(概要:)
強迫性障害に潜在意識が、またはスピリチュアルがどうのこうのという理論は一切関係ありません。
「潜在意識を書き換えると強迫性障害が治る」という主張があります。
それらは一切、効果がない嘘なので、強迫性障害の克服を願う人は、気にされる必要はありません。(こうした情報は克服のノイズになります)
今回は、このことについて簡単な例を挙げ、解説していきます。
強迫性障害に潜在意識、理論が一切関係ない理由
そもそも強迫性障害の症状は、脳の機能(=物理的なモノ)によって生み出された現象です。
つまり、脳の機能が性格、心を産みだしているというわけです。
(結構、このことを忘れている方が少なくない印象を受けます。)
潜在意識を書き換えても物理的変化は起きえない
わかりやすい卑近な例を出します。
(例:)
たとえば、潜在意識を書き換えることで、白人が黒人になったり、黒人が白人になったりしますか?(=物理的な変化が起きるのか?)
100%しない(起きえない)ですね。
潜在意識理論の破綻と終焉
この時点で、潜在意識理論は完全に破綻しています。
“潜在意識を書き換えて物理的な変化を引き起こすことが本当にできるのであれば、潜在意識を書き換えることで、白人が黒人になったり、黄色人種が黒人になったり自由自在にできるはずです。”
しかし、これは「100%起きえない」ことであることは誰しも容易に理解できることかと思います。
ですから同様に、
“潜在意識を書き換えることで、脳の機能という物理現象(=脳の場合、ニューロン間の電気信号と化学信号のやりとり)を変えることなど微塵もできないのです。”
脳とは物理的なモノで、脳の機能の現象化したものを心と呼ぶ
↑上の「プリズム」を「脳の機能」と仮定し、「屈折して出ていった光」を「心」とみるとこのことを理解しやすい
要するに、潜在意識を書き換えることで、物理的な変化は一切、引き起こせないわけです。
自己啓発やスピリチュアル系でよく言われているような潜在意識の運用によって、脳の機能が劇的に変わることなんてことも勿論ありえません。
だから、「潜在意識を書き換えれば脳の機能が変わり、それによって強迫性障害が治るとする主張はすべて嘘」という話になります。
脳の機能が心、性格を産んでいるのだから当たり前です。
コラム:
「潜在意識の書き換えがどーのこーの」という理論の他には、スピリチュアル各種たとえば「インナーチャイルドを癒せ」だとか「前世療法がどうだこうだ」という意味不明な怪しいオカルト療法が巷には跋扈(ばっこ)しています。
そういったモノに関わって、莫大な資産を簒奪されたという顧客の方が私のところに沢山おられます。
ある私の顧客の方々は、TVによく出演していた有名催眠療法家に70万円ぼったくられたと話されていました。(数名)
強迫性障害にスピリチュアル理論は百害あって一利なし
結局、スピリチュアル方面を追求していっても何も変わらないわけです。
繰り返しますが、強迫性障害の症状はスピリチュアルの追及で何も変化などないのです。
その理由は上に書いてきた通りです。
この他にも強迫性障害を克服するには、こうしたスピ系概念はノイズになりますので全て無視することが必要です。
「引き寄せの法則、
インナーチャイルドの癒し、
インディゴチルドレン、
クリスタルチルドレン、
前世のカルマ(業)の解消、
アセンション、
オポノポノ
バシャール
ソウルメイトですとか
チャクラを開く云々かんぬん、
あるいは霊障(霊的障害=悪霊の憑依、狐(魔物)憑き)の除去が必要である等」
と言っている人にはご注意を。
(関連記事:)
〇強迫性障害を引き寄せの法則で克服できるのか?【その真偽】
また、強迫性障害に催眠療法なども基本的に無効です。
もし、自分で催眠的な手法を行いたいのであれば
自律訓練法、クーエ療法までに留めておいた方が良いでしょう。
まとめ
強迫性障害の克服に潜在意識もスピリチュアルも一切関係がありません。
要するに、意味不明なスピリチュアル系の話をし続けているわけです。
そういう人はB層や情報弱者が集まりやすいアメブロに沢山いるのは皆様ご存知の通りだと思いますが・・・・・・。
最近ではYouTubeにも出没しています。
正直な話、そのような人には近づかない方が身のためです。
また、こういった科学的根拠が一切存在しないオカルト理論を信じること自体、完全な時間の無駄であり、同時に「お金をどぶに捨てるようなモノ」なので、信用するしない以前の次元の話になるのは言うまでもありません。
何故かというと、スピ詐欺被害に会う人も出てくることも去ることながら、話がややこしくなり過ぎるので、克服のノイズになるためです。
〇強迫性障害を自力で克服【最新版】 (←ブログ記事一覧へ戻る)