(最終更新日:2023/08/03)
強迫性障害で神様を冒涜してしまう人へ【対策】
強迫性障害の症状で神様を冒涜してしまう人がいます。涜神恐怖とか神罰恐怖、仏罰恐怖と呼ばれることもあります。(※縁起恐怖の一種)
人は禁止されるとそのことを余計やりたくなるので、こうした人は余計に冒涜がとまらなくなってしまうことが多々あります。
そのため、祈りや儀式的な謝罪を繰り返す人も存在します。
今回はこの種の強迫観念に対する対策法についてお話します。
神様とは何か?
Contents
主に宗教によって異なりますが、その人が信仰する偶像、例えばキリスト、お釈迦様、マホメット(ムハンマド)、モーゼなど
神と呼ばれる存在は歴史上、山ほどいます。
もっとも一般の仏教には偶像崇拝はありません。
強迫性障害でも無神論者の人には特定の神は存在しないです。(その人の中で)
しかし、そういう人は悪いことを考えたり、行うとと大いなる宇宙だとか“Something Great”と言われる存在によって罰せられるのではないかという強迫観念を持ってしまうようです。
強迫性障害の人は異常に罪悪感、罪の意識を持ちやすい性格をしている
もともと強迫性障害になる人は根が優しく真面目な人が多いため、物事に対し罪悪感を抱きやすいです。
また、頭もいいので神という抽象的な概念に関心を寄せやすいという特性があります。
ですので、「何か不謹慎な行いをしたら、考えをしたら神に罰せられるのではないか?」又は「天罰が怖い、とんでもないことが自分の身に起きるのではないか?」と考えてしまう人が存在するわけです。
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〇強迫性障害で不謹慎な考え、言葉が浮かぶ人へ【対策】
コラム:強迫性障害で神様に罪の許しを請う少女【私の顧客の方の事例】
彼女は大学生でした。彼女は特段、信心深いわけではありませんでしたが、日中、学校へ行く間に道端にいる虫を誤って踏んでしまいました。そのことがショックで彼女は『神様から天罰をくだされ、地獄に落ちるのではないか?』という強迫観念に襲われたといいます。
そして、1日中、懺悔の言葉「すみません」、「お許しください」という言葉を風呂場で1000回~2000回繰り返し、日中もずっと土下座を繰り返していたそうです。
何とその時間は6時間だとか7時間というような長時間でした。(生臭坊主よりよほど宗教的な行いをしているとある意味いえます)
しかしながら、私の指導を受けるに従い、比較的短期間で今現在はそうした神への冒涜思考は浮かんでこず、他の強迫観念も90%以上は消失したとその親御さんから報告を受けました。
対策法:神様を冒涜しても神様は許してくれるという事実を知る
神や仏はそもそも完全な存在で全知全能ですから、もしあなたが酷い冒涜行為や冒涜思考を繰り返しても、そのようなことなど全て受け入れ許してくれるのです。
「けち臭い神様」
「器量の小さい神様」
など聞いたことありませんし、存在するわけがありません。
ですから、罪の償いも罪の告白も不必要です。
もし、神のような存在が実在していても、あなたが何かをしても許してくれるわけです。
神様を冒涜してしまって辛い心情を持つ強迫性障害の人は、このような事実を知っておくことが大切です。
たかが人間一人の不謹慎な行いや冒涜思考で怒るようではそもそも神様でも仏様でも何でもないでしょう。
(こういう下らないロジックに騙されないことです)
強迫性障害でこのような神を冒涜する思考で身動きが取れない方は常に上の事実を思い起こしてください。
過去の私の場合は、そもそも神など存在しないと思っていたので、何をしても何を考えても、その種の神仏的存在に対し、何とも罪悪感も覚えませんでした。
まとめ
強迫性障害で神様を冒涜する考えが頭にこびりつき罪悪感で、どうしようもない方は上記の対策を講じてください。
しかし、根本解決にはならないので、下記の記事やこのブログの克服方法または私のYouTubeや他のブログの方法論を今すぐ実践されてみられください。
実践されて行かれれば、必ず大幅な改善がみられるはずです。
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