加害恐怖と曝露療法(行動療法)は極めて相性が悪いといえます。加害恐怖の人が強迫観念の通り行動したら、犯罪者になって終わりだからです。
暴露療法(行動療法)が過剰評価されているので、基本的にこの類の治療法に私は懐疑的なのですが、ここらへんの微妙な事情を鑑みないで闇雲に教科書的アプローチをする臨床心理士(公認心理士)、カウンセラーが多いのです。
加害恐怖が起きるのは加害恐怖(強迫観念)が浮かびやすい脳の状態になっているからです。ここに直接介入することをまず第一義に対処するのが完治のための治療のためのいろはといえるでしょう。
が、このことを理解して言えない人が非常に多いのです。
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