一人っ子の強迫性障害は深刻化しやすい【対策付き】

一人っ子の強迫性障害は深刻化しやすい【対策付き】

 

一人っ子の強迫性障害は深刻化しやすいと言われていますが、これは強迫性障害に限った話ではなく、他の数多くの心の問題全般に言える話です。

今回はその理由と対策について記述していきます。

 

一人っ子の強迫性障害は何故、深刻化しやすいのか?

理由1:家庭環境の問題が一人の子供に集中砲火されやすい

例えば、家庭に問題を抱えている(≒父親、母親の問題)場合、兄弟や姉妹がいればその実害を自分、兄、弟・・・・・・と言った形で自動的に分散されることになります。

ところが、
兄弟、姉妹が存在しない場合(=一人っ子)、家庭の問題が全て一人の子供へと集中砲火されることになるわけです。

そういう意味合いで、強迫性障害の一人っ子はより深刻化しやすい*と言えます。(*強迫性障害に限った話ではありませんが)

特に、幼少期であればあるほど家庭環境の影響は大きくなりますので、小さな子供に与える親の影響は増大することになります。この時期に家庭環境が劣悪かつ、しかも一人っ子の子供は他に兄弟がいる子供と比べるとその悪影響を余計にこうむるのは想像に難しくありません。

 

関連記事:
強迫性障害になるのは幼少期に原因があるのか?
強迫性障害は”親のせい”なのだろうか?

理由2:一人っ子は兄弟、姉妹がいることで学べる社会的コミュニケーション能力がその性質上欠乏しやすい

 

一人っ子は兄弟や姉妹がいる子供と比較すると、兄弟同士や姉妹同士のコミュニケーションがありませんので、その年代で兄弟姉妹有りの子供たちが自分の兄弟、姉妹などから学んでいる当たり前のことを当たり前のモノとして学ぶことができません。

例えば、

α:兄弟がいるのであれば男友達との遊び方やコミュニケーションの取り方の基礎作りをこの時期に為すことができます。

β:姉妹がいれば女友達との遊び方やコミュニケーションの取り方の基礎作りをこの時期に家庭内で自然とすることができるわけです。

“友人関係の基礎は家庭内(家庭内に存在する同年代の子供(兄弟とか姉妹等))で作られるモノ”でしょう。

(友人関係はあくまでも同年代の同胞(特に兄弟)から子供は学ぶのであって、父親や母親などのかなりの年長者から学ぶモノではありません)

それが一人っ子の場合は、一切合切ありませんので、強迫性障害の一人っ子は、兄弟のいる強迫性障害の子供と比べるとより孤独化もしやすい上、社会的コミュニケーション能力にも問題を抱えやすいわけです。
(≒他人とどうコミュニケーションを取っていいかわからない)

これが強迫性障害の深刻化の原因になりえます。


強迫性障害は時間があればあるほどに悪化する特性を持つ
さらには、自分一人でいる時間が一人っ子の場合、他の兄弟がいる子供たちと比べて圧倒的に長くなる傾向にあります。 一人の時間が長い程、自分一人で考え込む時間も長くなりますので、もし一人っ子で強迫性障害を抱えている場合、このような経緯から悪化しやすくなります。 他に家庭内に兄弟、姉妹がいる場合、彼ら彼女らと話したり一緒に遊んでいるうちに忘れてしまう公算すら大きいですが、一人っ子の強迫性障害の人にはそれがないワケです。 強迫性障害とは、持て余す時間があればあるほど悪化するという性質があります。

 

 

関連記事:
強迫性障害を生活習慣を正して克服する方法

理由3:社会的な偏見

 

一人っ子だから甘やかされているという社会全般で散見されるレッテル貼りがあります。

一人っ子だったとしても苦学されたり、親の金銭トラブルの肩代わりをし常人ならぬ努力をしている子供は沢山います。

私には兄弟はいませんが、この種のレッテル貼りをしてくる人間は経験上、かなり多く存在しておりました。

「お前ごときに何がわかる?」と思ったものですが、このように例え一般論であったとしても、十把一絡げに断定調で特に他人のデリケートな問題に関してモノを言うのは避けた方が無難です。

 

 

結論

今現在、日本は少子化が進んでいるため、一家庭当たりの子供の数が減ってきています。
実際、一人っ子の割合は大幅に増加傾向にあります。

(概数表記で20%の家庭が子供は一人 (2021年国立社会保障・人口問題研究所統計より))

この統計から一概には言えないのですが、一人っ子の強迫性障害も増加傾向にある公算が高いとは、一応は言えると思います。

 

一人っ子の強迫性障害は深刻化しやすいのは既報の通りですが、この中で特に大きなファクターになっているのは、
上記理由1の「家庭環境の問題が一人の子供に集中砲火されやすい」という事象
でしょう。

 

私のカナダの友人(世界を自転車とバイクでキャンプをしながら一周した)は一人っ子だったそうですが、彼の家庭には問題がありました。そのためネジレタ性格になったと言っています。
後年それが癒されたのは南米奥地のシャーマンのもとでの神秘体験だったと言います。

彼は初めて私と出会ったときに以下のようなことを言っていました。

 

“No brother,sister is so much trouble. Because all the problem of family likely to focus on just one kid.
My parents was always arguing as hell.”

兄弟がいないことは大問題だ。
何故なら、家庭の問題が全て一人の子供に集中することになる。
自分の両親は毎回酷い口論ばかりしていた。
 


以下に、一人っ子の強迫性障害の人ができる対策を追記として書いていきます。

一人っ子の強迫性障害の人ができる対策:

〇運動の習慣を本格的に付ける


運動は強迫性障害の克服に非常に効果的です。このこともあまり公にされず、過小評価されている対策の一つです。

関連記事:
強迫性障害と筋肉の関係【筋トレの重要性】
強迫性障害をヨガで克服【最新版】
強迫性障害を運動で克服【まとめ】

〇サプリメントの摂取を検討する


サプリメントの摂取は強迫性障害の克服に実はかなり有効です。
サプリメントごときで改善だとか克服出来たらだれも苦労しないというのは大きな誤りです。

こうしたことが常識化してしまっているのは、大企業によるプロパガンダに数多くの人が毒されているためです。

関連記事:
強迫性障害に効果的なサプリメント【最新版】

〇考えている暇のない忙しい生活を心掛ける(高校生であればバイトや受験勉強に精を出す等)


考えている暇のない忙しい生活を送るほど強迫性障害のしつこい強迫観念や強迫衝動は鎮静化していきます。

詳しくは以下の記事をお読みになられてください。

関連記事:
強迫性障害を生活習慣を正して克服する方法

〇バックパッカーになりホステル生活を続けたり、任期制自衛官になり集団生活を行う


→難しいことかもしれませんが、海外などを一周しバックパッカーとなり、ホステル(ホステルとは一般には個室なしの集団部屋(ドミトリ))生活を送ったり、任期制自衛官になり集団生活を学ぶのも悪くないでしょう。

一人旅でのホステル生活の方を私は強くおススメします。

無理をせず自分に可能だと考えられる範囲でこの種の集団生活の経験を積むと良いでしょう。私は任期制自衛官、バックパッカーの海外一人旅での集団生活にて数多くのことを学びました。

 

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【最期に:】

以上で、本ブログ記事に際し、筆を擱くことにしますが、
私には兄弟がいませんのでより効果的なアドバイスを強迫性障害の問題を抱える一人っ子の方に為すことが可能です。

また、強迫性障害を克服、完治することは可能です。
詳しくは2つ存在する私のYouTubeチャンネルや当ブログを参照いただければと存じます。

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