パニック障害は天才か?【最新版】

(最終更新日:2020/12/28)

パニック障害は天才か?【最新版】

パニック障害には天才的な人は多いと思います。(もっとも心身健康な人と比べてということです)昔から「天才と狂気は紙一重」といわれています。

このことのエビデンスとして注目された、ある研究があります。その研究では、パニック障害や神経症のように、より不安を感じやすい人は、より不安を感じづらい人と比較すると、IQ(知能指数)が高い傾向にあるということが示唆されました。

(https://www.sciencedaily.com/releases/2012/04/120412153018.htm)
↑過剰な不安は高いIQ(知能指数)と関連している可能性がある

頭が良い人は選択肢の把握が多くそれにがんじがらめになる傾向

 これは当然な話で、物事を見るときの選択肢の把握が多い(視野が広い)ほど不安を感じやすくなるということです。

天才とまではいかなくても、一般に、頭の良い人は、物事を見るとき、その裏表、左右下上、メリット、デメリット、リスク・・・・・・そういったものを慎重に精査していく傾向があります。

そのため、当然、何か物事を行うとき、メリットだけではなく、普通の人には通常、決して見えていないようなデメリットの方にも目が行ってしまうことが多々あるわけです。

それで、身動きがとれなくなりストレスを感じてしまうことも少なくありません。

パニック障害に天才が多くなる理由:

 そして、デメリット、リスクを認識できればできるほど、不安が一層強くなったり、うつやパニック状態に陥ることも少なくないわけです。

頭があまり良くない人は、物事を断片的に捉え、その裏表を認識することができません。

 

つまり、その種の人は何か新しいことを始めようとするとき、メリットだけしか頭にあがらず、その裏に存在するリスクの存在について認識することが難しいわけです。

 

 だからこそ、傍から見れば「なんて馬鹿な事を!」と思えるようなことをして、書類送検されたり逮捕されたりして、みすみす自分から人生をスポイルしてしまう人が社会では後を絶たないわけです。

パニック障害に天才が多いというのは以前から、専門家に指摘されているところです。
たとえば、
ダーウィンが天才であるかは別にして、パニック障害を抱えた天才は歴史上多いです。
ダーウィンやサルバドールダリはこの障害を実際に指摘されています。

これはパニック障害に限らず、神経症やパーソナリティー障害にも言える話です。

天才と精神疾患の関連性は古くから様々な心理学者、精神医学者から学術的に指摘されてきました。

The Psychology of Men of Genius. By Ernst Kretschmer
(※英語。クレッチマーの天才と精神疾患についての関連性の有名な考察)

頭が良くなければ、基本的にメンタル系の病気にはなりません。

パニック障害の天才たち

 以下、パニック障害といわれた天才について書いていこうと思いましたが、私の他ブログの記事とかなり重複するため、止めておきました。

これ以上、同じような記事を増やしていくことは私にはできません。


ですので、詳しくはこのブログ、上部にあるメニュー欄もしくは次のリンクから行ける姉妹サイト又はこのブログの再下記にあるバナー画像から行ける私のブログをおススメします。

(参考:)
姉妹サイト


しかし、
パニック障害の渦中にある人は、「パニック障害には天才が多い」ということを頭に入れて、「自分もそうなのだ」、「その可能性がある」もしくは、「自分もその一員なのだ!」と無理にでも思い込むと、その克服において非常に良いのです。

パニック障害の人は「自分は天才に近い」と思いこんだ方が良い

 「自分が天才だ」というと、自己愛が肥大した、歪んだ自己像に陥りがちに見え、一般に、それは不健全な心的プロセスであると思われる可能性があるというのは確かにあります。

 

しかし、パニック障害になっている人は、もともと、自己愛(゠自尊心)が自身が抱えるその過剰な不安により、異常といえるほど過小状態になっています。

 

 そういった理由から、少しくらい調子に乗って「パニック障害になる人は天才が多い!」だとか「パニック障害になる人はみんな頭が良い!」だとか、そういうことを繰り返し繰り返し、考えて、言い聞かせて、自分自身を叱咤激励する習慣をつけると、その思考習慣自体がパニック障害の克服において、かなり役立つでしょう。

馬鹿は悩まないし悩めない

 東京大学医学部を出て「バカの壁」というベストセラー本を上梓したことで有名な養老孟司氏は、医学部在学中に「悩みに囚われ、気持ちが落ち込むことがよくあった」そうです。

 そんなときに、
先任教授からいわれた話が、悩む奴は正常だ。逆に悩めない人を馬鹿だというのだよという話でした。

それを聞いた氏は「とても安心した」と、ある書籍内にて書かれています。

悩むのは人間のみ

そもそも動物は悩みません。
悩みが深いということは、それだけ動物性から離れた高い人間性(抽象思考)を持っていることの証左です。

 

“野山のウサギたちが、自分たちの将来の先行きについて談合を交わし、暗い話題で深く落ち込んでいるなんて話はありえません。”


動物はそもそも悩みたくても悩めない
わけです。

(=だからこそ精神が極めて強い。精神の強さと抽象概念理解能力は反比例の関係にあります。要するに、概念を理解できこそのストレスのわけです。)

したがって、人間でも知能がより低くなるほど、一般に、悩みたくても悩めなくなります。

抽象思考ができなくなるからです。

そういったことの一片を先に挙げた論文は表現していると、私は感じています。

頭が良いほど悩みが広く深くなる

 天才とまではいかなくても、一般に頭が良い人ほど、悩みは広く深くなります。

一度に認識できる視野が広がるほど、様々な情報を一度に拾うことができるため、そのような人では必然的にデメリットやリスクにも目が行ってしまい、悩みが広く深くなる傾向にあるわけです。

一度に認識できる情報量が多い人ほど余計な悩みや不安にとらわれ、場合によってはパニック発作を起こすことも少なくないというわけです。

まとめ

 パニック障害に天才は多い。天才とまではいかなくてもパニック障害をはじめとする心の病気の人では、もともと頭が良い人が少なくない。

そういった経緯から、パニック障害で苦しんでいる人は「自分は天才に近い」とでも思って、少し調子に乗っていた方が、むしろその克服に役立つ。
楽観的に考えた方が予後は確実によい。

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(参照:)(※英語)
https://www.sciencedaily.com/releases/2012/04/120412153018.htm
https://www.psychologytoday.com/articles/200705/genius-and-madness
The Creating Brain: The Neuroscience of Genius(Nancy C. Andreasen)