パニック障害は海外移住で改善するか?悪化するか?

パニック障害は海外移住で改善するか?悪化するか?

 

✅この回答は人によるとしか言うことはできません。

私の場合は海外移住によりパニック障害等の神経症は「改善したか?」「悪化したか?」そのうちのどちらかと問われれば、
改善しました。


私は当時、日本という国の矮小さ(くだらないルールに自縄自縛に過度になっている傾向)を忌み嫌っており、日本社会と関わらなくて済むだけでストレス解消になったわけです。
(海外で会った日本人とも分け隔てなく関わりを持ちました。日本人を嫌っていたわけでなく社会のシステム、風習を嫌っていました)

私は環境に左右されない性格なのか海外移住した際もホームシックになったことはなく(現地に行くと日本のことは全て忘れた)、海外生活もストレスをほぼ感じませんでした。
(ただ当時、車の免許を持っていなかったのでスーパー等への買い物はストレスを感じましたね。アメリカとかカナダとかオーストラリアとか土地が広いので車がないと何もできない)

 

今回はパニック障害と海外移住という題目でブログ記事を書いていきたいと思います。

パニック障害と海外移住 (海外赴任、海外留学も含む)

パニック障害を抱えた状態で海外赴任や海外留学等で海外移住しなければならない人は意外に多いのではないかと思われます。
海外移住する本人だけでなく、その妻や子供等を含めるとその総数は枚挙に暇(いとま)がない程のモノになることでしょう。

パニック障害に限らず、日本のような先進国では、心に問題を抱えている人というのは地位や職種を問わず非常に多いです。

 

パニック障害の方が海外移住する場合は、成り行きに任せる感じでも特に大きな問題はありませんが、海外でのトラブルに巻き込まれた場合の事前の対処法を頭に入れて置くことや想定されるトラブルの内容等もやはり事前に十分に想定しておくことが大切です。

事前の準備を余念なく行い、発生する公算大のトラブルも想定しておく

例えば、

・ATMでお金を引き出す時は銀行口座に紐づけされたクレジットカードで行う(デビットカードでは引き出しができないことがある)

・ホテルでカード払いする際はクレジットカードでないと対応できない場合が多い(海外ではプリペイド式のデビットカードを持っている人も多いため、クレジットカードの所持がより重要視される傾向にあります)


・金銭トラブルに巻き込まれクレジットカードや財布を紛失した時はウェスタンユニオン(身分証明書一本で海外送金を受けることができる)を利用する

 

このような事前の準備をしているとパニック障害の方も想定外の出来事に巻き込まれた際もより容易に冷静さを保つことができることでしょう。

また、
抗不安薬を飲まれている場合は抗不安薬の入手先(かかりつけ)等も事前に問い合わせを日本国内にいる内からしておくようにすると良いでしょう。

現地についてから探すのは場当たり的な方法ですので、スマートのやり方ではありません。

海外生活でパニック発作が発生しやすい場所一覧

これは日本とほぼ同じです。

 

・電車特に地下鉄(私は満員状態の地下鉄でパニック発作を起こし途中下車した経験があります)
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パニック障害と電車【対策】

・飛行機の機内
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パニック障害の人が飛行機を克服する対策・タクシーや自動車の車内

・ホテル、ホステル


などの密閉空間、密室が多いです。

ただ、海外は基本的に人口密度が日本と比べると圧倒的に低い*ので広々としています。
(*東アジア、東南アジアは除く)


↑海外は街全体が広く、ストリートも広い。よって人口密度は日本よりも遥かに低くなる。スーパーまで車がないと行けない距離などしばしば。

ホテルや家などにしても広々としているので閉所恐怖や密室恐怖などのあるパニック障害の方はむしろ症状は改善するのではないかと思います。

海外移住のメリットとは?

日本での生活という古い習慣を海外での生活という新しい習慣に書き換えることができます。

パニック障害の人がパニック障害を自力で克服するのに大切なのは古い習慣を如何に新しい習慣に書き換えていくかです。

 

パニック障害になる方は大抵悪い生活習慣を持っていることが多いですので、新しい新天地での生活はその悪習を書き換えていくのにこの上のない程、好都合です。

人間余程のことがない限り変わらないと良く言われますが、海外移住(特に長期、半永久の場合)というのは余程のことです。

ですので、海外移住は自己変革の絶好の好機であるわけです。

 

まっさらな心で人やモノに素直に接することができる
私は英語圏、スペイン語圏の国に長期滞在してきましたが行く先々の国の歴史や文化、言語、人種がそれぞれ違うのでまっさらな気持ちでそれらの事物、人に臨むことができました。 外国人と接するとまっさらな状態で接することができ、本音で語り合うことができやすかったです。 こういった本音で語り合うことはストレス解消にもなりますし、自分をさらけ出すことにもなるので親しい友人もできやすかったわけです。 私の場合は、海外現地で仕事もしていたのでなおさらのことでした。

 

✅古い習慣を打破し、新しい習慣に臨むことは自分がもう一度、世の中見るモノ聞くモノ何もかもが初めてである小さな子供に戻るようなモノです。


人は知っていることからの学びはほとんどないですが、知らないこと、未知のことからの学びは膨大な圧倒的分量になります。

そして、人は往々にして自分の知っていること(居心地の良いこと)ばかりを日々繰り返し、知らないこと(居心地の悪いこと)は避ける傾向が明確に強いので、同じことの繰り返しである俗にいう現状維持の無難な守りの生活(≒楽な生活)をしてしまい、年輪にあぐらをかいて座るだけで中身は子供みたいな人を増産することにつながっています。

しかし、この悪い停滞状況を海外移住での新天地での生活は打破することが強要されることになるので、新天地での生活は現状打破にはうってつけなわけです。



パニック障害の方の現状打破とはパニック障害の克服のことを指します。

パニック障害の人が中長期の海外旅行を一人で行く場合は生半可ではないので現状打破につながる

 

パニック障害の人の中長期(3か月や数年)程度の海外旅行は海外滞在であって、一時的な海外移住のようなモノです。

 

特に、グループではなく単独で海外旅行を行われる場合(特に今まで海外旅行の経験のない場合)は、海外旅行は未知の経験になりますので、生半可なモノではありません。
その経験は既報した余程の経験となりえます。

言語も人種も文化も社会も全て異なる国へ一人で行くのだから当然です。このような未知の体験は海外移住と同じような効果が見込める場合が必然的多くなります。

今までの自分に見えなかった盲点が、この種の体験によって”見える”ようになる。それは、「パニック障害を克服するにはどうすれば良いのか?」というような極めて具体的なモノも含めての話になります。

パニック障害にせよ、どんな問題にせよ未知の経験を積極的に積んでいくことは問題解決の糸口の把握につながります。

歴史的な発明家が多趣味で自分の分野と全くの別分野のことにまで手を出す傾向にあったのは、意識するしないに関わらず、結果的には見識を広げることにつながり、それが大発明につながったりしているわけです。


例えば、糸川英夫というロケット工学の第一人者は、実に多趣味な人でした。

結論

パニック障害の方が海外移住するのは自分を変える絶好の好機。
人間は何歳であっても大きく変貌することができる。

私の知り合いには当時、一時、薬中で路上ホームレスをしていたが今では会社の社長をしている女性もいる。

海外生活には特有のストレスやトラブルもつきものなので、事前の準備は余念なく行う必要がある。

また、海外生活が合うか合わないかを事前に判別する良い方法に3か月か半年間、現地の貸家を借りて、そこで現地の生活を3か月でも半年でも行ってみると良い。

 

パニック障害を克服する具体的な方法論に関しては下記のブログ記事一覧から該当記事を読まれてみられてください。
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