強迫性障害と対人恐怖症

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強迫性障害と対人恐怖症

強迫性障害の人は対人恐怖症を抱えている場合が少なくありません。中には、対人恐怖はないが、確認強迫や疾病恐怖があるという強迫性障害の人もいるようですが、大方の場合、対人恐怖(人が怖いという症状の一種)を抱えている場合が多いです。

今回は、なぜ強迫性障害の人に対人恐怖症が多いのか、日本人特有の病であるのか、といったことについてピンポイントで説明していきます。

対人恐怖症とは

対人恐怖症とは、日本人特有の精神疾患といわれ、DSM-5(米国精神医学会における分類及び診断書)においても、日本人固有の民族病であり、外国人(白人や黒人、ヒスパニックにはあまり見られない)と記載されています。
(Taijin kyoufusyouと英語のまま書かれています。)

(参考:)
https://en.wikipedia.org/wiki/Taijin_kyofusho

もともと、恥の文化を良しとしてきたヤマト民族の末裔がこの島国に居住しているわけで、当然、ヒトの目を気にする、しやすい文化が、そのDNAに書き込まれているといえます。

日本人の性格特性で、パーソナリティ分類で、カテゴライズすると、損害回避傾向の強いクラスターC群に分類されるとされています。クラスターC群の性格傾向は、

ネガティブに捉えれば、
・人の目を気にしやすい
・ナーバスになりやすい
・社交性が低い

といったものですが、

ポジティブにとらえれば、
・慎重な性格
・細心に注意を払う性格
・責任感が強い性格

と形容することもでき、これは良いとか悪いとかでは正直一切ないかと思います。しかしながら、これが行き過ぎると、対人恐怖症のような人と接するのが怖いという状態もしくは社会に出るのが怖いという精神状態になり、社会生活が円滑に送れなくなる懸念があります。

しかしながら、こういった日本人の性格特性に由来し、海外では日本人は、他の東アジア人よりも評価が高くなっています。(海外の人の話では、日本人は約束を破らないので、信頼できるとよく言われます。)

強迫性障害の人には対人恐怖症が多い理由

私の経験ですが、強迫性障害の人の多くは明らかに対人恐怖を抱えやすいです。以前の私が実際にそうでした。(もっとも、強迫観念が酷すぎて、対人恐怖症うんぬん以前の話で人と一切かかわることができなかったような状態でした。)

強迫性障害の人は、一般に責任感が強く、完璧主義な性格の人が多いので、過度に細かいことを気にしすぎて、その結果、人目が気になり仕事にならない、適切な友人関係を築き上げることができない、コミュ障のような状態になってしまっている・・・・・・といった状態に遺伝的になりやすいのだと思います。

ある程度までの許容範囲内での強迫観念や対人恐怖であれば社交生活にも問題は一切ないかと思いますが、それがある閾値を超えた異常だといえるレベルの人は、克服するための具体的な対策が必要になってくるでしょう。

強迫性障害で対人恐怖症を抱えていても

克服することは可能だといえます。
他の記事に詳しい話は譲りますので、下記の記事を参考にされてみてください。
過去の私は重度の強迫性障害やその他もろもろの神経症がありましたが、克服しました。

それは正しい方法にのっとったから可能になったのだと思っています。

(参考:)
強迫性障害を自力で克服するのに大切なこと
私の強迫性障害克服体験談
強迫性障害を克服するのに重要な心構え

まとめ

強迫性障害は対人恐怖症と親戚のような関係で、併発している人が非常に多いといえます。

そもそも恐怖症というもの自体が、恐怖という強迫観念に捉われている状態を暗に示唆するため、そういう人が多いのも想像に難しくないです。特に強迫性障害の遺伝的傾向を持つ人の場合、対人恐怖症を思春期に発症することが多いと報告されています。

そして、日本人に対人関係を過度に気にしてしまう対人恐怖症が多いのは、日本民族の恥の文化に起因した、いわゆる残滓的な現象だということもできるかと思います。

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