(最終更新日:2020/07/11)
パニック障害を克服するのにかかる期間
「パニック障害を克服するのに何年かかるのか?」と疑問をお持ちの方は多いことかと思います。
結論を先にいいますと、パニック障害を克服するのにかかる期間について半年から1年程度が平均であるといわれています。
なぜ、これほど時間がかかるのかというと、脳の機能がパニック障害を誘発しているのですが、”その異常な脳の機能状態を正常な状態へと再編成していくにはそれくらいの期間が必要である”とされているからです。
[1]
これは慢性的なストレスが大きな原因のひとつになります。
たとえば、職場で異動になっただとか、単身赴任なっただとか、いじめなどに会っているといったストレス因子がパニック障害を引き起こす環境的要因になりえます。
こういった環境要因を是正して、そこから受容体の回復は、はじめて始まります。
ニューロン(脳神経)の是正にはBDNFが関わっていますが、その回復にはヒトの細胞がすべて入れ替わるといわれる3か月は様子を見た方がよいということが専門家によって議論されているのは事実です。
私がパニック障害の克服にかかった期間について:
私の事例から説明したいと思います。
パニック障害を克服するのにかかった期間は、
約半年でした。
私の場合、パニック障害に関してはそこまで重症ではなかったのですが、他の神経症の症状の方が、遥かに重症でした。
約半年でパニック発作は起きなくなった
たとえば、
過去の私は強度の神経質だったということです。
その話は他のページで説明しているのでこの場では置いておきますが、
過去の私のパニック障害は運動(ジョギング、筋トレ)の習慣を毎日つけているうちに、自然と約半年の期間でなくなったわけです。
なお、そのとき、受験勉強にも力を入れていたため、「日常生活を通じても考えたり、悩んだりしている暇のない生活をしていたのも効いたのだ」と実感もしています。
(参考:)
・私のパニック障害克服体験談
パニック障害の克服に約半年かかった理由(:私の事例)
したがって、
パニック障害を克服するのにかかった期間は私の場合は運動療法を用いることで約半年でした。(自衛隊入隊に備えて日々の体力錬成を欠かしませんでした。)
毎日毎日、来る日も来る日もジョギング(約30分でしたので、5㎞~10㎞走っていたと思います。)、筋トレ(ウェイトトレーニングや自重での腕立てや懸垂)を実行しているうちに、パニック発作は自然と起こらなくなりました。
また、その当時、存在していた他の神経症の症状も見事になくなりました。
「今までよくもああもくだらないことで悩んでいた」とその時はじめて、ばかばかしく思えたほどです。
実は僭越な話ではありますが、
過去の日本で一番早く運動の精神疾患への有効性を説いていたのが過去の私だったわけで、私のFacebookの購読者には大学教授や医師が多数いたわけです。
昨今、
■「うつ病にはエクササイズがよい」
■「パニック障害にはお手玉(ジャグリング)が良い」
などという話がTV/ネットメディアにおいても盛んに良く言われるようになってきていますが、その黎明期(れいめいき)から運動の精神疾患への有効性を説いていたのが過去の私だったわけです。
運動や瞑想の抗うつ効果
たとえば、
「運動だけを実践するグループ」と「運動をしながら抗うつ薬を飲むグループ」そして、「抗うつ薬だけを飲むグループ」の三者で、比較実験を長期にわたって行ったところ(二重盲検法が用いられました)、運動だけを実行したグループの改善率が一番高かったという報告
がなされています。
(参考:)※英語
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3674785/
https://www.theatlantic.com/health/archive/2014/03/for-depression-prescribing-exercise-before-medication/284587/
(当ブログ関連記事:)
・パニック障害を運動で克服【最新版】
パニック障害も軽症であれば回復は早い傾向:
私のパニック障害を克服するのにかかった期間は、約半年でした。
ですので、皆さんのパニック障害はより比較的早期に克服できると思います。
なぜかというと、私の場合は他の精神疾患も併発する重症のモノであったといえるからです。
パニック障害単独程度であれば、より迅速に克服していける可能性は高いと私は考えます。
パニック障害の克服に要する期間は症状の軽重によって違う
過去の私は重度のコミュニケーション障害、吃音、強迫性障害、愛着障害、パーソナリティ障害といった、わけのわからない様々な精神症状を併発しており、
よく心理カウンセラーでは(※私は心理カウンセラーではありませんが)、
このような話を故意にすることで、それをビジネスマーケティングに活用している人が少なくない印象を受けるのですが、
私の場合、「冗談抜きで本気で」で、ということでした。
(※実際の証拠もあります)
約半年が一応の目安
話は飛びますが、
運動は天然の抗うつ薬であり精神安定剤です。
また、
マインドフルネス瞑想やヨガも、効果的です。
(参考:)
・パニック障害をマインドフルネス瞑想で克服
・パニック障害を運動で克服
・パニック障害をヨガで克服
当ブログの他の記事では、運動や瞑想のやり方についても説明が私実演の動画も含めてなされています。
ですので、ぜひ参考にされてみてください。
まとめ
パニック障害を克服するのに要する期間は、余程の重症ではなければ
半年以内には自然と治まると思われます。(正しい克服法をとっていれば)
何年も何年もかかることはまずありません。
パニック障害は他の神経症に比べると、「克服のしやすさで言うと克服しやすい」といわれています。
単独のパニック障害になる人は、
もともと社交的な気質の人が少なくないからです。
そして、
パニック障害を克服していくうえで最も重要なことは焦らないことです。
追記:
そして、ネガティブな情報は「一切見ない、聞かない」が基本原則です。 そして、ポジティブで前向きな情報のみを見聞きしながら、自分が本当に信用できると感じる克服法を愚直に実践することが最も大切です。
行動しないことには何もはじまりませんので、初めの一歩はかなりストレスがあるかと思いますが、いざ恐れず飛び込んでしまえば、実際、大したことではないと気づき、問題なく具体的に行動に移すことができるようになるはずです。そして、真面目に実行すれば、完治までに何年もかかるということはまずないはずです。
〇パニック障害を自力で克服 (←ブログ記事一覧へ戻る)
(参照:)
[1]https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1885990/