パニック障害をヨガで克服(最新版)

パニック障害をヨガで克服

ヨガには不安を減弱する強力な効果があります。そのため、パニック障害を克服するのにヨガはかなり役に立ちます。
ヨガはさまざまな種類に分けることができますが、ここでは、体を動かして行うハタヨガについて解説したいと思います。

パニック障害の人の身体的特徴

パニック障害の人は背中まわりやみぞおち周りの筋肉が硬化しており、常に、浅く弱い呼吸を繰り返しています。筋肉が凝っていると、ヒトはリラックスできません。お風呂に入ったり、お酒を飲むとリラックスできるのは、筋肉が柔軟になるからです。

しかし、ヨガを行うことでも、筋肉を柔軟にし、呼吸を深くすることが可能です。ヨガで筋肉が柔軟になると、精神的に安定してくるので、パニック障害の発作や予期不安はあまり起こらなくなっていきます。

(参考:)
パニック障害を運動で克服
パニック障害を呼吸法で克服できる?

パニック障害克服に効くヨガのポーズの種類について

ヨガのポーズといっても、何でもかんでもパニック障害に効果があるというわけではありません。
パニック障害に効果があるのは、主に前屈系のヨガのポーズです。

前屈系のポーズをすると、背中の筋肉が強烈に伸び、腹筋が強烈に収縮します。パニック障害のようにストレスフルな毎日を送っている人では、ことに、みぞおち付近の筋肉が委縮硬化しています。

前屈系のヨガをやると容易にリラックスできる

そうすると、自然な横隔膜の上下運動が阻害されますので、浅く弱い、精神不安定な人の特徴となる呼吸状態に必然的に陥ります。

しかしながら、前屈系のヨガを実行することで、みぞおちの筋肉がリラックスするので、横隔膜の上下運動もスムーズになり、常時、より深い呼吸ができるようになっていくという話です。

そして、呼吸が深くなると、自然とヒトの心はくつろぐのです。

私の過去のクライアントにはヨガのポーズを毎日行うことで、パニック障害をはじめとする神経症を克服したという人も数多く存在していました。

パニック障害に特に良く効くヨガのポーズ

 

・パスチモッターアーサナ
・ハラアーサナ

パスチモッターアーサナ

これは、主に初心者向け、前屈系ヨガのポーズです。中身はとても簡単で学校の体育の授業でやったような、床に足を投げ出して揃(そろ)えて座り、背筋を伸ばした状態のまま、みぞおちを膝につける面持ちで前屈していきます。

みぞおちが、膝についたらその状態で15~30秒自然な呼吸でいてください。
(体が硬い人はヨガを行っていくと日に日に体は柔らかくなっていくので無理は禁物です。)
これを1セット~2セット行い、しばらく目を閉じて、静かに休んでください。

脳から快感物質が放出されていることに気が付くはずです。

パスチモッターアーサナの注意点は、背筋を丸めずに背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと前屈していくことです。このヨガのポーズを行うと、不安がなくなり、即座にリラックスできていることにあなたは気が付くことでしょう。
このヨガのポーズは、パニック障害だけではなく、不眠症にも効果があります。

ハラアーサナ

これは初級~中級者むけのヨガのポーズです。
やり方は至って簡単で、仰向けに寝た状態で、足を次第に上げていき、頭の先の床につけます。
(足先が床につかない人は無理につけるようなことはしないでください。徐々にできるようになります。)
その状態をキープし、15秒~30秒維持します。
このプロセスを1セット~2セット行い、終了したら瞑目し数分間何も考えずに休んでください。

この姿勢は背骨を柔軟にし、同時に背中の筋肉の委縮をとり、みぞおち、腹筋を強く収縮させ、その筋肉群をリラックスさせるため、パスチモッターナーサナと組み合わせて行うことでパニック障害に対して高い効果が期待できます。

ハラアーサナは不安に素晴らしい効果の出るヨガのポーズです。

私自身、ヨガが専門のひとつではありますが、YouTube上に既にわかりやすい解説動画がありますので、世界的に有名なヨガ講師、Kino氏のヨガ動画を上に添付しました。

氏の解説はとてもわかりやすいので、英語がわからない人も、上に私が書いた注意事項、ポイントを頭に入れながら視聴すれば、容易に理解できるはずです。

ヨガはいつ、何度やればいいのか?

私がお勧めするのは起床直後と就寝前の一日2回です。

起床直後

起床直後のヨガは長時間の睡眠のため、全身の筋肉は硬くこわばっているおり、一日を通して最もヨガがやりづらい時間帯です。

しかし、やりづらいほど効果が出るのがヨガの特徴です。そのため、起床直後に行うと、一日を快適に過ごせるようになります。

就寝前

就寝前のヨガは、一日で受けたストレスを解消するためにも、良質な睡眠を確保するためにとても有効です。特に不安やストレスを強く感じるときに、上で説明した前屈系ヨガのポーズであるパスチモッターアーサナ、ハラアーサナを実行すると、見事に解消されていることに気づくはずです。

こうして、みぞおち周りや腹筋それから背中の筋肉を柔軟にするヨガを習慣化していくとパニック障害の症状は弱まっていき、次第に日々の生活をより快活にそして元気に過ごせるようになっていく自分にあなたは気が付くはずです。

注意事項:

前屈系ばかりのヨガの姿勢を練習していると腰痛になります。そのため、前屈を行ったら必ず後屈(バックベンド系)のヨガも実行するようにしてください。
後屈は壁をつかったウォール・バックベンドを数十秒、数セットやれば十分です。

まとめ

パニック障害を克服するのにヨガは有効。
特に前屈系のヨガポーズがパニック障害や不安に効きます。
パスチモッターアーサナなどはどこでもいつでもできますので、
一日のうち必ず一回は実行する習慣を持つと良いのです。
ただし、すぐ上でも説明しましたが、前屈系のポーズをやったら、必ず後屈系も行い、バランスを取るようにしてください。

また、ヨガに限らず運動もパニック障害の克服に有効ですので、運動の習慣をつけることも大切です。
(参考:)
パニック障害を運動で克服

沖仁宏

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