パニック障害を克服する生活習慣(まとめ)
パニック障害を克服するのに効果的な生活習慣について、今回まとめていきます。
パニック障害を克服する生活習慣 (まとめ)
早寝を心掛ける
早寝を心掛けることはパニック障害を克服するうえで非常に重要になります。というのも、
”人間の脳から分泌される睡眠ホルモン「メラトニン」の最大分泌時間は、「22時頃から上昇し始め3時半頃にピークアウトする」ということが決まっている”
ためです。
↑概ね22時ころからメラトニン分泌は高まっていき、3時(半)前後にピークアウトする
我々現代人は無意識のうちに夜更かし型の生活をしております。
例えば、24時就寝という生活を送る人はパニック障害の方に関わらず、現代人の過半数にも及ぶことが報告されております。
こうした生活は実は非常に脳に有害で、その理由の一つは上述したように睡眠ホルモン「メラトニン」を分泌が最も盛んになる時間帯は決まっているため*です。
先進国の現代人に原因不明の心の病が多発しているのは睡眠リズムの乱れもほぼ確実に影響している筈です。
電気の通っていなかった江戸時代には例えば24時まで起きているということはほぼあり得ないことでありました。
(*この主な理由は、人間が地球の自転周期(24時間)の影響を受けているためという説が有力です)
したがって、パニック障害を自力で克服すると意気込まれている方は、
睡眠ホルモン分泌のゴールデンタイム【22時半~3時半(または4時まで)】を必ずご自身の睡眠時間に挟むようにすると睡眠の質が高まるので、各種脳内神経伝達物質やBDNF(脳神経栄養因子)等の分泌や合成が最適化されるため、パニック障害を完治するのに非常に役立つことになりえます。
↑幣サブチャンネルの方で説明しております
考えている暇のない忙しい生活を心掛ける
人間の心は、パニック障害の人に限らず、考えている暇のない忙しい生活をすればするほど、安定していくことになります。
逆に、考えている暇のたっぷりある生活をすればするほど些細なことにイライラしたり、余計なことを考えて不安が強くなったり、人間の心は不安定になりえます。(独居房に入れられた囚人が発狂することが多いのはこのためだと言われております)
「朝から晩まで忙しく働いていた頃」
ですとか「朝から晩まで忙しく勉強していた頃」
または「朝から晩まで趣味や遊びに没頭していた頃」
という回答
が返ってきます。
何故、忙しい生活がパニック障害の克服に効果的なのかというと、自分のパニック障害の悩みや状態に対して意識を集中している時間が忙しい生活を送っているとどうしても減ってしまうためです。
「病は忘れたときに治る」という格言がございますが、これは事実です。
事実、パニック障害等の心の問題を本当の意味で克服された方はパニック障害のことなど気にも留めなくなっておられるのが実情だといえます。
*過去の私は重いパニック障害の症状にプラスする形でさらに深刻な心の問題を複数、同時並行的に過去抱えておりました。
この状態を作るのに総合的なパニック障害克服法の実践が必要不可欠となるのですが、インスタント的に効果が発現可能な克服法の一種に生活習慣を徹底的に改善していく——その一法、一環として、なるべく趣味でも運動でも何でも構いませんので、何もしない時間を減らしていき、考えている又は悩んでいる暇のない忙しい生活を心掛ける——という方法が非常に効果的となりえるのです。
まとめ
パニック障害を克服する場合、生活習慣の改善は必須要項となりえます。
特に、睡眠ホルモンの分泌のゴールデンタイムについて、多くの人は理解されておられない傾向(当然のこと過ぎて盲点となっている)が、どうしても現代人は多くなりますので、まずはそこから着手していくことを推奨します。
なお、睡眠ホルモン「メラトニン」はサプリメントからの摂取も可能ですが、基本は就眠時間を上記ゴールデンタイム内に収斂(しゅうれん)させることが最も効果的な方法となります。
このような就眠習慣をつけると劇的に体調が整っていくことに多くの方が気づかれるはずです。
そして、考える暇のない忙しい生活は無理のない範囲から取り入れられて行き、徐々に徐々に日々の生活内にて、何かに没頭する時間を運動でも何でも構いませんので増やしていくようにされます。
この2点を心掛け、その生活習慣をある程度の期間継続していきますとパニック障害のような神経症症状は、まず間違いなく改善されて行くはずです。
また、運動や食事の習慣も生活習慣の改善に含まれますが、文章が長くなるのを防ぐため、別記事にて説明しております。
別記事は↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓となります。
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