(最終更新日:2020/12/28)
目次:
パニック障害の克服に断食は有効か?
断食は確かにパニック障害に有効です。
断食をすると脳内のセロトニンが増加し、アドレナリンは抑制されます。
「パニック発作は、主にアドレナリンの過剰によって引き起こされている」と精神医学において定義されていますが、断食をするとこのアドレナリンは下がります。
そうするとアドレナリンレベルが低下するので、不安や恐れのようなネガティブな感情に襲われることはほとんどなくなるのです。
断食をして怒る人はいない
たとえば、どんなに元気が良い人でも怒りやすい人でも、断食をしているさ中に、怒ったり暴れたりする人はいません。
怒るのにもエネルギーが必要なのであって、断食をしてエネルギー不足の状態に生体がなっていれば、怒りようがないわけです。
パニック障害への断食の効果は一時的なモノ
しかしながら、この変化は一時的なモノで、永続するものではありません。そういう意味においては断食はパニック障害を克服するのに万人に有効であるとはいえません。
✅:ただし、永続的または定期的に無理なく実行することが出来れば奇跡的な回復や劇的な変化が見込めることでしょう。
サラリーマン勤めをしていれば、付き合いもありますし、ストレス塗(まみ)れの社会生活に合わして、断食という苦行を半永久的に継続するのはかなり無理がある話だと私は感じています。
(もっとも、それで無理が生じないという人には、むしろ強くおすすめします。)
私はもともと断食の専門家でもあり、数限りないほどの様々な形態の断食を実行してきたという来歴があります。
↑断食の効果は一時的なモノ(※徹底して習慣化しない限り)
私の断食体験談
私の断食の体験談をここで述べますと、断食をすると、パニック障害やその他各種の神経症の症状は鎮静化しました。
「最近明るくなった。」
「機嫌が良くなった。」
「小言をいわなくなった。」
と実際に家族や身近な人に言われたほどでした。
たとえば、断食中はパニック発作や強迫観念にとらわれることもなくなり、他に抱えていた吃音の症状も軽快しました。
この変化は断食をはじめて2日、3日程度で現れましたが、断食を中止するとまた元の状態に戻ってしまいました。
UPDATE!
(これは私の誤りで回復食を徹底しなかったためです。その頃の私は少食の徹底も行っていませんでした。その後、断食、少食を組み合わせることで想像を絶するほどの結果を手にすることができました。)
また、断食は決して楽しいものではありません。
断食は楽しいものでは決してない
感情がニュートラルになるといっても、楽しい感じでは全くないですね。
「私は数限りないほどの断食の経験を持っているが、
断食は決して楽しいものではないよね」と・・・・・・。
したがって、この状態をずっと長く継続するのは無理があり、パニック障害を克服するのにシビアに断食を克服法として用いていくのはかなり酷(こく)というものだと思います。
パニック障害の克服に断食を役立てるために
もし、パニック障害を克服するのに断食を役立てたいと考えるのであれば半断食をお勧めします。
一日一食にすると心は落ち着きやすくなります。現代人の情緒不安定の一つの大きな原因は、肉体労働をほとんどしていないにもかかわらず、カロリーの高いものを過剰に食べていることにあります。
これが精神不安定の原因につながります。
(関連記事:)
〇パニック障害は少食にすると改善する
ちなみに、江戸時代の日本人は一日2食でした。
よく食べるのであればよく運動しよう
運動していないのであれば、せいぜい2食で十分でしょう。3食食べるのであればきちんと運動をしないといけません。
(関連記事:)
〇パニック障害を食べ物で克服
〇パニック障害を運動で克服
〇パニック障害をヨガで克服
〇パニック障害をマインドフルネス瞑想で克服
(まとめ)
ちなみに、断食は自己流で実行すると危険です。
特に長期のモノになればなるほどそうです。
したがって、もしどうしてもやりたいのであれば、断食道場のようなところで専門家の管理下の元で実行すべきです。
それでも、もし自分でどうしても行いたい場合は、週数回の半断食程度に抑えておいた方がパニック障害の克服に有効です。
〇パニック障害を自力で克服 (←ブログ記事一覧へ戻る)