強迫性障害でネットが怖い人へ【対策】

強迫性障害でネットが怖い人へ【対策】

強迫性障害のせいでネットが怖くなり利用できなくなる人がいます。
具体的な特徴は、

    • ネットサーフィン中にホームページやブログ上の何らかの登録ボタンを押してしまったのではないか?

    • ブログのコメント欄や掲示板に何か酷いこと、卑猥なことを書き込んでしまったのではないか?

    • 自分のLINEやメッセンジャー等のSNSのメッセージやメールで加害的なコメントや卑猥なことを相手に送信してしまったのではないか?

    • スパムメールやスパムリンクをクリックしてしまい自分が使用しているデスクトップ、ノートパソコンやスマホ、IPAD等タブレット端末がハッキング被害にあってしまったのではないか?

    • メールボックスにスパムメールが送られてくるので、その内容が怖い(自分に過失があるのではないか?)

    • 個人店舗のネットショッピングを利用したがURLがSSL化されてないため、第三者にクレジットカードの情報等を傍受され悪用されるのではないか?

等のモノが多いです。

なぜ、強迫性障害でネットをするのが怖い症状が発現するのか?

 

✅その理由には下記のタイプA、Bが関わっているとみてまず間違いありません。

 

タイプA:加害恐怖

ネット上に何か暴力的な酷いことや卑猥な事を書き込んでしまったのではないかと気が気ではいなくなるのは、強迫性障害の加害恐怖という症状の一種です。

 

このタイプの人すなわち加害恐怖の人は、例えば車の運転中に些細な物音がしたので誰かを轢いてしまったのではないかと四六時中悩み続けるといったことが頻発しますが、こだわりの対象は人それぞれ違いますので、車の運転に意識が向かっている人、ネットに意識が向いている人・・・・・・と言った風に個人差が生じるわけです。

関連記事:
【加害恐怖】車の運転を克服する方法【強迫性障害】


ネットにこだわりが向いている人の場合は、上述したようにネット恐怖症になりえます。

しかしながら、誰か他人に危害を加えてしまったのではないかと異常なほど考えてしまう特性は強迫性障害の加害恐怖によるモノだと考えてまず間違いはありません。

加害恐怖の人は罪悪感を非常に感じやすい、生真面目で心が優しい人に多いです。この特性がネット空間にも日常生活同様に作用し、本人は根拠のない罪悪感や不安感に四六時中、右往左往することになるわけです。

タイプB:確認強迫

 

確認強迫の人は、例えば外出する際に家の戸締りをきちんとしたか、ガスの元栓は絞めたか等と言った自分または自分の所有物のセキュリティに関することを異常なほど確認し続けるという特性があります。

確認強迫の人は、読んだ文字の如く、とにかく自分の不安に思ったことを数限りなく確認し続けてしまうという性向があるのです。

 

 

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このタイプの人のこだわりがネット空間に向かった場合、
例えば上述のように、

 

🔵ネットショッピングの決済でクレジットカード情報が漏洩したのではないか?、

🔵フィッシングサイトURLやメールをクリックして自分のデバイスがハッキングされたのではないか?

 

・・・・・・といったことを極度に不安に感じ、中には専門業者に電話までして問題はないか確認してしまう人も存在します。
それほどまで彼らの確認強迫にまつわる不安は極大化してしまうこともあるわけです。

強迫性障害でネットが怖い人への対策

 

強迫性障害の人はその特性上、私自身も経験があるのでわかりますが、対策法を理屈で説明しても体感レベルでの不安が極大化しているので、そのほとんどは徒労に終わることになりがちです。

 

 

✅根本的な対策は、強迫性障害を克服してしまうことです。



強迫性障害はほとんど知られていませんが正しいアプローチ法を用いれば完治は可能な心の問題
です。


Point:この話を信じられない人には、百歩譲りまして、強迫性障害を改善することがネット恐怖症からの唯一の脱却法だと申し上げさせていただきます。


強迫性障害の克服法に関しては、詳しくは
以下の当ブログ記事を参考に為されて下さい。

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インスタント的対策法(気休め的)

以下に、強迫性障害の方で以上等の理由によりネット恐怖症に陥っている方向け今すぐできるインスタント的対策法を記します。
これらの知識は、ただ知っておくことだけでも気休めや多少ベターになる程度には機能するはずです。

〇ネット上に加害的な内容のことをコメントしても個人を特定できない情報なら問題はないことを知る

 

ネットに何か加害的な情報を書き込んでしまって警察に逮捕されるのではないかと考えてしまう強迫性障害(加害恐怖)の方がおりますが、個人を特定できる情報までネットサーフィンしながらワンクリックで書き込んでしまうことはありません。

個人を特定できるというのは具体性が必要です。

すなわち、記述するのにそれ相応の労力が必要になってきますので、ネット掲示板やブログをスクロールしながら、もしコメントを書き込むボタンをクリックしてしまっていても(そもそも、コメントを書き込む前に確認ページに遷移する掲示板やブログが殆どなので、この公算自体も相当小さいですが)、個人を特定できる情報を書き込んでいることはまずありえないでしょう。

 

〇SNSのメッセージやメールで加害的な、卑猥なメールを誰かに送ってしまったのではないか?

 

SNSメッセージやメールの送信履歴を確認されて下さい。
送信履歴に当該内容様のメールが存在しなければ、何もしていない証拠です。

 

〇スパムメールやスパムリンクをクリックしてしまったのではないか?

 

スパムメールは多くの人に通報されているのでその多くは迷惑メールボックスに行きます。

さらには、スパムメール開いただけでハッキングされることはまずありません。
また、スパムリンクをクリックしただけでハッキング被害に会うこともまずありません。

今現在、PC、タブレット端末のセキュリティはすさまじい速度で進捗しています。(これらの端末のセキュリティプログラムの開発にはイスラエルの企業(機関)が関わっているほどなので、余程の特殊な事例を除いては、そのセキュリティはほぼ軍事レベルの強固さを誇ります)

しかし、セキュリティをより完全なモノにするために、各SNS、メールの二段階認証をONにされて下さい。

ここまですればハッキングはほぼ不可能になります。

 

まとめ

このような知識を知識として理解しても強迫性障害の人はYESとは言わないと思われますが、知らないよりも知っておいた方がベターです。

これを言っては元も子もありませんが、

まず大前提として、

 

✅強迫性障害によるネットが怖いという恐怖症の根本解決は、強迫性障害を完治させてしまうことです。

 


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そのための情報を当ブログに散りばめておりますのでぜひ、参考に為されて下さい。

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