加害恐怖が治ると、罪悪感の感度が極端に低下します。そのため、何か不道徳なことを行っても何とも思いません。
道徳的な人間が不道徳になっていくというわけですが、これはもちろん良い意味においてです。もともと強迫性障害の加害恐怖に悩んでいる人は、あまりにも真面目で良心的な人がほとんどです。いわゆる心があまりにも繊細でやさしい人が多いと言えます。
しかし、その極端な特性が社会規範の遵守という強迫観念と逆行する形で(カリギュラ効果)、加害恐怖を誘発するというわけです。
したがって、加害恐怖に悩む人は不道徳になった方がよい。
不道徳になれればこのような症状に悩むことはなくなります。
これは加害恐怖だけではなく、強迫性障害全般の症状にいえることになります。
余談ですが、今現在の私のケースでは不道徳、不謹慎なことを考えても何とも思いません。行っても何とも思いません。
日常生活で罪の意識を感じることはありません。
何をしても基本、正当化されます。(註:もちろん他人に迷惑を掛けない範囲内の話です)
自分を責めるとか有りえないです。
劣等感ではなく、万能感。
実際、何をやっても成功する。
”最高の気分”と言わざるを得ないですね。
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