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パニック障害と食品添加物【※重要】
今回は、パニック障害の方が避けた方が良い食品添加物についての基礎情報を簡潔に記述して参りします。
パニック障害の方が避けた方が良い食品添加物
1:リン酸塩(Na)及び重合リン酸塩(Na)
リン酸塩(Na)(以下リン酸塩と記す)は食材の加工プロセスにおいて食品の漂白目的、柔軟性、整形性向上等の目的で添加される食品添加物なのですが、食事やサプリメントで摂取したミネラルと腸内で強力に吸着し、ミネラルを体外へと排泄してしまう強力な作用を有しております。
というのも、人間の精神安定を司っている栄養素はそもそも”ミネラル”であるためです。ミネラルはビタミン以上に人間の精神に密接に関わっています。
(ミネラルは元素表に原子という形で記載されていることから、体内吸収後、ビタミンのようにそれ以上分解されてしまうということはありません。このことからもミネラルの重要性がより理解できるかと存じます)
↑感情の安定、コントロールに深く関わるのはむしろミネラルである
リン酸塩の食品ラベルからの見抜き方(記載方式)
・メタリン酸塩(Na)
・ポリリン酸塩(Na)
・アミノ酸等(等の部分に含まれている可能性有り)
・膨張剤
・PH調整剤
・乳化剤(※プロセスチーズなど加工固形乳製品に限る)
良く含まれる食品
・水煮カット野菜
・常温で長期保存できる食品
注意深く見れば誰しもわかると思いますが、要するにほとんどの加工食品に含まれていますので、食品ラベルを丹念にご確認ください。
2:防カビ剤(防黴剤)
防カビ剤は食品添加物扱いなのですが、数ある食品添加物の中でのその危険性は突出しています。
防カビ剤の害はあまりにも酷いのでこの場では記述しません。(法律上、食品添加物扱いですが実質、農薬のようなモノです)
防カビ剤の見抜き方
これは簡単で、防カビ剤は海外から輸入される特に柑橘類(オレンジ、グレープフルーツ)に添加されます。
(バナナに関してはまず使用されることはありません)
⚠:注意が必要なのは“輸入小麦“で、輸入小麦は輸入後、本邦加工業者により精白されますので、このすぐ下で記述するキャリーオーバーという法律により柑橘類のように防カビ剤の有無を示す銘記がまずありません。
小麦は様々な問題が他にもありますが、国産の方が間違いなくまだベターです。
キャリーオーバーに注意
よって、上で説明したリン酸塩等も食品ラベルに無表記である場合“も”存在します。
ただし、このような消費者にとって困難な状況であっても、例えば異様に白い食品(ミネラルが豊富な食品は酸化するので少しでも空気に触れている(時間の経過とともにというとわかりやすい)と黒ずんできます)はリン酸塩が含有されている公算が大きいと予め、消費者は見抜くことができるのです。
詳しい人はそのスーパーやコンビニが利用する卸売業者の製品まで調べるため、彼らの添加物を見抜く確度は達意の域に達しています。
また、白くて、歯ごたえもありプリプリした食感等というのも明確なサインになります。スーパーで販売されている食品群の例で言いますと、「はんぺん」ですとか「ちくわ」などの練り製品はこの好例で、皆様のご経験上理解は容易かと思いますが、実際にリン酸塩塗れの蓋然性(がいぜんせい)が極めて高い食品群となります。
自然界にもリン酸塩は存在するが・・・・・・
よくある大手企業が展開しているリン酸塩無害論で使用されるストーリーに、“そもそもリン酸塩は自然界の様々な農作物、動物肉等に含有されているから安全だというモノ”がありますが、大前提が意図的に詭弁を用いられ、伏せられている傾向にあります。
例えば天然の農作物や動物肉と人工的な食品に添加されるリン酸塩は“別物”です。後述しますが化学式が違います。
(さらには天然の農作物、動物肉等は豊富に多くのミネラルを含んでおりますが、人工物いわゆる加工食品の場合はそのプロセスにおいて意図的に黒ずみ(酸化による)を防ぐためミネラルが除去されているという事実も伏せられています)
加えて、天然のリン酸塩と人工的なリン酸塩では化学式が異なり、人工の方のみが人体に極めて有害であるとする有名な学術論文が発行されています。
著者らは天然のリン酸塩の摂取は吸収率自体そもそも非常に悪いので問題ではなく、摂取して大丈夫であると本論文中で強調しています。
ちなみに、リン酸塩(Na)のほかにリン酸カリウム(K)もミネラル不足を惹起させる蓋然性が高い添加物です。
パニック障害はミネラル不足の公算大
パニック障害の方は以下のような幣ブログ記事で解説してきた通り、ミネラル不足の公算が高いです。
下記記事でも説明していますが、
例えば、亜鉛が人間の体内で最も高濃度で存在している部位は“脳”なのです。
このことからも人間の精神にミネラルが極めて密接な働きを有するその傍証を読み取ることができるかと存じます。
(関連記事:)
〇パニック障害に効くビタミン、ミネラル(サプリメントまとめ)
ミネラルが不足すると、イライラしやすい、不安や恐怖でそわそわしやすい、精神的に落ち着きがなく集中力にかける、ゼリーのように傷つきやすいメンタリティの惹起を招きます。(この事実を過去の私も含め、多くの人はあまりにも甘く見積もり過ぎています)
この経験が契機になり、ミネラルの重要性を今現在様々な媒体を通じ、主張するに至ったわけです。
このように、パニック障害克服においてミネラルの補給は必須であるといっても過言ではありません。
心の問題はミネラル不足が関わることは高度なエビデンスレベルにて広く知れた事実であり、否定しようにも否定しようがないレベルまで来ています。
心の問題に関してミネラルに代表される各種栄養素の不足が散見されるという論文は、例えばですがこのようなモノになります。
結論
食品添加物のうち特にミネラル吸収を強力に阻害する”リン酸塩”はなるべく避けるようにすることが極めて重要です。
防カビ剤などは論外ですが、輸入小麦を除いては視認で見抜くことが可能(輸入小麦以外は防カビ剤(または防黴剤)不使用というラベルで確認できます)ですのでパニック障害を抱える方(消費者)が気を付ければ良いだけです。ただし、防カビ剤の危険性は突出しているということは知っておいた方が良いと思います。
というのも、あまり神経質になり食の健康に完璧主義になり過ぎると食べれるモノはほぼほぼ、現代社会においては何もなくなってしまうからです。
(野菜、穀物は自然農法農家と売買契約または自力で自家栽培、料理に関しては全て自分で調理するしか方法はなくなります)
例えば、私は人の家に招かれたときや友人に食事に誘われた時などは出されたモノは何でも食べます。添加物が含まれている食品はちょっと・・・・・・等とは決して言いません。
(関連記事:)
〇パニック障害を食べ物で克服【最新版】
このように、完璧主義、排他主義にならない柔軟な姿勢が食の健康においても重要だと私は考えております。
一気にドカッ!と普段の食事を変えると、極度のストレスがかかりますので、食事でストレスをため込まない工夫が必要です。
極端に走るのは精神衛生上良いことではないので、まずは緩く気を付けられることを推奨します。
そして、食事は人間生活のストレス解消という側面も非常に大きいですので、楽しんで食事をすることが食品添加物を避けること以上に重要なのではないかと考えております。
パニック障害を克服する決意を固めている場合も、ストレスフリーの緩いスタンスで開始、継続されることが長続きの秘訣となります。
〇パニック障害を自力で克服 (←ブログ記事一覧へ戻る)
(参考文献)
・https://www.healthline.com/health/sodium-phosphate
・https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3278747/
・https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2738337/