パニック障害を催眠療法で克服できるのか？

(最終更新日:2020/12/29)

パニック障害を催眠療法で克服できるのか？

✅結論を先に申し上げますと、パニック障害は催眠療法ではまず克服できません。

他のページでも説明させていただきましたが、
暗いパニック障害の性格の人（一概には言えませんが）が、明るいポジティブな性格の人間に催眠療法を受けることでは、なれません。

「このような物理的な変化を催眠療法でもたらすことは不可能である」

ということは冷静になって考えれば、よくわかるのですが、意外と多くの方が、心、性格という目に見えない分野に対してこの種の話が、巷の療法家によって、巧妙に語られているため、騙されたり、信じ込んでいるという人が多いという印象を受けます。

潜在意識とか信じている人って多いですよね？

これも同じ話です。

催眠を受けても先天的な性格（゠脳機能）は変わらない

パニック障害を克服するのに、催眠療法を用いて、たとえば潜在意識を書き換えを試みてみてもほぼ徒労に終わります。

催眠療法の分野は「まず怪しい」ということが大前提

また、科学的といえるようなエビデンスも一切存在しません。

当然と言えば当然の話です。

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パニック障害を催眠で克服できないという実際の事例:

過去の私は、パニック障害だけでなく強迫性障害や重度の性格の問題を抱えたことがあるのですが、

また、過去の私の症状は、精神分析（無意識に介入するという点で催眠療法の発端となった古典的心理療法）を約3年間も受けても、全く改善しませんでした。

パニック障害に催眠療法は効果がない

要するに、パニック障害に対して催眠療法はまず効果がないという話になります。

その脳の機能を催眠療法を用いることで仮に百歩譲って、潜在意識（無意識）を書き換えることができたとしても、

冒頭で述べさせていただいた比喩の例（催眠を受けることで黒人が白人に物理的になれない）と同様に、内向的で神経質な脳機能を器質的に生まれつき持っている人が、外交的で社交性の高い性格の人間になることは物理的に不可能なわけです。

最近の研究によると、人間は「ポジティブ脳」と「ネガティブ脳」に分別できるとされています。

脳の機能が性格、考え方を自動的に産んでいる

考え方の癖や性格というものは、その人の脳の機能が現象化したものです。

物理的に脳がダメージを受けたからです。

したがって、パニック障害を克服する場合、催眠療法は効果的では全く持ってないという話になります。
上の方でも説明しましたが、催眠で人体の物理的な変化を起こすことなどできないからです。

運動やマインドフルネス瞑想の実践がパニック障害克服に良い

　催眠療法を受けるくらいであるのであれば、運動やマインドフルネス瞑想を自分で実践した方が余程効果的です。

過去の私の重い各種症状は、運動の習慣をつけ、マインドフルネス瞑想を
実践することで劇的な改善を示しました。

そのような経緯から、私は過去に「運動と瞑想によって感情系の精神疾患を克服する」という趣旨の書籍を発刊したことがあります。
（当時の私のFacebookは医師や大学教授のフォロワーが多く、TVメディアや雑誌メディアから取材の依頼を受けたこともありました。）

精神世界にはまってしまう前に知っておきたいこと

結構、この種の精神世界にはまってしまう人が、パニック障害のような神経症を抱える人には少なくないようですので、本稿に今、私は筆を走らせています。

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催眠だとかインナーチャイルドだとか前世のカルマ云々ですとか、その種の療法を受けるのであれば、
悪いことは言わないので自分で運動や瞑想の習慣をつけたほうが100倍マシです。

自己暗示(クーエ療法)だけで十分

✅行うのであればクーエ療法をおススメします。

クーエ療法とは、

「私は日々あらゆる面でますます良くなっています。」

と繰り返し、自分の心の中で自分に言い聞かせる

だけです。時間もお金も何もかかりません。

寝る前や時間があるときに1日何度となく目を閉じて行ってみられてください。

又、ネット上にある「パニック障害は一生治らない」とされるようなネガティブな情報(文章、動画)を見るのは一切中止します。
そして、当ブログのような
「パニック障害なんて克服できるのが当たり前で、克服できない方がむしろおかしい」
という風に思える極めてポジティブな内容のサイトのみを毎日毎日来る日も来る日も見られるようにされてください。

この作業を行うと、克服することなんて簡単だと思えるようになってきます。

（まとめ）

真偽のほどはまずは当ブログで紹介している方法を試してみてください。

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