強迫性障害と吃音が併発しやすいこれだけの理由:

(最終更新日:2020/03/06)
強迫性障害と吃音は併発しやすい
です。強迫性障害がある人では吃音にも悩まされている場合が少なくありません。
実際、過去の私がそうでした。
今回は強迫性障害と吃音の関連性について詳しく書いていきます。

強迫性障害の人は不安が過剰に強い

まず大前提として強迫性障害の人は不安が非常に強いです。
そもそも不安が強くなければ強迫観念に捉われようがありません。

「安心してリラックスした強迫性障害の人が存在しないのは当然の話」です。

では、この強迫性障害の不安がどのように吃音に関わるのでしょうか?

一方、不安が強いほど吃音が出る

吃音も大前提として強迫性障害と同様に不安が強いほど発生しやすくなります。

特に吃音がない人でも過度に緊張すると、どもることがあります。
このことから、吃音の原因は過剰に高い不安だと言えます。

吃音の人はもともと過剰に緊張しやすい体質の方が少なくなく、同時に強迫性障害的な性格傾向を有している場合が少なくありません。

このように強迫性障害と吃音は親戚関係のような場合があるわけです。
(無論、例外も存在しますが)

強迫性障害でも吃音でもGABAが過度に欠乏している

強迫性障害の人でも吃音の人でも共通してGABA(γアミノ酪酸)という精神の安定、リラックスに関わる神経伝達物質が欠乏しています。

GABAが過度に不足すると物事に対して、または人前で非常に緊張しやすくなります。

そして、同時にGABAは言語流暢性(発話)に密接に関わっており、GABAが欠乏すると発話能力に支障が出ることが知られています。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬が強迫性障害の人や吃音の人に処方されるのはこのためで、この種の薬は脳内のGABA受容体に結合し受容体間におけるGABA濃度を上昇させることで、抗不安作用を発揮します。

不安が強い人の呼吸の型の特徴

〇不安が強い人は吐く息が非常に弱く、吸う息が強く長くなっています。

この呼吸の型は、精神状態と連動しています。

ヒトは精神が安定するほど呼吸は長く、強く、しかも吐く息に力が入り吐く息が長くなります。

逆に、

〇精神が不安定で緊張気味の人ほど吐く息は短く、しかも吸う息に力が入ります。

ヒトは精神が不安定なほど呼吸は短く、弱く、しかも吐く息に力が入らず、吐く息が短くなります。

吃音症がある人では、呼吸の型が完全に後者です。

つまり、吐く息が短く、そして弱い。

だから、吃音の人では「息がスムーズに流れていない」です。
これは「スムーズに発声できなくなること」を暗に意味します。

理由は以下の通りです。

コラム:声とはそもそも何か?

声というのはそもそも息がベースにあり、その上に声帯の振動音が乗ったものです。

つまり、声とは息の強さ(特に吐く息の強さ)の現れです。
例えば、吐く息に力が入り、吐く息が長いほど発声もしやすくなる。

「元気のよい人は声が野太く、大きい。しかもペラペラ良く喋る。」
これは吐く息が長く、強いことを意味します。

つまり、吐く息に力が入り、吐く息が長くなるほど流ちょうに話すことができるようになるというわけです。

吐く息に力を入れる方法

お酒や抗不安薬を飲むとGABAが増えることで筋肉の緊張が解けるので、横隔膜、肋間筋、広背筋、腹筋等の呼吸関連筋が柔軟になるので、

呼吸が安定する→精神が安定しリラックスする

という流れです。

GABAが増えると吐く息に力が自然と入ります。
お酒に酔って気分が良くなっている時の呼吸の状態を今度観察されてみられてください。

必ず吐く息に力が入っており、吐く息が長くなっていることにあなたは気づくはずです。

その1

吐く息に力を入れる方法の一つはサプリメントや薬の摂取です。

サプリメントとしてはビタミンB6と亜鉛がGABAを増やすのに密接に関与
します。

(関連情報:)
強迫性障害に効果的なサプリメント【最新版】

その2

もう一つの方法は、運動の習慣をつけることです。

運動の習慣をつけると、最終的にはGABAは増えるのですが、それだけでなく物理的に筋肉(特に呼吸関連筋)を強靭にするという効果があります。

運動が充足するほど筋肉は柔軟になるのです。
呼吸筋が柔軟だと当然、吐く息が強く長くなります。

(関連情報:)
強迫性障害を運動で克服【まとめ】
強迫性障害をヨガで克服【最新版】

強迫性障害と吃音の克服の方法はほとんど同じモノ

このような共通項が見いだせるわけで、強迫性障害の克服法と吃音の克服の方法はほとんど同一になります。

実際、過去の私は強迫性障害の他、吃音の症状もありました。
そして、強迫性障害が治ると同時に吃音も治ったわけです。

(関連情報:)
私の強迫性障害克服体験談

つまり、両者の根っこにある問題はほとんど同じで共通しているという話になります。その問題とは異常に高い不安レベルと過剰緊張状態です。
(=主にはGABA不足により主導される)

まとめ

強迫性障害と吃音は併発しやすいです。

両者は親戚のようなモノで強迫性障害持ちに吃音が少なくないのはこのためです。(リラックスするのが極度に下手な人が多い)

その理由は、
両者とも共通要因「GABA不足」という問題を抱えているためです。

ここから逆算して考えると、
GABAが増えていけば強迫性障害も吃音も解消されていくという話です。

したがって、その克服法はほとんど同じモノになります。

吃音や強迫性障害でお悩みの方は、当ブログの他の記事をぜひ参照されてください。↓↓↓↓↓↓↓↓↓

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