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強迫性障害は治って当たり前と考えることの大切さ【治すコツ】

(最終更新日:2021/11/13)

強迫性障害は治って当たり前と考えることの大切さ

 

 

強迫性障害は治って当たり前と考えるようにしないと治りづらいです。
それは病人意識が抜けないからです。

自分のことを病人視すると「自分は病人なんだ」という強い自己認識が生じます。
そして、これは極めて大切なことなのですが、人間は「自分の自己認識に紐づいている情報のみを自動的に取捨選択してしまうようにできている」のです。

*ここを正すことが強迫性障害を治すコツ、急所になります。

 

つまり、
■:「強迫性障害という病人である」という自己認識があると、強迫性障害でいるのに必要な情報のみを脳が無意識的に選定してしまうことになるのです。

 

逆に、
■:「強迫性障害は治って当たり前」という認識のヒトは治すために必要な情報を脳が自動的に取得するようになる。

 

※これらの機能は脳に存在する毛様体賦活系(Reticular Activating System

)の作用によるもの。

 

自分が慣れ親しんだ(=例えば「自分はこうである)と常日頃より考えている)普段から密接に接している情報のみを脳は拾ってきてしまう。
(自分にとって不本意なものだろうが、苦痛なものだろうが、その毀誉褒貶に関係なく、脳は慣れ親しんだものを好ましいものを”重要なもの”として無意識的に認識してしまう)


「病は忘れたときに治る」
という格言はこの理論より説明できる。

病を忘れた状態=健康である自分が当たり前の自己認識になっているので、健康になるために必要な情報のみが取捨選択されて、脳へと入っていくことになる

対策:

「強迫性障害は治って当たり前」、と普段から自分に言い聞かせるようにする。

以下のような文章を紙(スマホのメモ帳でも何でもよい)に書いて、毎日毎日、視認する工程を繰り返す。
視覚情報に訴えることが特に効果的な理由は人間は視覚的インパクトによる心理的影響は進化人類学の観点より他の器官よりも甚大なほど強烈であるということに依拠します。

「強迫性障害は治って当たり前。治らない方がおかしい」

3か月、半年、1年と1日最低3回朝昼晩+空き時間をプラスして4,5回視認する。心の中で読み上げる。
文章を暗記してしまって電車の通勤時間や通学時間、または待ち時間等の空き時間に心の中で言い聞かせるようにすると良い。

できれば上述の理由から、
視認(実際に目で文字を見る)するほど良い。

 

✅この作業を毎日繰り返していると、次第と「自分は強迫性障害である」、または「強迫性障害なんて治って当たり前」と自然と思えるように徐々に変わっていく。

 

この作業のポイントは効果を実感しなくてもとにかく継続すること。そして、習慣化してしまうこと。

一朝一夕にはいかないが数か月、半年・・・・・・と継続していくと自然と「治って当たり前」と思えるようになる。

これはゲシュタルトの書き換えという概念によるものだが、以下の記事に詳しい解説がある。

【関連記事:】
強迫性障害とゲシュタルト【克服への王道】

 

まとめ

✅詳しくは私のYouTubeチャンネルのサブチャンネルに存在する下記の動画をご照覧ください。

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上記動画の後半部(おそらく13分以降となります)に本ブログ記事コンテンツの解説があります。

上記動画を繰り返し見ることも同様の効果が期待できます。※
(※動画という視覚情報かつポジティブな事実のみを話しているため)

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