パニック障害は考え方を変えるだけでは克服できない

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パニック障害は考え方を変えるだけでは克服できない

よく勘違いされている方がいるのですが、
パニック障害は考え方の問題ではありません。
パニック障害を克服するには考え方を正さなければいけないと
感じている人が少なくないようです。

これは一昔前、90年代から流行しだした
ポジティブシンキングという概念の影響が未だに
現代人を支配しているからだと思われます。

パニック障害は考え方の問題ではない

つまり、
このポジティブシンキングの理論は以下の通りです。

すなわち、それは

ポジティブな人はポジティブな考え方を習慣化したのでポジティブになり、
ネガティブな人はネガティブな思考を習慣化したため、ネガティブである


という単純明快すぎる概念です。

しかし、これは完全に間違いです。

脳科学の進展により判明したこと

脳科学的にみても、このことを間違いであると否定する学者は今現在ではさすがにほとんど存在しないでしょう。これは脳の機能が考え方や性格を産んでいるという脳科学の分野の進展に依拠します。

お酒を飲むとなぜ暗い人が明るくなるのか?

実際にたとえばですが、暗い神経質な人がお酒を飲むと明るく陽気で饒舌(じょうぜつ)になったりすることを考えれば良く理解できる現象なのです。
パニック発作がベンゾジアゼピン系抗不安薬を飲むと収まるのも同じ理由からです。

パニック障害を克服するのに考え方の修正や精神論は必要ない

したがって、パニック障害を克服するのに考え方や認知方法を修正すればいいという意見は間違いなのです。

 


脳→考え方、思考、認知(〇)

であり、
考え方、思考、認知→脳(✖)

という後者の流れはありえないわけです。

パニック障害の原因と真実

 


パニック障害になりやすい脳を持っているから

パニック発作が起きるのであって、
パニック障害になりやすい性格、考え方をしているから
パニック障害になっているのでは一切ない。

結構、ここのところは勘違いしている人が多いですので
パニック障害をより短期で克服するためにも
その誤謬(ごびゅう)は正しておいた方が身のためでしょう。
(参照:)※英語
(http://depressiongenetics.stanford.edu/mddandgenes.html)

認知療法や認知行動療法は
精神疾患に実際問題、ほとんど有効では実はありません。

パニック障害や他の精神疾患(統合失調症は除く)に対して有効なものは
運動や瞑想であり、薬物療法です。
何故かというと、これらの克服法は、脳の機能に直接介入することができるからです。

努力逆転の法則

良い考え方の癖をつけようと、
気張ってポジティブシンキングしたり、
不安をかき消そうとしてみても、
逆に不安が強くなったり、気張った分、過度に心身が疲弊してしまうことでしょう。

これは、「宝箱を絶対に開けるな!」といわれると
逆に「余計に開けたくなる」心理とこれは同じ話です。

「ポジティブな考え方をしよう!」と頑張り気張ると、
逆にネガティブな思考が心に浮かんできやすくなるわけです。

これはよく心理学の分野では、「努力逆転の法則」と呼ばれているものです。
したがって、
パニック障害を考え方の問題で片付けようとすればするほど、

パニック障害の症状は悪化する傾向にあるというわけです。心を無理にポジティブにしようとしたりして気張ると逆に悪化するということです。

これは、感情という生理現象を無理に抑えようとしているためで、文字通り心身に過度な無理がかかっている状態です。

まとめ

このように実は、パニック障害を克服するのに考え方を修正する必要など実はありません。あるとすれば脳の機能(゠働き方)を修正する方法論をとっていくことが最重要課題なのです。
ただし、
パニック障害に認知療法や認知行動療法のような上述したいわゆる考え方の癖を修正する克服法は「気休め」、「補助」にはなります。
低料金のところがあれば自力の克服に合わせて実践されてみても良いかとは思います。

しかしながら、気休め以下の効果しか生まないものに、投資する必要はないというのが私の考えではあります。

パニック障害を克服 (←トップページへ戻る)
(参照リンク:)※英語
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmedhealth/PMH0072778/
http://depressiongenetics.stanford.edu/mddandgenes.html

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