅「薬ばかり飲んでしょうがないな」
言ってはいけない理由:当人はそもそも好きで薬を飲んでいるわけではありません。しかも往々にして、薬が体に良いわけないという事実を当人は十分すぎるほど理解しています。
中には罪悪感を持ちながら治療薬を服用する人も少なくないほどです。わかっていることや悪いと思っていることを指摘されることはパニック障害の人に限らず、酷く傷つくモノです。
なるべくそのような表現は避けるようにしましょう。
✅「パニック障害なんて甘え。言い訳。メンタルが弱いだけじゃん。仮病だとかグータラ病だよ」
言ってはいけない理由:パニック障害は脳の機能異常で誰しもがストレスによって罹患する可能性がある病気です。精神が強い人ですら発症する可能性がある病気です。
例えば、極真空手の黒崎健時師範は若い頃、運動から遠ざかっていた折、パニック発作に襲われたことがあるとその著書に残しています。
黒崎師範はヤクザ顔負けの凄腕の喧嘩師で、ヤクザも避けて通る程の実力者でした。
しかし、運動をさぼり続けていたらある時、過呼吸を起こしパニック障害の症状に見舞われたそうです。
このようにパニック障害は体力に自信のある人や精神的に強いと思われている人にもある時、突然、発症する可能性のある心の病気で正確には脳の機能異常なのです。
従って、安易にこの種の人に良く世間で言われる根性論を当人に当てはめていってしまうのは良いことではありません。
✅「パニック障害は一生治らない」
禁句である理由:「病は治ると思えば治る。治らぬと思えば治りません。」不思議なのですが、諦めたらそこで試合終了なわけです。
諦めない限り克服の余地は十二分にあり、実際問題、私自身、このパニック障害及びさらに重度の心の問題が完治しているわけです。
一生治らないという催眠/洗脳にかけることになる)を迎えることになりかねません。
何故かといいますと、人間は周囲の人間、相手から言われた言葉の通りになっていくものだからです。(≒ピグマリオン効果)
パニック障害の人、本人を絶望させるネガティブな言葉は言ってはいけない(なるべく避ける)
周囲のサポートする人間も心労に苦しむことも多々あるのでその面は十二分に理解しますが、可能な限りネガティブな言葉は避けた方が、本当の意味で当事者のためになります。
逆に以下のようなポジティブな言葉をかけると非常に効果的です。
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逆に言った方が良い言葉(クーエ療法)
✅このワードを毎日時間のある時に繰り返します。(自作されても構いません)
何か月も何か月も毎日毎日しつこく行っていくと、自分の中にある常識を書き換えることが可能なのです。
文字に書いて毎日視認しながら、読む。これが効果的なのです。
この方法は英国軍特殊部隊(SAS)の人間が自伝に書かれており、毎日繰り返すことでフェイクストーリーを終いには完全に信じるようになってしまったと語っています。
最もパニック障害が治るというのはフェイクでも何もないのですが、このように、人は言葉という情報を繰り返すことで自分の中の常識を良くも悪くも変えることが出来る生き物なのです。
ジャイナ教やキリスト教、仏教の瞑想法には特定の言葉を延々と繰り返し念じていくというモノがありますが、瞑想としても機能するほどのモノなのです。
例えば、仏教の慈悲の瞑想(メッタバーワナ)がまさにこれです。
慈悲の修練
生きとし生けるものは皆幸福になりたいと思っていることを捉え、
人は生きとし生けるすべてのものに愛と幸福の心を育まなければいけない。
生きとし生けるすべての生き物が幸せでありますように。
彼らに憎しみがありませんように。
苦しみのうちにある生き物がそこから解放されますように。
私と敵対し反目するものたちが幸せでありますように。
隣の国の人々が幸せでありますように。この世界にある物、存在、神々、人々がみなあらゆる方向から幸せでありますように。
彼らが不安なく安心して過ごすことができますように。
この世界に住むいきものすべてが安心して暮らせますように。
この世界より差別や偏見がなくなりますように。
戦争や飢餓がなくなりますように。
彼らが幸せでありますように。
憎しみから解放されますように。
日々の生活を生き抜くことができますように。
彼らに救いがありますように。
彼らが幸せでありますように。
まとめ
どうか、パニック障害の人にネガティブな絶望的な言葉を語りかけるのではなく治って当たり前、克服なんて余裕だというポジティブな言葉を言い聞かせるようにされてください。
周囲のサポートする人はこのことを心掛けてみられてください。
そして当事者の方も自分自身へのネガティブな語りかけは避け、ポジティブな情報にのみ徹底して没入されてください。
パニック障害は必ず克服可能な筈です。
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