パニック障害と塩【必見】

パニック障害と塩

塩には人間の活力を高める作用があります。塩は、うつな気分を吹き飛ばし、元気を出すのに塩は不可欠なミネラルでです。

昨今、メディア等では塩分過剰の害ばかりが説かれ、塩は悪者扱いされ続けてきました。(おかしなことに糖分の害については殆ど音沙汰なしなのはスポンサーが絡む問題であるからでしょう)

しかし、塩は脳内のニューロンや神経伝達物質の活動量を高めること、日々の生活の活動量を高めること、最大筋力(筋収縮力)の向上に必要不可欠なミネラルであるのです。

パニック障害のような神経症の方は塩よりも砂糖を好む傾向にあります。本当に問題があるのは塩分過剰よりも糖分過剰です。

塩は魔法薬~小野田寛郎元少尉の証言~
人間は、まず水と塩があれば、最低限生きる条件が整っているような気がする。 私たちは塩を『魔法薬』と呼んでいた。「今日は寒いから、ひとつ魔法薬でも使うか」 と、食事にほんのひとつまみの塩を入れる。それだけで味が違い、体力が回復した。時には、雨で冷えた体を温めるために、飽和状態の食塩水を飲んだこともある。

(引用元)
https://kawasimanobuo.hatenablog.com/entry/20140214/p1

塩は陽、砂糖は陰性

桜沢如一というマクロビオティックの始祖がおりますが、彼の陰陽理論に基づけば

塩は極陽性(最も陽性度が高い)、
砂糖は極陰性(最も陰性度が高い)

食品になります。

〇陽性のモノは、塩辛いモノ、匂いのキツイモノ、冬にされる野菜等です。

〇陰性のモノは、甘いモノ、良い匂いがするモノ、夏に収穫される野菜等や果物全般です。

この陰陽理論に科学的根拠はありませんが、私の経験則また幣個人指導を受けておられる顧客の方の食の趣向の統計*から、これは正しいと考えられます。
(ちなみに私はマクロビオティックの信奉者ではありません(部分的な信奉者です))

*幣個人指導では、新規顧客の方の生化学的特徴をスクリーニングしているのですが、その統計結果に基づきます。

陰陽理論では、
塩(塩辛いモノ)は陽性、砂糖(甘いモノ)は陰性であり、心の問題を抱える者は陰性食(この場では砂糖を多く含んだ食品(例:)スイーツ)を好むとされていますが、パニック障害や強迫性障害等の心の問題を抱えた方は、この理論よろしく本当に砂糖を多く含んだスイーツ、お菓子を好む傾向にあり、塩辛いモノは嫌う傾向にあります。

逆に、パニック障害に代表される心の問題が改善されてくると、砂糖のような甘いものを自然と好まなくなり、塩辛いモノを好むようになっていきます。

この点が陰陽理論の正当性のあくまでも、やや主観的なモノとなりますが、ある程度の標本数を保持していることから、一応の傍証になると思います。

心の問題の改善に従い、甘いモノから遠ざかり、塩辛いモノ(塩分)を好むようになっていくという傾向は私経験からも顧客の方のデータからも”明確”です。

コラム:
心の問題を抱えていた頃の私は、極度の甘党でした。例えば、男であるにもかかわらず、スイーツ(和菓子、洋菓子)が大好きでした。砂糖好きで有名なメキシコ人に体に悪いから多量の砂糖摂取はやめろと止められたほど。 ところが、心の問題が消滅すると、不思議なことに極度の辛党になりました。(甘いモノに興味なし) 性格的には、明らかに陽気になり、悩んでいる人を見ると何が不満なのかわからないというほどになりました。

塩は活力を高め、砂糖は活力を緩める

例えば、塩はナトリウムですので、イオン化することで脳神経の活動電位を高めます。(脳神経の活動量を向上させる)そのため、心理的には気合を高め、元気を出す作用があります。

また、塩は神経伝達物質にも影響を与えます。

*神経伝達物質とは、巷で良く耳にするセロトニンだとかドーパミンだとかギャバだとかそういった人間の精神を彩る物質です。

また、神経伝達物質の受容体は身体中に存在します。例えばナトリウム(塩)が不足すると筋肉に力が入らなくなります。昔、炭鉱夫が塩をなめて作業をしていたのは極度の重労働に耐えうる肉体を維持するためです。(これには塩分不足による熱中症や筋痙攣を防ぐという目的もあります)

これは冒頭で述べた小野田寛郎元少尉の話と符合します。

大して、砂糖の適度の摂取は、摂取者にリラックスを寄与するのでちょっとした休憩時にその摂取は好ましいです。

しかし、気合を入れる必要のある状況下、筋肉に力を込める必要のある状況下で砂糖を摂取すると心身共に体がだるくなり、筋肉に力が入らなくなります。

また、ここから考えればお分かりの通り、砂糖の過剰摂取は気分の低下すなわち、うつ、落ち込みを惹起します。

私の重労働における経験談
私は20代荷揚げ(楊重工)の仕事をしていたことがありますが、荷揚げの仕事は昔の港湾労働者のそれと同様に体力に自信がある人にも、今現代でもかなりキツイ内容になっています。(1日に2.5t程度の重量を平均的に扱います)
ある時、 あるマンションの現場で、朝から作業を続け、夜の20時になりました。その時、同僚が自販機でお汁粉(おしるこ)を買ってきました。休憩時間にみんなで飲んだのですが、気力が一気にそがれ、恐ろしい程体に力が入らなくなった経験を私は持っています。 これは私だけでなく他の連中も「やべー。お汁粉飲んだら力が入らなくなった~」と言っていました。
他の例では、あるウェイトリフトの元世界記録保持者の話ですが、砂糖を摂取すると筋肉に力が入らなくなるので甘いものを一切やめたという逸話があります。

加えて、比叡山や大峰山で行われている千日回峰行の貫徹者いわゆる大阿闍梨は護摩行(護摩を火炊きしていく)をする前に、長期間の塩断ちの行を行いますが、塩を断つと頭が働かなくなり、元気が出なくなると実際に話されています。

 

塩選びは精製塩ではなく天然塩にする

塩は精製塩ではなく、海水を天日干しした天然塩にするようにします。
天然塩の判別方法ですが、裏面のラベルに天日塩(粗製海水塩化マグネシウム(にがり))と書かれているモノを選ぶようにします。

塩は塩でも精製塩と天然塩では天と地の差になり、天然塩には、塩の活性に必要となる他のミネラルが多く含まれています。
(天然塩は、その他のミネラルのマグネシウムも当然含んでいます。さらには塩分過剰摂取を防止するカリウムまでも含むモノすらあるのです)

対して、精製塩はその名の通り精白されているので、かなりの量の各種ミネラルが削ぎ落ちています。

 

塩分過剰の害について

糖分過剰に比較すれば、塩分過剰の害は微々たるものであると考えられます。
また、予防もしやすいです。

というのも、そもそも甘いお菓子やスイーツであればいくらでも摂取できます。
しかし、塩分を多量に含んだ塩辛い食べ物を無制限に食べることは困難であると多くの方は経験則から理解されていることと思います。

例えば、塩辛い味噌汁を延々に飲み続けること等ほぼ不可能です。

ただし、塩が良いからと言って、アホみたいに塩を取り過ぎるのは有害ですのでお気を付けください。(普段の食事で気を付ける程度で十分です)
日頃からよく運動をして、よく体を動かしている限り、塩分過剰の問題はメディアが執拗以上に煽っているだけで、ほぼないと言ってよいでしょう。

例外としては、身体の持病のある方は十分に注意されて下さい。

グルタミン酸ナトリウム(塩)について:

グルタミン酸ナトリウムは、うま味調味料として使用されることが頻繁にありますが、うま味成分であるアミノ酸と合成されているため、味覚がマヒし、”塩辛いものを今自分は食べている”という事実を脳が錯覚してしまい、ついつい塩分の過剰摂取を行ってしまいがちのタイプの塩になります。

例えば、塩辛い味噌汁はある程度飲むと塩辛いのでやめておこうという人体の制御系が自然と働きますが、グルタミン酸ナトリウムで味付けされたポテトチップスはついつい延々と食べ過ぎてしまう人が多いのは、うま味成分であるグルタミン酸ナトリウムには味覚を麻痺させ、塩分摂取の事実を人体の制御系を機能不全に陥らせてしまう機序(≒中毒性)が存在するためです。

コラム:

コラム:
パキスタンにフンザという地方があるのですが、フンザの人々には長寿が非常に多いことで世界中で知られています。(平均寿命90歳) フンザの人々は塩辛いモノを多く摂取し、現代人の1日の塩分摂取量を超過しています。

フンザの気候、環境、人々の遺伝情報は日本人とはことなりますので、この条件を無視し、それを日本人にそのまま当てはめることはできませんが、一般論としては、塩を沢山摂取していても長生きの人間は多く存在するという事実を知っておくことは重要です。

話は逸れますが、”塩分量の多い食事を摂取している人はそうでない人よりも長生きである”とする論文が誉高い論文掲載誌ランセットに掲載されたことがあります。

カリウム補給も行う

塩を摂取し過ぎたと実感する時は、水を飲むことも大切ですが、カリウム摂取の方が根本的対策法になります。
というのは、カリウムはナトリウムの拮抗剤だからです。

過剰な塩分(ナトリウム)はカリウムによって体外へ排斥されます。カリウムは果物、野菜に多く含まれています。

また、既述の通り天然塩にはカリウムも含まれているモノも存在します。

結論

血液は海水のように塩辛いです。

このことからも、乱暴の言い方をすれば、人体の源はまず第一に塩と水によって構成されていると言っても良いことと思います。

戦時中に多くの日本人を苦しめたモノのひとつは塩不足で、当時を経験した日本人は塩が当時、最も自分らが渇望した調味料だったと述懐しています。

それから、千日回峰行者の経験からわかるように、塩が不足すると頭の働きが鈍り、気分も落ち込んでいきます。

また、マクロビオティックの陰陽理論に私や顧客の経験則、傾向を当てはめてみても心の問題が大きければ大きい程、砂糖を好み(砂糖過剰)、塩を敬遠する(塩不足)傾向があることがわかりました。

そして、これも同上傾向論から、心の問題が解消された人ほど塩を好むようになり、砂糖を好まなくなり、同時に陽気になるということも幣個人指導のデータから言えることです。

塩はナトリウムで脳内及び身体の神経伝達物質受容体に密接に関わる必須ミネラルの一種です。

パニック障害克服の足枷(あしかせ)は塩よりも砂糖

パニック障害を克服されたい方は積極的に塩分を摂取すると良いでしょう。
(塩は天然塩を使用されて下さい。
まら、砂糖は陰気にするのでなるべく控え目とするが、人工甘味料ではなく天然砂糖例えば甜菜(てんさい)糖等を選定するようにする)

ただし、きちんと運動も行い、日々十分に発汗し、サプリメントのようなモノで無理な塩分摂取は行わないようにされて下さい。

※この記事は下書きです。時間のある時に逐次、修正作業の方を行っていきます。

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