強迫性障害と医療用大麻
強迫性障害に医療用大麻が効く公算は大きいです。医療用大麻には強力な抗不安作用が存在するため、難治性の強迫性障害等のにっちもさっちも行かなくなっている状態の方に対してはケースバイケースですが推奨されるかもしれません。
(現在、医療用大麻の使用は術後の痛み止めやてんかん発作等に対してのみ認可されているようですが、今後はその適応は広がっていく公算が大きいでしょう)
医療用大麻に関して私の認識は良いモノでも悪いモノでもない、という中立的立場です。
私は米国居住時(コロラド州)に医療用大麻の処方を受けていたことがありましたが、怖い体験をしたことがあります。時間間隔が歪み、時間が引き延ばされた感覚に陥り、例えば30秒が1時間に感じられたことがあります。
まるで時の牢獄に閉じ込められたような感覚でした。
医療用大麻を長期的に使用していると、統合失調症の発症リスクが高まるというデータがありますが、私経験上、これは本当だと感じています。(摂取分量に大きく依存することでしょうが)
このように、医療用大麻にもメリットだけではなくデメリットいわゆるサイドエフェクト=副作用というものがあるわけです。
(こういうケースでは分量が多過ぎる場合がほとんどで摂取量を最小量にすればこのような体験は防ぐことは可能です)
しかし、本当にどうにもならないレベルの強迫性障害の人に対しては医療用大麻は有りだと思っています。
私の経験上、並みの治療薬を遥かに凌駕する抗不安作用が存在することを知っているからです。
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