パニック障害の克服に効くビタミン、ミネラル(まとめ)

(概要:)

パニック障害の克服にビタミン、ミネラルは非常に重要です。ビタミン、ミネラルはGABAのような心を安定させリラックスさせる鎮静系脳内神経伝達物質の生成の補因子になるからです。
今回は、パニック障害に特に有効なビタミン、ミネラル(いわゆる栄養素)について、基礎的なものをシンプルに解説していきます。

パニック障害の克服に効くビタミン、ミネラル(まとめ)

〇ビタミンB6(ピリドキシン)+亜鉛

ビタミンB6はGABAの生成に必要で、現代の食製品から欠乏しているビタミンの一種です。

パニック障害の人では、GABAが確実に脳内で不足しています。

GABAとは抗不安薬によって増加する脳内の神経伝達物質の一種です。
GABAが増加すると精神的にリラックスし、身体的には筋肉はくつろぎます。
(ちなみに、ベンゾジアゼピン系抗不安薬はこのGABAを脳内で増やす作用機序を持つ薬です。)

ビタミンB6は亜鉛とセットで飲むと効果が非常にあがります。



(↑この図で私が手書きしたZincとは亜鉛のことです。)

何故かというと、この両者はGABA生成における補因子となるからです。

要するに、GABAを生成するのにB6と亜鉛が必要だということです。

ビタミンB6、亜鉛が生体内に十分に存在すると、GABAの原料であるグルタミン酸は無事、GABAへと変換されます。

わかりやすくいえば、B6と亜鉛を飲めば、あなたの脳内のGABAレベルが上昇し、リラックスできやすくなるのです。

基本的にパニック障害はGABAレベルが上昇すればまず間違いなく治ります。

だからこそ、GABAを増やすこれらのビタミン、ミネラルは極めて大切だというシンプルな話です。

〇鉄(フェロケル鉄)

フェロケル鉄は鉄剤の中でも最も吸収効率が高いサプリメントです。鉄が不足してもパニック障害が引き起こされることがあります。鉄が不足すると、生体内のミトコンドリアの活性が落ち、ミトコンドリアの活性化は精神の鎮静あるいは抗ストレス作用を要することが近年の研究により、わかっています。

うつやパニック障害の人ではこのミトコンドリアの活性レベルが低下しています。

その活性レベルが上昇すると、これらの心の異常は解消されていきます。(運動にも活性レベルを上昇させる効果があります。)

特に女性のパニック障害の場合、鉄不足が頻繁に見られます。
対して、男性の場合は亜鉛不足※です。
(※男性の鉄不足はまれ。)
女性は鉄だけではなく亜鉛も不足しています。

注意点がひとつ。

〇鉄と亜鉛は一緒に飲むと、お互いの吸収作用を阻害します。

サプリメント摂取のコツについて:

ですので、効率よくミネラルをサプリメントから摂取するコツは、朝にたとえば鉄を飲み、夜に亜鉛を飲むように、飲むタイミングを必ずズラすことがコツです。

ビタミンに限っては、この限りではなく気にされないで構いません。

また、鉄のサプリメントは飲むのであれば、ヘム鉄でもただの鉄でもなくフェロケル鉄のサプリメントにしましょう。それから男性の場合、鉄は不要な場合が少なくなく、むしろ亜鉛の摂取を重視すべきです。

まとめ

パニック障害に効くビタミン、ミネラルの摂取はなるべくシンプルにするのがコツで、いろいろネット上に情報はあるかと思いますが、まずはここを押さえてください。

最重要課題はパニック障害の人の脳で欠乏しているGABAを上昇させることです。

ですので、はじめのうちは、ビタミンB6と亜鉛だけでも構わないくらいです。

また、色々なサプリメントを、あれこもこれも飲んでいると何が効いているかわからなくなります。

ですので、まずはこのシンプルな組み合わせをおさえてみてください。
それは、
「B6と亜鉛がGABAレベル上昇に端的に関わるということをまず抑える」
ということです。

愚直に実践されれば確実にパニック障害は改善されていくはずです。

また、サプリメントだけでどうにかしようとするだけでなく、食事(何を食べるのか?)ということも非常に大切です。
そこについては下記の記事に詳細がありますので、そちらを参照されてください。

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(最終更新:2019/03/30)

 

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