パニック障害を森田療法で克服できるのか?

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パニック障害を森田療法で克服できるのか?

と問われれば、私はごく軽症のものであれば「できる」と回答します。森田療法とは、パニック障害の患者を施設に入院させるなどして、暴露反応療法を継続的、持続的に行い、脱感作(だっかんさ)(゠恐怖の対象に慣れさせる)させる・・・・・・という趣旨のものです。

森田療法の誕生

森田療法はパニック障害の克服法の中で、一番まともで信頼できる治療法です。ほんのごく軽症のパニック障害であれば、森田療法と運動の習慣だけで克服できると思います。

(森田療法の創始者、森田正馬はもともとパニック障害(当時は心臓神経症と呼ばれていました)の患者で、「東大在学中に心臓神経症の症状に苦しめられ、よもや落第かと思われた瀬戸際で、死に物狂いで勉強に没我没入しているうちに、パニック発作を克服した」というバックグラウンドを持っており、それを契機にして、森田療法という治療法を創始しました。)

中度以上のパニック障害は森田療法で克服できない

しかしながら、中度~重症のパニック障害になると、森田療法ですら太刀打ちできなくなります。

何故かというと、重症度が増すほど遺伝的な要因(ファクター)が濃厚になってくるからです。要するに、生まれつき「パニック障害脳」を持って生まれてしまったという残酷な話になってくるわけです。
(
https://www.healthline.com/health/depression/genetic)

(参考:)
パニック障害は考え方を変えるだけでは克服できない

森田療法を行うことは環境要因によって後天的に遺伝子発現を変容させようという試みです。また、他のページで説明しているように、運動の習慣をつけることも後天的な遺伝子発現に影響を与えます。

(参考:)
パニック障害を運動で克服【最新版】

要するにパニック障害を発症しうるリスク遺伝子を眠らせる、もしくはパニック障害を克服するのに必要な遺伝子のスイッチを入れていく・・・・・・というメカニズムを誘導していくことが克服において重要になってきます。

森田療法や運動は遺伝子の働きを変える

たとえば、後者の話ですと、パニック発作の原因の一つであるアドレナリンを抑制するGABA(γアミノ酪酸)のような善玉遺伝子の発現をブーストしながら、パニック発作発症リスクを低減させていく・・・・・・などなど、このような形の話になります。

ただし、中度~重度のパニック障害では、リスク遺伝子自体が強烈に脳機能に作用していますから、森田療法を用いても克服は限りなく難しくなります。

その理由は、過度の神経質という気質自体は、生まれつきの先天的なものであるからです。

人間の性格は気質が根幹に存在し、その気質(明るい゠物事を前向きに捉える、暗い゠物事を消極的に捉える)に色付けされ、既に生れ落ちたときからあらかじめ構成、決定づけられています。

神経質は薬やサプリメントを飲まないと変えられない

長年の座禅や瞑想の修行をやろうが、運動の習慣をつけようが、この気質は変えることができません。そもそも本来であれば気質など変える必要などないものであるかもしれません。

そもそも、「気質を変えよう」だとか「性格を変えたい」だとか、生まれつき明るいポジティブな性格の人や、比較的普通な人たちは、そんなこと考えたことなどまずないと思います。

森田療法をやっても私の神経症は根本解決しなかった

しかしながら、過去の私のように過度のハイパー神経質のような気質を生まれついて持ってしまうと、社会的な活動が一切できなくなります。

要するに、「何もかも終りだ」ということをこれは暗に意味します。

パニック発作が人前に出るとコントロール不能なレベルで現れるからです。(過去の私の場合においてですが、パニック障害だけでなく、他にも数々の精神疾患の症状がむしろ強く現れていました。)

過去の私のような、この次元のレベルの話になってくると、より効果の高い代替療法であるとされる森田療法をもってしても、ほとんど太刀打ちできなくなるわけです。私の過去のクライアントは、森田療法を行う医院に長期間入院し、森田療法をほぼ完璧というレベルで実践したそうですが、「限界がある」と言われていました。
(参考:)
私のパニック障害克服体験談

自衛隊入隊という私の過去

これらのものを根性で克服しようという試みは、どんなに過激な精神修養をしてみても無駄でした。私は入隊経験がありますが、軍隊というのは森田療法と同じ暴露反応療法です。

究極の暴露療法といっていいのかもしれません。

(参考:)
パニック障害を克服【よくある質問】

森田療法で神経質までは克服できない

軍隊生活は、「一切プライベートなしの生活」を365日ほぼ毎日繰り返します。

そのような経緯を経ても神経質は治りませんでした。

軍隊で長年訓練を受けてきた上官は、「性格は変わらないよ」と若い私に話しました。
また、長年禅の修行を積んだある禅僧も「座禅や瞑想で性格は変わらないよ」と同様に話してくれたことがあります。

今現在の私は「まさにその通りだなぁ」と懐かしく述懐するモノですが、当時の純粋な私には認めたくない残酷な現実であり、その忠告に素直に耳を傾けるほどの度量は存在していませんでした。

(まとめ)

森田療法はパニック障害の克服において軽症のモノには有効です。
しかしながら、中度~重度のパニック障害にはほとんど役に立ちません。
何故かというと、重症度が増すほどそれに比例して遺伝要因が環境要因よりも濃厚になっていくからです。
(医学的にも確認されている事実)

したがって、中度以上のパニック障害は薬とサプリメントを最高の組み合わせで服用していくという治療の方法をとらないと、まず治りません。

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(最終更新:2018/03/01)

(参照:)※英語
・(https://www.healthline.com/health/depression/genetic)


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パニック障害を運動で克服【最新版】

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パニック障害を運動で克服【最新版】

パニック障害を克服するのに、運動はかなり有効です。運動は1円もお金がかかりませんから、誰でも今からでも開始することができるパニック障害の克服法になりえます。

パニック障害を運動で克服する場合、注意点が少しあります。それは高強度の有酸素運動や筋トレを運動の工程に必ず盛り込むということです。

何故かというと、最重度のパニック発作や深刻な不安症状には、強度の高い(キツイ)運動のみが有効であることが科学的に多くの国際論文において既に証明されているからです。

どのような運動がパニック障害克服に効くのか?

2005年チリの高校生に対して運動が心にどう影響を与えるかということについて9か月間という長期をまたぐ形で実験が行われました。
その研究では、まず中度から重度のパニック障害や不安障害の症状持たない健康な被験者を、キツイ運動をするグループ、低強度の軽い運動をするグループに分け、実験は行われました。

https://academic.oup.com/heapro/article/20/2/113/827446

その結果、判明したことは高強度の運動をしたグループのみに不安レベルの大幅な改善が見られたということです。
他方、低強度の運動をしてきたグループには、不安レベルの変化はほとんどありませんでした。

高強度の運動のみがパニック障害に効果がある

なぜ運動がパニック障害の克服に役立つのかという科学的な理由は、運動をすることでセロトニン、GABA(γアミノ酪酸)が脳内で増え、パニック障害の原因となるアドレナリンを抑制するように働くからです。

↑それから運動はHPA(交感神経及び下垂体–視床下部–副腎)軸のバランスをとるような働きを結果的に為します。

パニック障害の人の場合、HPA軸のバランスが崩れているため、自律神経が失調していたり、常時、脳が不安や恐怖が強い過剰興奮状態に陥りやすくなっています。

運動でGABAやセロトニンが増える

そして、HPA軸の修正には、強度の高い運動が最も有効になるわけです。

少し話がずれましたが、このような形で、要するに軽い運動だけをしていたのでは、パニック発作や不安の減弱にあまり効果がないということになります。
↑↑具体的な運動の方法【私による解説】

私のパニック障害克服経験談

過去の私は「心臓が止まるのではないか!?」というパニック発作に見舞われたことが多々ありました。
しかしながら、この症状は運動の習慣をつけることで無事、克服することができました。

努力をして消えたという話ではなく、運動の習慣をつけていくうちに、「自然と消失した」という表現が妥当だと感じます。

特に高強度有酸素運動や筋トレが効いたことを実感しています。

(参考:)
私のパニック障害克服体験談

過去の私は自衛隊入隊に向けて、毎晩5~10㎞をインターバル(運動の強弱を変える)を交えながら、走り、腕立てや腹筋、背筋、懸垂といったオーソドックスな筋トレを実行していたのが効いたのだと思っています。

軽い運動も効果があることには効果があるが・・・

軽いジョギングだけでも治療的な効果はありましたが、より劇的な効果はキツイ運動を取り入れるようになってから・・・・・・でした。

そのような理由から、日本で運動の精神疾患への有効性をいち早く公(おおやけ)に主張していたのが過去の私だったわけです。

注意点:

強度の高い運動がパニック障害の克服に効果がいくら高いといっても、いきなり運動習慣が全くない人が高強度の運動を実行するのは危険ですので、ご自身で無理のない範囲内から実践されるようにしてください。

そのため、はじめは軽い運動(ジョギング)程度からはじめることをお勧めします。

はじめのうちは運動は、ジョギングだとかヨガのようなゆったりとしたものから開始されれることをお勧めします。


↑高強度の運動は慣れてから行った方が確実に良い

なお、ややこの記事の趣旨とは矛盾するのですが、特にヨガは深層筋(インナーマッスル)を鍛えるという特殊な効果があります。
(参考:)
パニック障害をヨガで克服

(まとめ)

高強度有酸素運動(70%~100%)の無酸素域と有酸素域の境目くらいのキツイ運動を数秒~5秒必ず、運動のルチーンに取り入れるようにする。1セット程度でも構わない。(かなり短めに行うのがポイント)筋トレも併せられるとさらに効果的。

低強度の有酸素運動(゠ジョギング、散歩、エアロバイク、踏み台昇降など)は10分くらいで良い。最悪、気力が出ない人は3分から5分程度でも構わない。もっと、やる気が出ない人は30秒でも1分でも良い。そして、このプロセスに高強度有酸素運動を必ず1セットは取り入れることがポイント。

運動はGABA、セロトニンレベルを上昇させ心をリラックスさせる天然の抗うつ薬であり、抗不安薬である。しかもお金が全くかからない。

運動はBDNF(脳神経栄養因子)を増やし、BDNFは副腎で生成されるストレスホルモン「コルチゾール」の攻撃から脳神経を防御する。また、BDNFは脳神経の新生を促し、ストレスによってダメージを受けた脳細胞を新たに再生させる。BDNFが増加すると、脳内のリラックスに重要な神経伝達物質は最適化されていくことが数々の研究によりわかっている。

パニック障害の人で、体が過度に疲れていたり、運動の習慣がまったくない人はいきなり高強度の運動はやらない方が良い。また、肉体的にかなり疲れていると感じる日や筋肉痛が酷い日は休みをしっかりとる。

運動の習慣のない人や体が弱った実感のある人は、自分のできる範囲内から実行し、無理はしない方針で行くと良い。(7割できたらOKというような緩い感じで、完璧主義は捨てる)

⑦パニック障害の人で、運動をすると焦燥感が強くなったり、不眠になったりする人は、寝る数時間前に運動をするのは止め、もしするのであれば、強度の軽いもののみを行い、高強度の運動を含めるのであれば、夕食前か直後の就寝の4~5時間前程度にするようにするとよい。(※これは体が慣れていないから起きる現象の場合がほとんどではある。)

 

 

 

↑2000年にデューク大学で行われた実験では、抗うつ薬の投与よりも運動を単独で行ったグループの方が、高い抗うつ効果が確認された。しかも、運動だけを行ったグループは、運動と抗うつ薬を飲んだグループ、抗うつ薬だけを飲んだグループよりも高い回復率を示し、このことに研究者は驚いたという。

アメリカでは、健康保険制度の問題があり、国民は「自分の健康は自分で守る」という意識が日本よりも遥かに強い。近年では、うつ病やパニック障害などの心の病気にかかった人は、自分で運動をしたり食事に気を付けたりし、自らの人体に備わる「天然の抗うつ薬」を引き出し、自分の問題を自分で克服していくようになってきている。

そのため、アメリカにいると、街の中をジョギングしたり、バスや電車の待ち時間に筋トレをしている人をよく目にする。

そして、精神医療への国民の不信感も根強く安易な薬物療法への懐疑心をあらわにする人々も多くなってきている。

(参考:)(※英語)
https://today.duke.edu/2000/09/exercise922.html
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=john+j+ratey

(最終更新:2018/04/02)
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パニック障害の克服に断食は有効か?

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パニック障害の克服に断食は有効か?

断食は確かにパニック障害に有効です。断食をすると脳内のセロトニンが増加し、アドレナリンは抑制されます。「パニック発作は、主にアドレナリンの過剰によって引き起こされている」と精神医学において定義されていますが、断食をするとアドレナリンは下がります。

断食をして怒る人はいない

たとえば、どんなに元気が良い人でも怒りやすい人でも、断食をしているさ中に、怒ったり暴れたりする人はいません。

断食をすると、感情はニュートラルになり、欲望や強い衝動も消えていくわけです。怒るのにもエネルギーが必要なのであって、断食をしてエネルギー不足の状態に生体がなっていれば、怒りようがないわけです。

パニック障害への断食の効果は一時的なモノ

しかしながら、この変化は一時的なモノで、永続するものではありません。そういう意味においては断食はパニック障害を克服するのに有効であるとはいえません。

断食をパニック障害を克服するために一生もしくは半永久的に、
週に何度も何度も繰り返すのは、現代人にはかなり非現実的な
話です。サラリーマン勤めをしていれば、付き合いもありますし、ストレス塗(まみ)れの社会生活に合わして、断食という苦行を継続するのはかなり無理がある話だと私は感じています。

私はもともと断食の専門家でもあり、数限りないほどの様々な形態の断食を実行してきたという来歴があります。

↑断食の効果は一時的なモノ

私の断食体験談

私の断食の体験談をここで述べますと、断食をすると、パニック障害やその他各種の神経症の症状は鎮静化しました。

最近明るくなった。」
「機嫌が良くなった。」

「小言をいわなくなった。」
と実際に家族に言われたほどでした。

たとえば、断食中はパニック発作や強迫観念にとらわれることもなくなり、吃音の症状も軽快しました。
この変化は断食をはじめて2日、3日程度で現れましたが、断食を中止するとまた元の状態に戻ってしまいました。

さらには断食は決して楽しいものではありません。

断食は楽しいものでは決してない

感情がニュートラルになるといっても、楽しい感じでは全くないですね。

知り合いの高僧の方も同じことを話されていました。
「私は数限りないほどの断食の経験を持っているが、
断食は決して楽しいものではないよね」と・・・・・・。

したがって、この状態をずっと長く継続するのは無理があり、パニック障害を克服するのにシビアに断食を用いていくのはかなり酷(こく)というものだと思います。

パニック障害の克服に断食を役立てるために

もし、パニック障害を克服するのに断食を役立てたいと考えるのであれば半断食をお勧めします。半断食とは朝昼を抜きにして、夕食だけ食べるという一日一食です。

一日一食にすると心は落ち着きやすくなります。現代人の情緒不安定の一つの大きな原因は、肉体労働をほとんどしていないにもかかわらず、カロリーの高いものを過剰に食べていることにあります。

エネルギーが過剰になると、
そのエネルギーは発散されるための発露を求めはじめるのですが、
このとき重労働といえるような肉体労働をしていないと、
「思考」「悩み」という形で、エネルギーが消費されていくわけです。

これが精神不安定の原因につながります。

ちなみに、江戸時代は一日2食でした。

よく食べるのであればよく運動しよう

要するに、沢山食べるのであればそれに比例して運動しないといけないという話になります。
運動していないのであれば、せいぜい2食で十分でしょう。3食食べるのであればきちんと運動をしないといけません。

(関連:)
パニック障害を運動で克服
パニック障害をヨガで克服
パニック障害をマインドフルネス瞑想で克服

(まとめ)

ちなみに、断食は自己流で実行すると危険です。特に長期のモノになればなるほどそうです。したがって、もしどうしてもやりたいのであれば、断食道場のようなところで専門家の管理下の元で実行すべきです。

もし自分で行いたい場合は、週数回、半断食程度に抑えておいた方がパニック障害の克服に有効です。

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パニック障害にタバコは本当に良くないのか?

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パニック障害にタバコは本当に良くないのか?

パニック障害にタバコは良くないとは一概にはいえませんが、タバコに含まれるニコチンはコーヒーに含まれるカフェインと同じような中枢神経系刺激剤なので、パニック障害の克服において、良いものであるとは確かにいえません。

しかしながら、そこまで神経質になる必要はないというのが私の見解です。

パニック障害の克服にタバコはそこまで悪くはない(私の感想)

タバコに含まれるニコチンの血中濃度半減期は約30分~60分と短く、コーヒーやコーラに含まれるカフェインとは比較になりません。カフェインの血中濃度半減期は2時間から10時間もあると言われています。

つまり、タバコはパニック障害の克服において、カフェイン飲料ほど警戒する存在ではないということができます。

しかしながら、タバコを吸うと、脳内の中枢神経が刺激されることで、結果的に、アドレナリンというパニック障害の原因物質のひとつが増加するので、パニック発作の惹起につながっていく可能性はありえます。

タバコを吸うと落ち着くという人も多い

しかしながら、パニック障害の人でタバコを吸うと落ち着くといっている人も少なからず存在するのも確かなようです。タバコを吸うと、脳内麻薬やそれに近い神経伝達物質が増加するので、そのような実感を受ける人も存在するのでしょう。

タバコはアドレナリンを増加させるが・・・

要するにタバコはアドレナリンを増加させ、パニック障害の症状を悪化させる嗜好品であるわけです。ただし、血中濃度半減期が短めであるためそこまで危惧視する必要はないと私は考えています。

そもそも嗜好品はストレス解消のために用いられます。

ストレス過剰の状態にあるのが、パニック障害の渦中にある人でありますから、ストレス解消目的で、適度にタバコを吸われることは逆にパニック障害を克服するうえで、ある面では良いことだと考えます。

タバコを吸っている人にパニック障害やうつ病は少ない印象

私は建築現場や大工のような土木作業の仕事を肉体鍛錬の目的でやったことがありますが、それらの現場で働いている人では、心身が健康な人が多く、みんながみんなといっていいほど、タバコを吸っていました。

しかしながら、パニック発作を訴えた人などひとりもいませんでした。

タバコがそこまで露骨にパニック障害の症状を悪化させるのであれば、これらの人々は既にこの病気に罹患していないとおかしいわけです。(パニック障害とまでいかなくても、うつ病だとかそういうより普遍的な心の病気に、です)

ところが、反対にむしろタバコを吸っている人の方が、元気で明るい人が多いという印象を受けているというのが実情です。私のヨーロッパの大勢の友達は、そのほぼすべてといっていいほど喫煙者でした。ドイツ人の女友達数人と海外の砂漠を車で縦断したことがありますが、彼女ら全員が喫煙者でした。

そして、心身共に健康で元気な人ばかりだったのを覚えています。

パニック障害の人でタバコを止めて悪化したという人もいる

余談ですが、タバコを止めたらパニック発作が逆に悪化したという話をよく耳にします。

ストレスがパニック障害の主な原因のわけで、そのストレス解消の嗜好品であったタバコがなくなったために、ストレス解消のはけ口がなくなり、そのせいで、そのような人では症状の悪化につながったのだと思います。

タバコがダメなら抗不安薬もダメという論理が成立しないとおかしい

パニック障害にタバコは良くない、喫煙はダメだ禁煙しないといけないという意見が目立つのですが、なぜか、パニック障害に抗不安薬を飲むのは良くない、ダメだという意見はほとんど目や耳にしません。

はたはた私はこのことが疑問でしようがないのですが、タバコがパニック障害によくないという理由は、

「タバコは一時的に精神をリラックスさせ、心を鎮静させる作用があるが、ニコチンが切れ始めるとイライラしだして、逆に精神が不安定になる」


というものがあります。

しかしながら、これは抗不安薬にも当然言える話です。
抗不安薬にも、

「一時的に心をリラックスさせ、精神を安定させる効果があるが、GABA増強効果が切れ始めると、逆に精神が不安定になり、パニック障害は悪化する」

という論理が当然成立するからです。

両者は全く同じ論理の元、成立していることがわかります。
で、あるならば、「タバコがパニック障害に良くない」とは一概には言えず、この見解だけでは、かなり片手落ちだと素直に私は感じます。

パニック障害の克服に抗不安薬でもタバコでも何でも用いるべき

これは私の考えに過ぎませんが、既に過剰なストレスがかかっているパニック障害の人は克服のための手段選びでいちいちあれこれ考えない方がいいと思います。

タバコはダメだ、砂糖はダメだ、コーヒーはいけない・・・・・・こういう話を聞いていると余計にパニック障害の人はストレスを抱え込むことになります。(健康な人でもあれもこれも禁止されるとノイローゼ気味になります。)

 

要するに、克服の道程においてタブーは厳禁だという話です。

他の記事でも説明している通り、人間は禁止されると逆にストレスがたまり、それが心理的抑圧を生み、さらなるストレスとなって当事者に襲い掛かることになるからです。

嗜好品は適度に用いるのであれば問題なし

私は、タバコにしてもアルコールにしても何にしても適度に嗜好品として使用する程度であれば一切問題ないと考えています。
私は海外で冤罪(えんざい)で拘置所送りにされたことがありますが(詳細は私の他のブログかYouTubeをご笑覧ください)、拘置所の中でのタバコは気絶するほどうまかったです。

ストレスまみれの人はタバコを吸うと落ち着く

楽しみも何もない絶望的な状況で、このような嗜好品は、メンタルヘルスの面において、かなり役に立ったわけです。

アルコールにしてもすべてそうです。

アウシュビッツ強制収容所に送られた経験を持つ精神科医、V・E・フランクルは強制収容所内での唯一の楽しみであり、生きる希望のひとつはアルコールであったと著述作品で述べています。

パニック障害の人は絶望的心境の人が少なくないわけですから、無理にタバコという楽しみを奪われてしまうのは逆の意味で、別のストレスを産み出すのではないかと私は素直に感じます。

パニック障害の克服にタバコを役立てる法

・一日一箱は吸い過ぎなので、せいぜい一日半箱程度までに抑える
・運動(有酸素運動)の習慣もきちんとつけたうえで喫煙する
・ストレスがたまったら一服する
・ニコチンが気になるようであれば、gloのような電子タバコに切り替える
・紙巻タバコではなく葉巻に切り替える
・タバコの喫煙以上にコーヒーのカフェインに注意する


こんなところで十分だと思っています。

あまり神経質になってあれもこれもそれもこれも何もかもダメと禁止されると大きなストレスを、もともとストレス過剰状態にあるパニック障害の渦中にある当事者に与えかねないからです。

私はタバコを吸うようになってから、※友人がすごく増えました。(※海外在住時)というよりもむしろ、喫煙所で友人のほとんどができたほどです。

タバコは社交ツールでもある

 

海外で駅舎やホステルでタバコを喫煙していると、
「どこから来たのか?」
「どこに行くのか?」
「Facebookで友達になろう!」
みたいな話に良くなり、そのことがきっかけで友達が増えたわけです。

ある意味タバコは、社交ツールの一面もあるわけで、過剰な摂取は中枢神経刺激剤としてパニック障害を悪化させる可能性はあるものの、適度なそれであれば、そこまで神経質に禁止する必要はそこまではないと思っています。

友達が多いということはそれだけで絶望的状況下に置かれた人の救いになります。ヒトは他人と一緒にいるだけで精神の安定に関わるセロトニンやオキシトシンが増加することが報告されています。

禁煙、禁煙とあまり潔癖にこだわり過ぎない方が良い

これはパニック障害でも神経症でも何でもそうなのですが、思考に柔軟性を持たせ、完全健康法を100%実行しようだとか考えない方が逆にいいわけです。タバコ、喫煙の例も同じ話になります。

一般に、タバコが健康やパニック障害によくないのは事実だが、人によってケースバイケースの一面もあり、ある人には害があるが、他のある人には有効であるというようなことはざらにあります。

タバコを長期間禁煙してみて逆に調子が悪くなる人は、タバコを吸った方が健康に良い人です。常識的には健康に良いと言われる生野菜食をしてみて体調が悪くなる人は、生野菜食(Vegan)があっていない人ということです。

このような柔軟な観点から、この問題を把握してみれば、一概にパニック障害にタバコはよくないという説は言えないと私は思います。

まとめ

パニック障害の克服にタバコは有害な場合もあるし、逆に有効な場合もあります。タバコは毒にも薬にもなるということが真実です。

人間は千人千様、百人百様なので喫煙が画一的にダメだとはいえません。

タバコが不健康法になる人もあれば、タバコが健康法になる人も存在するわけで、これは自分自身で試してみて、判断するしかないことで、巷で言われる学説を盲信するのはあまり良いことだと思えないというのが私の見解になります。

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パニック障害を克服

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パニック障害を克服

パニック障害を克服するのは難しい話ではありません。(※正しい克服法を用いた場合)パニック障害は芸能人にも多いといわれ、世界各国、特に先進国において近年激増している精神疾患の一種です。(旧称:心臓神経症)

パニック障害の症状

主なパニック障害の症状は、急な動悸、過呼吸などのパニック発作が予測不可能の状態ではじまり、当人は電車の中やあるいは飛行機の中で、パニック発作に見舞われるのを恐れ、そのような密閉された環境を避けてしまう人が少なくありません。

このような症状を医学的には予期不安と呼称します。

他には、広場恐怖ですとか上述したような閉所恐怖などといった特定の恐怖症(不安障害)を合併している場合も少なくありません。このようにパニック障害とは不安障害の一種なのです。
(パニック障害は昔は神経症だとかノイローゼと呼ばれていました。)

パニック障害は本当に克服できる

しかしながら、パニック障害を克服できるものであります。

パニック障害を克服する場合と、その親戚とされる強迫性障害の克服の仕方は非常に似通っています。その理由は、パニック障害は感情コントロールに問題を抱えている脳の物理的な機能障害であり、性格や心の問題によって発症するものではないからであります。

パニック障害の人が、同時に強迫性障害を抱えることは少なくありません。

何故かというと、パニック発作の予期不安を強迫観念に頭がとらわれている」とみることが可能であるからです。
要するに「予期不安が執拗に生じること自体が強迫観念に囚われている」と見なすことも十分に可能
なのです。

(参考:)
姉妹サイト

したがって、この種の感情コントロール障害、不安障害(゠神経症)というものは、その多くが親戚関係のようなものが少なくないのです。
そして、その症状を産みだしているのは、純粋にあなた自身の脳(Brain)※です。(※当事者の方のみです。)

パニック障害を克服するには脳の機能を変えないとダメ

話が少し横にそれたので元に戻しますが、

要するにパニック障害を克服するには、脳機能レベルにおける介入法がその克服のために必要不可欠になるわけです。

パニック障害は脳機能の問題

したがって、パニック障害を克服するために心理カウンセリングを受けてみたり、インナーチャイルドセラピーを受けて、潜在意識(無意識)を癒してみても(実際に癒すことなどそもそもできませんが)未来永劫(えいごう)、克服しようがないものです。

無意識や潜在意識の知識はパニック障害を克服するのに必要ない

精神疾患というものは脳の病気であるので、「潜在意識の書き換え」とか「心の傷を癒す」とか、ほぼ関係ないです。(勘違いしている人が非常に多いのでここで誤謬(ごびゅう)を正しておきますが、過去の私もかくいうその種の精神世界にどっぷりつかった人間の一人でした。)

脳の機能をきちんと正していく治療法をとらないと、このパニック障害に限らず、社会不安障害も対人恐怖症も克服することはできないという話になるわけです。

パニック障害を克服するのに無効なモノ、有効なモノ(まとめ)

【パニック障害克服にほぼ無効なもの(※気休め含む)】

・心理カウンセリング
・インナーチャイルドセラピー
・前世療法
・催眠療法
・精神療法
・心理療法
・認知療法
・認知行動療法
・暴露反応療法(※ある程度まで効果あり)
・整体(カイロ、オステオパシーなど)

【パニック障害克服に有効なもの】

・森田療法(暴露療法も徹底的に継続すれば効果はある(※限界あり))
・サプリメント療法
・薬物療法
・運動療法
・マインドフルネス瞑想療法

という比較的簡単な構図になります。

心理カウンセリングやセラピーでは治らない

前者はごく軽症のパニック発作には多少効果がある場合がありますが、パニック障害を産み出している神経質な性格ですとか気質といった本質的な問題は、一切解決できません。

あくまでも「補助」や「気休め」、「サポート」として機能するものです。
(参考:)
パニック障害は心理カウンセリングで克服できるのか?

後者は中度から重度のより遺伝要因が濃厚であると見なすことが可能な比較的重度のパニック障害の克服に非常に有効になります。
全く味気ない無機質な話になってしまいましたが、真実とは常に残酷なものなのです。

過去の私はこの事実を認めることが本当に嫌でした。

パニック障害を克服するにはまず事実を冷静に確認しよう

パニック障害を克服するのに、基本的に心理療法や精神療法は一切無効です。無効というのはやや極端な誤った表現かもしれませんが、一時的な気休めにしかならないという形容であれば、反駁(はんばく)の余地はもはやないでしょう。

たとえば、パニック障害は骨の歪みが原因だとする説がありますが、科学的な根拠が一切存在していないわけです。

そのようなものでもし、本当にパニック障害が治るのであれば、そもそも誰も苦労しませんし、その種の方法に高い効果があるのであれば、米国のような医療技術の進んだ国家の精神医療の臨床において、既にその種の治療法は採用されているはずです。

たとえばですが、
そのような方法でパニック障害を本当に克服できるのであれば、お風呂にでも浸かって筋肉をゆるめてリラックスすれば、誰しもがそもそもパニック障害などかかっていなどいないはずの話になります。
(※その種の整体師が主張する理論は「筋膜の委縮硬化が骨の歪みを産む」というものであるため)

民間療法は危ない


また、パニック障害を克服する場において、潜在意識を書き換える、インナーチャイルドを癒すというのもすべて嘘の話になります。

潜在意識を書き換えても神経質という気質自体は変えようがないものであるからです。冷静になって考えてみればわかると思いますが、潜在意識を書き換えることで、黒人が白人になれますか?

あるいは白人が東洋人になれるのでしょうか?

遺伝子自体が異なっているので100%無理です。

この話が、パニック障害の克服を真剣に願う人の中においても、適応できます。

遺伝子が脳の機能の傾向(゠性格、気質の傾向)をコントロールし、症状を発現させているわけです。性格を変えたい、症状を治したいと思っても、遺伝子で既に決まっているので、極軽症例は除いてはその望みは叶わないわけです。

しかしながら、理論も科学性も実験再現性も全くないオカルトまがいの克服法で本気に治ると思い込んでしまっている人が意外と少なくないようです。

パニック障害を克服する手順について

(参考:)
パニック障害を運動で克服
パニック障害をマインドフルネス瞑想で克服
私のパニック障害克服体験談

(↑パニック障害を克服するのに必要なことが上の記事には書いてあります。すべてを同時並行して実践していくことがコツです。)

(まとめ)


パニック障害を克服したいという人はそもそも神経質という性格を変えたいと思っている人が少なくない。したがって、性格まで変えていく克服法の選定が大切になってくる※わけです。(※そこまでもドラマチックに自分を変えたい人の場合)

こうしてやっていけば、パニック障害は意外と簡単に自力で克服できるでしょう。
常識外の方法論だからです。

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(最終更新:2018/04/02)


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