強迫性障害を克服した人の世界観

強迫性障害を克服した人の世界観

強迫性障害を克服した人の世界観というものがあります。このことは他のブログで私は既に書いているのですが、再度、掲載しようと思います。

強迫性障害を克服した人の状態とは?

それでは強迫性障害を克服した人がどのような心の状態になるのか、あるいはどのような世界観を抱くようになっていくのかについて私の経験談も含めて逐次、詳しく説明していきます。

1:強迫観念から解放され、心が自然な状態になる

‘強迫性障害に苦しんでいた頃のように不用意な強迫観念に捉われ身動きが取れなくなることが、もうなくなる。考え、思考が浮かんでも、すぐに自然と消えていくので、それにこだわり、捉われることも、もはやなくなっている。‘

理由:

脳の機能が正常化することで、余計な考え、思考に捉われなくなることによる。こだわりも大幅に減っていくので、ほとんどのことに対して「まあ、どうでもいいか!」と自然と割り切ることができるようになります。

ハッキリ言って、「細かいことはどうでもよい」と努力するでもなく自然と感じられるようになるため、強迫性障害に苦しんでいた頃のような些末な強迫観念に捉われることはなくなってしまいます。

2:強迫性障害であった頃に比べると、毎日が人生薔薇色としか思えなくなる。

‘この病気で苦しんでいたころは、毎日が地獄以上の地獄のような様相を呈していたが、いったんそれを克服した人の場合、このような「地獄」から抜け出すことが可能になり、今度は毎日が楽すぎる、薔薇色としか思えないような心境に自然と何をするでもなくなる。‘

理由:

強迫性障害は本当に苦しい心の病気であるためで、一度それを克服した人は、以前の自分の生活、人生、心情と照らし合わしてみると、相対的に、今現在の強迫性障害を克服した人生は「薔薇色すぎる、こんなにも簡単すぎていいのか?」と思わずにはいられなくなります。

これは以前の人生(゠強迫性障害に苦しんでいたころ)が極めて苦しすぎたために起こる現象で、相対的に自然とそう感じることになることによります。

3:メンタルが強くなり、大抵のことは軽く流せるようになる。

‘思考の転換能力が高まり、無理やりではなく、自然と強迫観念は消失するようになる。したがって、メンタル的に強くなり、些細なことに傷ついたり、嫌な出来事が過度に頭をもたげるということもなくなっていく。‘

理由:

強迫性障害の人の脳ではワーキングメモリ(別名:作業記憶)という前頭葉の機能(特に思考の切り替えや感情のコントロールに関わる)が一部低下していることが確認されています。

しかしながら、強迫性障害を克服した人の脳機能は、いわゆる「強迫性障害脳」の状態から既に脱却しているので、ワーキングメモリの機能も強化されており、よって、思考や感情の切り替え能力もより随意的になっています。

また、雑念も浮かんでは消えて浮かんでは消えて・・・・・・という心身が健康な人の脳機能プロセッサーになっているので、ほとんど、雑念は「あってなきが如し」という状態になることにも依存します。

要するに、ある考えが生じてもその考えは、あたかも線香の煙のように、数秒経つと、消えていってしまうというようなニュアンスです。

4:社交性が高まり、ユーモアを理解できるようになり、より笑いやすくなる。

‘強迫性障害が改善した人は、ユーモアあふれる人間になる。常に人間的に余裕を持っている状態になる。SQ(社会性知性)が向上するので、対人関係もうまくなり、世渡りがよりうまくなっていく。‘

理由:

強迫性障害の人は一般に、精神的に深く苦しんでいる苦悩状態にあるために(脳の機能によってそれは生じている)、心に余裕が全くと言っていいほどなくなってしまっている場合が多いです。したがって、ユーモアや笑いから、かなり遠ざかっており、正直それどころではない切羽詰まった心理状態に追い込まれていることが少なくありません。

しかしながら、強迫性障害を克服した人では、よく笑うことができるようになるし、社交性も高まるので、自分の人生を謳歌し、様々なアクティビティにいそしむことができるようになっていきます。

強迫性障害を克服した人の特徴は、すべての物事に対してより柔軟で、白黒思考ではない、こだわりない態度を取るようになります。

偏屈さや他を認めないような狭量感はそういった人からは、ほとんど見られなくなっていき、自他の状態をより柔軟、俯瞰視点で見ていくことができるので、心をくつろがせることが、より上手になっていくので、社会的文脈下で困ることがほとんどなくなっていくというのが現実の話です。

5:より柔軟な思考、考え方ができるようになる

‘白黒思考にさようなら‘

理由:

強迫が改善すれば、そもそも、こだわり自体が減っていくので、それに比例する形で、思考や考え方の幅が広がり、よりクリエイティブに物事を認知することができるようになります。

「白か黒か?」の二極分化した硬直化した思考ではないため、克服した人はそのグレーゾーンを自然と把握することができるようになり、したがって、心は常によりリラックスし、あまり感情的にはならずに、物事をより論理的に判断し、逐次、それらを実行できるようになっていきます。

一般に、こだわりが減るほど、思考力はより幅を持つようになり、逆にこだわりが強いほどその潜在能力を活かし切ることができなくなります。

このプロセスは、やはり、「努力してではなく、自然といつの間にか」というような感覚です。

脳の機能が強迫性障害を生む

脳の機能が強迫性障害を生んでいるというのが事実で、強迫性障害は性格の問題では実はありません。このことを理解すると幾分こころが楽になっていくはずです。

要するに、「自分の脳の機能の問題なのである」と自覚することが、強迫性障害を克服した人になるための、プロセスにおいても、または、どの道程においても原点というか必須要件になりえます。

まとめ

強迫性障害を克服した人では、こだわりや潔癖性が自然と弱まっているので、周囲から好かれることが多くなります。また、神経質さや偏屈さもより見られなくなっていくので他を認め、他と共存していくというような、よりフレンドリーな姿勢、心境に努力をするのではなく自然となっていきます。

さらには、「細かいことはどうでもいい」という風に以前では、考えられないほど、めんどくさがりにもなる(良い意味で)ので、嫌なことがあっても以前よりも遥かにそのような嫌な記憶を流してしまうことができるようになります。

潔癖的な性格や完全主義の性格は自然と是正されていくというわけです。

これは結局のところ、脳の機能が健全化したことにすべて起因します。
(参考:)
私の強迫性障害克服体験談


詳細は、他のページにありますので、そちらもぜひ参照されてみてください。

強迫性障害を克服【概説】 (←ホームへ戻る)

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