強迫性障害の天才【まとめ】

概要:

強迫性障害に天才は多いといわれています。今回は歴史上、強迫性障害といわれた天才について古くから今日に至るまで詳しく紹介していきます。

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グレン・グールド

グレン・グールドはコルトベルト変奏曲で知られるカナダ生まれの天才ピアニストです。
彼はその天才性の他、様々な奇行癖で知られています。

たとえば、グールドは常に手袋を手放さず、ファンから握手を求められると、「Don’t Touch Me!」と握手を拒絶し続けたことで有名です。

彼は極度の潔癖症で細菌恐怖という強迫性障害の症状を持っていたことで知られています。


↑歌いながらピアノを弾くグレン・グールド

また、極度の対人不安や完璧主義があり、晩年は公衆でのコンサートを拒絶し、レコーディング施設に完全にひきこもり、そこから楽曲を録音し、レコード盤を媒介した”観客へのコンサート”を行ったことでも知られています。

グールドは強迫性障害で精神が不安定で、常にパルビツール酸系抗不安薬に耽溺していました。

グールドは天才としてだけではなく、奇才ピアニストとして、今日も世界的に広く知られています。

クルト・ゲーデル

ゲーデルは不完全性定理という数学の一部が、矛盾を抱えるということを証明したことで、当時の数学界に激震を及ぼした数学者です。

彼の強迫性障害のエピソードは毒殺恐怖でした。晩年、「神の存在の証明」に執着しましたが、上手くいかず、精神不安定になり、食事も満足にとれなくなりました。

彼は元々、ひどく神経質な子供で5歳の頃から、不安神経症を患っていたとされています。8歳の頃には、リウマチ熱※による発作に常に怯えていました。

実際、後に彼の心臓に致命的なダメージを与えました。
(※リウマチ熱は心臓弁膜症を誘発するため)


↑彼が書き遺した数式

彼の毒殺恐怖は晩年、特に重症化し、妻が作った食事すらも取ることができなくなりました。

それによって、栄養失調による餓死が彼の死因だとされています。毒殺を恐れるが故、窓も開けなかったとされています。
71歳の生涯でした。

当時の担当医からは人格障害の診断を受けていますが、後世の病跡学の専門家はゲーデルは、強迫性障害であったと多く主張しています。

毒殺恐怖や細菌恐怖は強迫性障害の主要な症状の一つだからです。

草間彌生

草間彌生は世界的に有名な日本人藝術家のひとりで、強迫性障害を病んでいるとメディアに語っています。

彼女の作品は強い水玉模様の特徴があり、英国のIndependent紙によると、氏の持つ強迫性障害の行き過ぎた「こだわり」が、彼女の作品を彼女の作品たら
しめているのだと指摘しています。

彼女は強迫性障害だけでなく、統合失調症も患っているということも指摘されています。(本人談)


↑彼女の双眸の鋭さからは常人ならぬモノを誰しも感じるはずです

実際に精神病院のアトリエで制作作業を行っているということも日本のTVメディアの取材で取りざたされていますし、今現在も精神病院の近くにある自宅よりも、病院のアトリエで作業に没頭し過す時間が長いようです。

彼女は子供の頃から「視覚的および聴覚的な幻覚」を体験し始めました。初めてカボチャを見たとき、それがあたかも「自分に話しかけている」ような実感
を持ったといいます。

若い頃の彼女は、頭の中でその種の考えを「消し去る」ために絵を繰り返し描いていたそうです。

億の値がつく作品を多数この世に輩出する草間氏は、人に知れぬ苦悩を藝術へと昇華させている典型的ないわゆる「藝術家」であるといえます。

”芸術は自分にとって生死に関わる”

草間彌生

二コラ・テスラ

二コラ・テスラはエジソンを遥かに超える天才科学者であり発明家です。

テスラもまた強迫性障害の症状を有していたということを病跡学の専門家によって指摘されています。

テスラは「3」という数字に異常に強いこだわりを持っており、プールで泳ぐときもプールのレーンを33往復、泳ぎながらきちんとカウントできないと
プールから出ることが出来ませんでした。
彼のルールでは泳ぎながら33往復きちんと数えられないといけませんでした。
さもなければ、一からまた繰り返さねばならなかった。

また、テスラには細菌恐怖の症状があり、そのため、食前、すべての食器を完璧に磨く習慣がありました。

したがって、1回の食事に18枚ものナプキンが使用され、1回の食事ごとにに3つの折りたたまれたナプキンを必要としました。

彼はまた、先述した通り、テスラは3という数字に異常なこだわりを持っており(縁起恐怖)、3で割り切れる番号のホテルの部屋にもっぱら滞在しました。

↑ちなみに彼の晩年の住居は、ニューヨーカーホテルの33階のスイート3327号室で、亡くなるまで10年居住していました。

33÷3=11
3327÷3=1109

確かに、すべて3で割り切れます。

 

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まとめ:

強迫性障害と診断されたことのある有名人は世界的に数多い。その多くに何らかの傑出した才能が認められている場合も少なくありません。

彼ら彼女らの才能は”代償性過剰発達”と呼ばれるもので、脳の機能の偏りによって生じたモノだと指摘されることもまた多数あります。

代償性過剰発達というのは、卑近な例を出せば、目が見えない人が聴覚が過剰に発達し、常人には聞き取れないような音域の音を聞き取れたりするのと同じようなものです。

このように、過度に苦手な領域がある人は、この”代償性過剰発達”が起きやすくなります。

脳の機能の偏りが代償性過剰発達を産みだし、それが傑出した才能や特技につながるということも十分あるわけです。
脳は劣った領域を他の領域がカバーするようにできているので、当たり前といえば当たり前のことです。

ですから、強迫性障害の人は、そのことに自信を持ち、自分の得意なことに邁進し、それを長く継続することが特に重要だと言えます。後年、それは必ず身を結ぶはずです。

しかし、その克服は当ブログで述べている通り十分可能ではあります。


強迫性障害を自力で克服【最新版】 (←ブログ記事一覧へ戻る)

(参照文献:)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19332573
https://www.newyorker.com/magazine/2005/02/28/time-bandits-2
https://www.ocduk.org/ocd/history-of-ocd/nikola-tesla/
https://www.psychologytoday.com/intl/blog/consciousness-self-organization-and-neuroscience/201702/what-is-obsessive-compulsive-disorder

https://www.washingtonpost.com/entertainment/museums/how-yayoi-kusama-the-infinity-mirrors-visionary-channels-mental-illness-into-art/2017/02/15/94b5b23e-ea24-11e6-b82f-687d6e6a3e7c_story.html?utm_term=.cf41a98413ba
https://awomensthing.org/blog/5-women-yayoi-kusama-polka-dots/

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