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パニック障害に除霊やお祓いは効果があるのか?
「パニック障害のような心の病気に対し除霊やお祓いが効果があるのではないか?」という話があります。
今回はパニック障害に対し除霊やお祓いまたは祈祷のようなスピリチュアル的な手法が本当に効果があるのかどうか検証していきます。
除霊とは?
除霊とは、憑依した悪霊(霊)を祈祷やお祓いによって退散させる行為を指す巫術(ふじゅつ)用語の一種です。
霊がつく、たたり、魔物(例:狐憑き)がどうこうで、例えばパニック障害(心の病気)が発生すると言うのは、主に日蓮宗です。
(日蓮宗では憑霊に熱心に言及する)
悪霊や先祖の祟り、魔物に憑かれている状態を霊的障害いわゆる霊障と形容することもあります。
お祓いとは?
お祓い(おはらい)とは、祈祷師による祈祷を指しますが、それは主に悪霊を退散させる所為を指します。
今ではかなり少なくなりましたが、驚くべきことに、一昔前の日本では祈祷を生業にする祈祷師が僧侶や神主に限らず存在しておりました。
今現在、一般に祈祷を行っているのは神社の神主や陰陽師、一部の僧侶等です。
除霊やお祓いはパニック障害克服に効果があるのか?
当ブログで繰り返し述べてきたことでありますが、パニック障害は脳の機能障害によって発生する物理的な現象です。
悪霊等の憑霊や狐憑きないしは先祖の祟りによって、パニック障害を発症するということはありません。
他のブログ記事で記載したことですが、
パニック障害を産んでいるのは脳の機能です。
このことの科学的根拠は誰しも簡単に経験していることです。
⚠:もし、祈祷やお祓いによって悪霊を退散させ、パニック障害に有効であることを真とするのであれば、アルコールや抗不安薬にも悪霊を退散させる効果があるという荒唐無稽、支離滅裂な論理も成立してしまうことになります。
もし祈祷やお祓いによって、パニック障害の方の気分が改善されたりするのであれば、それはプラセボ効果によるモノであると考えるのが妥当です。
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悪霊を退散させ、霊的障害が解消されたために、パニック障害が改善されたり、治ったりしているわけではないわけです。
憑霊を釈迦は否定している
昨今では憑霊をビジネスにしている僧侶、神主がいるようですが、憑霊(憑依)を最も否定したのは釈迦(仏教の開祖)です。
真言宗でも禅宗でも否定しています。
つまり、神主はともかく、憑霊を僧侶の帰依している仏教の開祖自体が完全に否定しているわけです。
これでは憑霊ビジネスを行っている彼ら僧侶の行っていることの説得力も、その正当性も雲散霧消してしまうといっても過言ではありません。
除霊やお祓いを謳ったスピリチュアルビジネスの手口
パニック障害を祈祷で解決するですとか、遠隔除霊して解決するだとかそういうことを主張している僧侶や神主というのはスピリチュアルビジネスを行っていると見て下さい。
寺社、仏閣を運営するお坊さんはお金と最も縁のない職種に一見すると見えるのですが、実は最もお金に汚いことをしているのはこうした僧侶なのです。
(参考記事:)
〇https://diamond.jp/articles/-/72137
〇https://karauri.net/kikan/244/
このように、檀家から集めたお金を株式投資に回し、大損したり、またはぼろ儲けしていたり、大規模な収賄事件に関与しり・・・・・・こうしたことは日常茶飯事のわけです。
(参考:)
〇https://biz-journal.jp/2016/01/post_13291.html
だからこそ、宗教法人は新興セクトに限らず、歴史のある宗派も含め、政界、財界と極めて密接に癒着しているわけです。
(宗教法人が政界、財界をバックアップしている)
まとめ
パニック障害の克服に除霊ですとかお祓いですとか、そういったスピリチュアル的な手法は意味がなく、効果があったとしてもそれはプラセボ効果によるモノですので、そうしたものにすがるのは止めた方が賢明でしょう。
(関連記事:)
〇パニック障害とスピリチュアル【真実】
ただし、こうしたモノに過度に期待したり(これでパニック障害が治るですとか)、人の弱みに付け込んだ怪しい祈祷師にひっかかることの注意喚起を私はこの場でしております。
霊魂の存在を釈迦は否定していますので、開祖の教義に矛盾する行いを行っている僧侶は破戒僧であり、今風の言葉で言えば、生臭坊主もっと言えばビジネス僧侶とでも言っておいた方が良いでしょう。
当ブログでは、パニック障害を克服するために必要な情報を網羅しております。
荒唐無稽な除霊、お祓いビジネスの餌食にされるのではなく、
こうした地道な方法を元にパニック障害を克服されて行かれてください。
〇パニック障害を自力で克服 (←ブログ記事一覧へ戻る)