パニック障害の人が飛行機を克服する対策

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パニック障害の人が飛行機を克服する対策


パニック障害を持つ人では飛行機に乗れないという人が少なくありません。何故かというと、飛行機がもし墜落したらどうしようと考えるからです。

また、飛行機のような一定時間、自由になれない環境に拘束されることで、パニック発作が起きたらどうしよう。過呼吸になったらどうしよう・・・・・・などとパニック障害の当事者は杞憂を抱いてしまいます。

ことに、人前ですので、パニック発作が起きれば、
恥ずかしいし、他人に迷惑をそして悟られたくもない・・・・・・。
このような考えにパニック障害の方は、
飛行機のような乗り物に乗る際、
抱くことが少なくないとされています。

パニック障害の人が飛行機を苦手とする理由

・飛行機に乗ると長時間拘束される
・閉塞された空間である
・大人数の人がいるのでストレスになりやすい
・墜落するのではないかという予期不安を持ちやすい

などが挙げられます。

今回はパニック障害の人が飛行機のような乗り物に乗る際において、どのような対策をとればいいかについて書かせていただきます。
飛行機の場合、電車のような乗り物に比べると、さらに長い時間拘束されることになります。

その途中でパニック発作が起きたら、と心配になる人も少なくないかと思われます。

パニック障害のコントロールは精神論では語れない。しかし・・・

パニック障害の人が飛行機のような乗り物を克服するには、精神論や根性論でやはりどうにかなる問題では(いつもの話になってしまうのですが)ありません。

たとえば、ヘビが嫌いな人にヘビを好きになれといくら言っても、ヘビを怖がります。トカゲが大嫌いな人にトカゲを好きになれというのが無駄なことであるのと全く同じ話です。

しかしながら、ヒトはある程度、
「物事に慣れる」ということはできます。

パニック障害でも飛行機を克服する方法論

このような克服法を、暴露療法といいます。
これは前の投稿で私が説明させたいただいた
パニック障害を森田療法で克服できるのか?

という記事に新しいです。

パニック障害を持つ人が飛行機に乗れるようになるには、飛行機に乗ることを何度も何度も繰り返すことがある程度有効です。要するに飛行機に乗ること自体に、慣れてしまうということです。

ただしある程度までです。

飛行機が墜落する確率は天文学的に低い

ちなみに、飛行機が墜落する確率は、

旅客機が墜落する確率について引用: まず、米国の国家安全運輸委員会(NTSB)の調査によると、飛行機に乗った時に墜落する確率は0.0009%だそうです。 しかし、これはあくまで全世界の航空会社総合の平均値。 米国国内の航空会社のみを考えた場合、確率は0.000032%とされています。

つまり、墜落事故に遭遇する確率は宝くじの一等に当選する以上に非現実的な天文学的に低い数字です。このような統計の理解もパニック障害の人が飛行機に無事乗れることができるようになるために役立つ知識だと思います。

要するに、パニック障害の人が飛行機を恐れる理由の一つは杞憂であると頭で理解することができるようになるということができます。

飛行機に乗る1時間前に抗不安薬を服薬しておく

また、ここまでの話は、精神論が多かったので、それと真逆の具体的な方法を、ここで書きますと、
旅客機内でパニック発作が起こるのがどうしても怖いのであれば、飛行機に乗る前に、搭乗ロビーで抗不安薬を服薬しておくと良いのです。

抗不安薬はパニック発作を抑えますから、そうすれば、飛行機の中で、パニック発作で苦しむことはなくなります。

抗不安薬は服薬後、効果が現れるまでに30分~1時間くらいかかるので、搭乗ロビーで待機しているときに服用しておくことをお勧めします。また、搭乗ロビーには睡眠薬が市販されていることもあります。睡眠薬にも抗不安効果があるので、そういった空港で売られている睡眠薬を飲むことでも処方薬よりは弱いですが、パニックを予防する効果があります。

注意点:

(ただし、車の運転のような自分で行う乗り物の操作の場合においては、十分に注意してください。抗不安薬は一般に注意力を散漫にするからです。)

パニック障害の人は飛行機に単独で乗るのを避ける

これも対策になります。パニック発作が仮にもし起きても、同伴してくれる人がいるとそれが大きな安心につながりますので、発作は起こりづらくなります。

しかし、サラリーマンのような仕事をされており、単独で遠方への出張を命ぜられた場合、現実的にこれは難しいと思います。
したがって、あまりにも症状が酷いのであれば、抗不安薬を事前に飲んでおくことが一番です。

カフェインは避ける

飛行機の搭乗ロビーや機内において、飲み物としてコーヒーが出されることが少なくありません。

カフェインは興奮物質ですので、一般にパニック障害を悪化させます。そのため、空港内外でのカフェインの摂取は中止した方がよく、アルコールの方が遥かに良いのです。

逆に、アルコールを飲むとリラックスします。
(もちろん、職務中の飲酒は日本ではまず、できませんが、海外では普通に昼間からビールを飲んでも問題なしとか結構あります・・・・・・。)

座席予約はなるべくトイレに近い席にしておく

パニック発作が起きたり、吐き気が催してきた場合、トイレに駆け込むことが必要です。

そのような場合、トイレに近い座席を予約しておいた方が、もしものときに便利です。飛行機搭乗中にパニック障害で吐き気が急に出た場合でも、すぐにトイレに駆け込むことが可能で、その場で吐いてしまうことなどもまずなくなります。そういう意味で、パニック障害を抱える人はなるべくトイレに近い座席を予約しておいた方が無難になります。

あまりにパニック障害が酷い場合は航空会社に事前に伝えておく

航空会社によっては、事前に「持病にパニック障害があるので」と伝えることを推奨しているところもあります。特に海外ではこのような会社が多くなってきています。

そのような場合、医師の診断書があるとかなり便利です。海外便を利用し、海外へ行く場合は、主治医に英語の診断書を簡易なものでも構わないので作成してもらっておいた方がことはスムーズに運びます。

国内最大手の航空会社のひとつJALのホームページでは、「パニック障害を抱える人は、飛行機に乗る前に、必ず医師の相談のもと抗不安薬を携帯していてください」と説明されています。「備えあれば患いなし」ということで、事前の準備というのも問題なく搭乗を成功させるためにかなり重要になってくるということでもあります。

(まとめ)

飛行機は電車のような乗り物に比べるとパニック障害の人から見れば、ハードルは高いです。長時間、密閉空間に拘束されることになるからです。
(関連:)
パニック障害と電車【対策】

今回はパニック障害の人の飛行機を克服する・・・・・・そういった趣旨の記事を書かせていただきましたが、パニック障害の人は飛行機に限らず、閉所で一定時間拘束される環境を苦手とすると言われています。

しかしながら、同じ環境、状況を何度も繰り返すことで、ある程度その苦手な対象へ慣れることは可能です。

それでもどうしても乗り越えられないような予期不安が生じるのであれば、薬を事前に飲まれておくことも一法で有効です。そして、好きな音楽でも聴いてリラックスして寝てしまえばいいのです。過去の私ですが、飛行機は大丈夫だったのですが、さすがに、10数時間も搭乗を余儀なくされる海外便にはうんざりさせつづけられました。

そんな時は、好きな音楽をひたすら聴いていましたね。。。

少しでもこの記事がパニック障害で苦しむ人の助けになれば幸いです。

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