パニック障害を克服戦術③—常識を書き換えないといけない—

パニック障害を完治させるには常識を書き換えないといけない

 

パニック障害にせよ何の心の問題にせよ、完全に解決するには自分の中の常識を書き換えないとダメです。

常識とは常に世相によって醸成された共同妄想であり、必ずしも事実だというわけではありません。

世相を醸成する過半数の意見は間違っている場合が多い

世の人の過半数の意見は常に間違っている場合が多です。

これは歴史を振り返ってみてもよくわかります。実際に歴史上の実例を挙げることもできますが、この場で書けないような話も多く含まれるため、以下の事例にその席を譲ります。

例えば、
株の世界で良く言われますが、

「相場参加者の過半数が強気の時に株を空売り*し、過半数が弱気の時に株を買え」

そうすれば儲かるというモノがあります。

*空売りとは株価の下落で儲ける方法を指し、一般の方にはわかりづらいかと思いますが、そういう方法がある程度に理解されて下さい。

 

実際に、”株価は総楽観*と共に大天井を打ち(=消滅し)、総悲観*で底打ちする”場合が非常に多いということを市場の熟練者であればあるほど、よく理解していることであり、実際に市場に出回っている株式や先物等の買い建玉、売り建玉数の割合で相場の転換を見る手法があるのですが、実際この手法は確度が高いことが統計的に分かっています。


*総楽観とは、相場参加者の過半数が楽観的になっていることを意味します。

*総悲観とは、相場参加者の過半数が悲観的になっていることを意味します。


要するに、過半数の市場参加者は株価がクライマックスに達した大天井で株を買い損失を出し、株価が大底に達した時に株を空売りし損失を出しています。(これはプロの機関投資家でも余程優秀な人材を除いては同じ話です)

「過半数は常に間違っている(またはその公算が大きい)」ことが株の世界に限らず、”この世界”では実際によく起きております。
(繰り返しとなりますが、いくらでも例を挙げることは可能です。しかし、リスクが高いので記載しません)

これはパニック障害の克服に関しても、全く同じことが言えると感じています。

逆効果になるようなパニック障害の克服の方法論が専門家にすら説明されている

というのも、私から見ると

 

「なぜ過半数の人はこんな無駄なことをやっているのか?」
「こんなことをやったらむしろ逆効果なのではないか?」


と思われることを行ってしまっている人が少なくない印象を受けております。

コラム:YouTubeの凋落
例えば、YouTube等でパニック障害のようなワードで検索をかけるといろいろな動画が出てきますが、その殆どが中身を伴わないものであったり、専門家が教科書通りの陳腐な解説をしておしまい、といった空虚な動画が数多く散見されます。(ただし、既に2020年以降私はYouTube動画は下記に記すカテゴリーを除外しては見ておりませんので今現在は知りません) この現象は何もパニック障害に限った話ではありません。(私観に過ぎませんが、既にYouTubeは死んでいます。終わったプラットフォームです) こういった経緯から私はYouTubeに関しては、How to系動画や神業的技能を持つ人の超絶技巧動画、音楽動画以外一切検索もしませんし、見向きもしません。これらのカテゴリー以外は残念ですが、品質の低いコンテンツである場合が多いと感じています。 もちろん、どのように感じるかは千人千様ですから、あくまでもこれは私個人の実感に過ぎませんので、幣当記述は、あくまでも客観的に受け取って下さりますようよろしくお願いいたします。

話が逸れたので、元に戻します。

株の世界でも、実際のこの世界でも、
世相を形成する過半数が間違っている”ことはよくあります。
だからこそ、常識を一度疑ってみることが必須になってくるわけです。

常識を書き換えた実例—私の例—

例えば、過去の私はパニック障害だけでなくその他の極めて深刻な心の問題を多数抱え、再起不能の廃物とまで言われました。
救いを求めるために四国遍路を行い、禅寺に道場破りよろしく参禅してきました。また、自衛隊に入隊し、数多くの上官に悩みを相談してきました。
それらの禅寺の住職、上官に言われたことは「性格は一生変わらない」という“常識”でした。


ところが、今現在の私は人前に出ても何とも思わず、海外の本屋だとかそういう人が大勢集まりかつピアノが置いてあるところでピアノ演奏をしても、やはり普段と何も変わりませんし、講演会を開いても普段とほぼ変化なしです。

また、一言言われれば四言、五言言い返します。

 

(余談であり、ここから語る話は、誇れるような話では決してありませんが、例えば私は教習所の教官と怒鳴り合いの口喧嘩になり、その同教官をそのまま乗せた状態で”検定に”合格しています。

それから、ある時海外居住時、アメリカ人の男3人が無礼な態度や振る舞いを取ってきたので、口喧嘩になり、ボロクソになじって宿泊先のホテルから追い出したこともあります。

(あいつに会うとマズイと思った三人衆は1日で出ていったということを親しくしていた受付の人から実際に聞いた。素行が悪いので追い返してくれて助かったとホテルの従業員から感謝されました。

(武勇伝を話したいわけではなく、私が言いたいことはこれくらい人は変わるモノであるという私の実例をこの場で多くの方に気づいてほしいとの願いで記載しています))


なお、私は私に近い人からは良く喋る、口が悪いと言われますが、以前の私(重度の心の問題を多数発症後)からは考えられないことなので、「あんたは本当に変わった」と知り合いに良く言われるほどとなっています。

このようにして、性格は変わらない、気質は変わらないという常識は私の中では完全に崩れ落ち、
代わりに、気質、性格は変えることが出来るという常識へと書き換えられたのでした。

✅結局、自分の常識を作るのは他人では断じてなく、自分自身であり、自分を変えるのは自分だけであり、オックスフォード大学のA教授がこう言った。

東大の権威の何某がこう言っているなんていうのは、どうでもいい話で、あなたはあなた自身ですので、そんな人間たち(“他人”)の話(“常識”)に影響される方がむしろおかしいという事実に気づくことが非常に重要です。

ここまで来れると、自分だけの常識を作るあと一歩手前まで来ています。

パニック障害を絶対克服したい方へ


パニック障害を絶対に克服したい方は、

■「パニック障害は絶対に治る!」
■「パニック障害(神経症)界隈の常識は間違っている!」
■「気質、性格まで改造強化することが出来る!」


心の底から信じ込んでください。

冗談抜きの本気で信じ込むことが肝要です。

なお、以下の方法はこのブログか他のブログに既に軽く書いたモノなので重複となるかもしれませんが、常識を書き換えるのに極めて有効であるため、追加情報を加えて再掲します。

パニック障害は絶対に治ると常識を書き換え信じ込む方法

①パニック障害は絶対に治る。治るのが当たり前で、治らない方がおかしい。

 

via GIFER

治らないのは治療法の常識が間違っているからだ。

とメモ用紙にボールペンで記述し、起床後、通勤通学時、昼休憩時、帰宅後、就寝前の1日最低5回は見るようにします。

続いて、
理想とする自分像もイラストを交えながら記述し、理想とする自分はどういう人間なのかありありと事細かに書いていきます。
(具体的に書くことが最大のポイントです)

このメモ用紙も常日頃から携行し、上段同様、1日最低5回は見るようにしてください。(長期使用するモノなので、劣化を防ぐために完成後、セロテープなどで紙面の裏表全部を完全コーティングすることをおススメします)

そして、この作業は目的が完遂するまで必ず継続するようにします。

時には心が折れ、やる気がしないときもあると思います。しかし、そのような落ち込みに晒されている時すらも、最低でもそのメモ用紙を1日1回は見るようにされてください。
(1回でも継続していると習慣化という側面には思いも寄らない強力な効果があります。復帰時の心理的負荷が驚くほど軽くなる)

 

②ネガティブな情報を一切見聞きするのをやめます。


ネット上、リアルにおけるパニック障害に関してネガティブなことを言う人、或いはその種の動画、音声を見聞きするのをやめます。

どうしてもできない人はタブレットデバイス、パソコンを捨てる(売却する)と良いと思います。(私は受験勉強を行っていた頃、TV、パソコン、ゲーム機器全てを捨てました)

こうして、ポジティブな情報で頭を満載にしていきます。ネガティブな情報はマイナスにしかなりませんので、すべてシャットダウンすることは誇張できないほど重要です。

③当ブログのパニック障害の克服法を実践していく

既に為されている方も多いと思いますが、当ブログのパニック障害の克服法を総合的に実践していきます。

これを行うのと行わないのとでは①の効果は月とスッポンになります。

この③の方法はパニック障害や性格、気質を改善する根本的な方法になっています。

この③を行うことで、上記①を信じ込む信念が増大することになります。

✅(重要な原則を記述します。“強気であればあるほど信じ込みは強くなり、弱気であればあるほど信じ込みは弱くなる”(※ただし、弱気でも繰り返すことで信じ込みは着実に増大していくので心配は無用です。十分な効果が期待できます))


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

嘘すら真実として思い込めることすらできる


余談ですが、ブラボーツ―ゼロという書籍でSAS(英特殊部隊)の隊員が敵戦地内で捕まり、捕虜生活を長期送った逸話が出てきます。

彼は特殊部隊所属であるため(特殊部隊員はこの種の尋問時を想定した訓練を受けます)、フェイクストーリーを頭の中に来る日も来る日も反芻することですべて定着させ、
「それを尋問官に長期の間、繰り返ししているうちに、そのフェイクストーリーを本物のモノだと思えるくらいに、いつの間にかなってしまっていた」と残しています。

皆様の常識の書き換えを行うにあたって、目標にしていただきたいのは彼と同じレベルの信じ込みの獲得です。

 

結論

パニック障害を完治するにはまず、自分自身の中にある世相によって醸成された間違った常識すなわち

 

■「パニック障害は一生治らない」
■「パニック要害の症状は消えても、気質的なモノ、性格的なモノは残存する」
■「パニック障害の克服法は○○が良い(←実際には間違っていることが多い)」


というような”常識”を完全にぶち壊し、消滅させ


「パニック障害は治って当たり前。治らない方がおかしい」


といった新たな正しい常識に書き換えてしまうことが非常に重要になります。

常識の書き換えのコツは、

①人間は視覚情報に大きく翻弄されるという一大特性を持っているので視認情報働きかけを中心に行う。
よって、文字やイラストを携行できるメモ用紙や京大式カード等に書き込み、それを毎日視認する。

その1日における回数は多ければ多い程良いが、1日最低5回は見た方が良い。

②常識の信じ込みは繰り返すほど高まり、しかも中期長期的に長く継続すればするほどさらに高まっていく。したがって、中長期スパンでじっくり実行していく。

③常識の信じ込みは強気であればあるほど信念は強まり、弱気であると弱まる
なので、強気になるための肉体訓練、精神訓練は必ず併用するべきである。

 


私が常識を書き換えてから、わかったことは世の中、真実と言われている常識も間違っていることが非常に多いということです。
中にはでたらめが真実だと崇拝されていることすらあります。

ぜひ、皆様もパニック障害の自力での克服を目指し、私がこれまでに記したこれらの方法を実践されてみられて下さい。

不明点などありましたら、お気軽にご質問下さい。

パニック障害を自力で克服 (←ブログ記事一覧へ戻る)

(関連記事一覧)

(Visited 810 times, 1 visits today)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です