強迫性障害で浪人生をしている方へ【対策付き】

強迫性障害で浪人生をしている方へ【対策付き】

 

✅強迫性障害で浪人生をしている受験生の方も中にはいると思います。
強迫性障害があると、確認強迫や不完全恐怖等の症状によって「頭の中が雑念塗れになり」、受験勉強に集中が出来なくなることがよくあります。


実際に、発症前は成績が上昇していたが、発症後は成績が目に見えて行って下降していったというケースは少なくありません。

私自身も受験勉強で浪人生活を送ったことがありますので、当事者の方の気持ちを良く理解することができます。

 


今回は、強迫性障害を抱える受験浪人の方への具体的対策法について記述していきます。

強迫性障害は浪人生活(受験勉強)の絶対的足枷(あしかせ)になる

これは、強迫性障害を経験したことがない人には単なる言い訳に聞こえるかもしれませんが、
強迫性障害があると異常とも言えるほど四六時中、些細な強迫観念が噴出し、頭がその不合理な考えに捕捉されますので、実際問題、物事に集中することが困難になります。

私のケースでは、加害恐怖や確認強迫が発生し、模試の成績、学校での成績等も強迫症状が酷くなる前は良好だったのですが、強迫性障害の各主症状が劇的に悪化してから、模試の成績も学校の成績も倒産寸前の会社の株価チャートのように下降トレンドを描くようになっていきました。(スポーツのパフォーマンスすら下降したのはワーキングメモリの問題が強迫性障害に関わっているため、偶然ではありません)

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コラム1:悲惨だった私の学生時代
特に私のケースでは、加害恐怖が非常にキツく、1日出会う人出会う人に対する悪口や残酷なイメージが頭に湧出し、毎日1日1日を過ごすのが地獄のような様相を呈することになりました。 (強迫性障害が完治した今現在、当時の状況を振り返ると今の生活はバラ色ととしか思えないほど楽になっています。これは今後私が不幸に巻き込まれようが巻き込まれなかろうが、同じ話です。 要するに、当時の状況と比較すればどのような困難でさえも私にはバラ色の人生としか感じられないといった趣旨の意味を示します。 例えば私は中米で財布の盗難に会い、ホームレスになった経験がありますが、強迫性障害で苦しんでいた時期と比較すると、こんなモノは比較に値しないと断定できます)

浪人生活の足枷(あしかせ)になりがちな強迫性障害のタイプとは?

 

浪人生活の足枷になりそうな特に強迫性障害の症状は、確認強迫、不完全恐怖、加害恐怖系等が主要なモノになりそうだと考えられます。

なお、昨今では、時世を反映して不潔恐怖や疾病恐怖等も増えていることと思われます。

 


反芻となりますが、強迫性障害は経験した人にしかわからないことなのですが、強迫性障害における強迫観念や強迫行為(その衝動)は異常な次元の話であり、そのすさまじさは非経験者の想像を絶すると考えられます。
(百聞は一見に如かず)

 

例えば、
ある受験生の女性は不潔恐怖で風呂から3時間出てこれないという経験をしました。
体を洗い過ぎ、皮膚がただれ、血すら滲む状態になったとその親御さんは私に話しました。「風呂に3時間滞在しろ!」と言われて、3時間も滞在できる人はほぼ存在しないことと思われます。

 

強迫観念や強迫行為などは確かに広義的な視座で見れば、誰にでもあるものではありますが、やはり、こうしたあまりにも常軌を逸した事例は異常であると認識すべきです。

 

 

 

他には、高校生で懺悔強迫があり、1日中、「すみません」という文言をお題目のように土下座をしながら繰り返す方もおりました。

通学時に虫を踏んで殺生を行っているのではないかということで罪悪感を感じての行動だと聞いています。

親御さんの話では、その子は日常生活を送るのに途方もない程苦労をしていたと仰っておりました。(通学する際も虫を踏んでいないか確認していたといいます)

 

浪人生が強迫性障害に対し行うべき対策

 

まず先に、私の浪人生時代の強迫性障害の劇的改善エピソードを披歴しようと思います。

というのも、私の逆転の人生が始まったのは高校という枠組みがはずれた、浪人生時代が起点となっているためです。

私の体験談は今現在、浪人生活を送り強迫症の問題に苦しむ方が問題を解決する際のエッセンスが含まれている筈です。

 


私の体験談

浪人生活に入り、予備校に入学しましたが、時間割は割と自由な学校だったので、自分の好きなようにカスタマイズが可能でした。
その特性を利用し、なるべく、復習時間を多めに取り、
すき間時間や勉強の終わった夜間などの時間に、精神安定強化を図るための運動(体を鍛える)をこの時期に私は本格的に開始しました。

運動でどうにもならなかった強迫観念が大幅に消滅


運動の具体的な内容は、ジョギングいわゆる有酸素運動それからハタヨガ(一般の方にはストレッチと言えば通じやすいと思います)、加えて腕立て伏せ、懸垂、スクワット等の筋トレです。

 

✅強迫性障害に対して運動が顕著な効果が現れ始めたのは、半年程度経過してからで、今まで悩んでいた強迫観念や強迫行為は完全にはこの時点では消えてはいませんでしたが、以前を100%とするとその時点では30~40%くらいまで改善されたのは間違いのない事実でした。

その後、模試の成績は旧帝医学部や難関理工系等でも良い判定が出るようになり、精神症状としては強迫性障害自体が影を潜めるようになったと言っても過言ではないほど明確な改善があったわけです。

 

✅ですので、浪人生活を送っている方に対してできる第一のアドバイスはまず、毎日運動習慣を30分程度は確保し実行した方が確実に良いということです。


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運動は天然の精神安定剤とでも思った方が良く継続するほど効果が高まっていくという性質があります。

運動のおかげで、当時、重い強迫性障害の症状に悩まされていた私の自信は負の無限大に発散していたのですが、何と私の自信はプラス域に移行していきました。それにより、好きな異性に告白する勇気すらその時期、生じ、実行に移すことができたわけです。

 

今現在の私を彩っている自信はこの浪人時代に身に着けたもので、要するに「やればできる」「狙った獲物は必ず落とせる」と腹の底から理解するようになったためで、浪人生時代の体験なくしてはこの自信は有りえないことだと考えております。

 

私の浪人受験生時代の話はここまでで、さらに浪人をしており強迫性障害に悩まされている方へ取るべき対策を下記に記載します。

サプリメントの摂取

サプリメントの摂取を行うことを推奨します。
ビタミンB6、亜鉛を特に重要なモノとして位置づけ、ビタミンD、C等も摂取すると良いでしょう。

サプリメントと聞くと、日本人であればねずみ講を想像すると思いますが、そういったモノについて私は言及するつもりは一切合切ありませんのでご安心ください。

薬局でもネット通販でも自分で購入できます。

 

また、サプリメントごときが強迫性障害に効果があるわけがないと考える方(専門家含む)は多いようですが、これは大きな間違いです。

 

実は、当時の私もこうしたサプリメントですとか食事ですとかそういったものを見下していました。(そんなんで治ったら誰も苦労しねーだろと思っていました)
そのため、サプリメントを摂取することで得られるベネフィットを浪人生時代にわざわざ機会損失してしまうという愚の足を踏んでしまったということでした。

エビデンス云々かんぬんを求める方は下記の強迫性障害とサプリという私の書いたブログ記事を参考にされて下さい。サプリメントの補給は強迫性障害の克服に限らず、受験勉強のパフォーマンスアップにも確実に寄与します。

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なるべく忙しい生活を送るようにする

強迫性障害は忙しい生活を送るほど影を潜めていくことになります。
当時の浪人時代の私は予備校はほどほどにし、自習メインで学習を行っておりました。電車で通学している時間はターゲットのような英単語や英熟語帳で勉強しました。

また、有料自習室、図書館などを用いて参考書で勉強していました。1日中それらの施設で勉強し、家に帰宅し、ご飯を食べ、その後は自由時間という形で1時間くらい運動を行い、就寝前に今日一日学習した内容を復習し、次の日の朝の起床時に同じ内容をさらに復習し、記憶に定着させていく・・・・・・という毎日を送っていましたが、
極度に忙しい生活を行っていたため、やはり強迫性障害の問題に悩まされることは劇的に減った(もちろん運動の効果も出ていた)わけです。

精神的に調子の悪い日は、英単語、英熟語等の暗記物の復習のみに専念し、電車に乗って終点駅まで行き、予備校のある駅で一旦下車し、また乗車し、始点となった乗車駅に戻ってくるという1日中電車内で勉強する(往復で4、5時間くらいだと思われます)という手法を取っていました。

手前みそですが、このように、自分の精神的な調子に合わせて、勉強方法を変えていくというのはグッドアイディアだと思われます。

調子の悪い時は頭がそもそも働きませんので、数学や物理の応用問題等は避けた方が無難です。(暗記物または復習のみにフォーカスするようにする)

コラム2:受験科目の選定方法の一例
受験科目の選考方法 また、理系、文系というのは、ほぼ日本の大学に限定された区分けですが、理系かつ強迫性障害に悩んでいる浪人生の方で、理系科目の成績が振るわないという場合、あえて文系に変転されてしまうのは有りだと思います。 というのも、文系は暗記科目がメインとなり、数学、物理、化学という理系科目特有の完成させるまでに時間のかかる教科を勉強しなくてすむからです。 例えば、ユニクロ(ファースト・リテイリング)の柳井正社長は早稲田大学卒ですが、氏は当初は理系に志願していたのですが、数学が苦手であったので、思い切って文転したと言います。「その決断により、難関大学の難関学部である早稲田大政経学部に入学できた」といった趣旨の発言を残しています。 大学のネームバリューだけが欲しくて大学に入学するのは別に構わないことだと私は考えています。というのも、企業に就職する時にのみ学歴は機能し、企業に入ってからは実力勝負だからです。そう割り切れる人はこだわりを全て捨て文転しても良いと思います。

結論

浪人で強迫性障害に悩み、受験勉強どころではなくなっている方は以上の私のアドバイスを参考にされてみられて下さい。

ざっくり言うと、

①運動の習慣を必ず毎日設けるようにする(過度に体が疲れたときはきちんと休養日を取る)

②サプリメントを摂取するようにする。特に、亜鉛、ビタミンB6は優先するようにする。


③なるべく忙しい生活を送るようにする

④理系で浪人生かつ強迫性障害の方で理系科目の成績が振るわなくなっている場合、思い切って文系へ転向してしまうのも一法


以上のようになります。

浪人生時代に受験勉強を本当に努力して行った人は後になり、その”たかがその受験勉強”で得た知識が役に立つことに気づくことでしょう。

 

例えば、私の例ですが、初めて英語圏の国へ行ったとき、1度も外国人と日本で会話したことすらなかったのですが、英語で困ったことはありませんでした。(ほぼ全ての会話で言うべきこと、話した内容が相手に間違いなく通じていました)

これは、受験勉強で学習した英語の知識、技術が曲がりなりにもきちんと機能していたことの傍証となりえます。(英会話のハンドブックは持っていきませんでした)

しっかりと受験勉強をしていなかったらば、間違いなく、海外に行ったときに言語で苦労したことでしょう。

 


皆様、受験生の合格をお祈りいたします。

当ブログ記事を参考にしていただければ幸いに存じます。

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