パニック障害は心理カウンセリングで克服できるのか?

パニック障害は心理カウンセリングで克服できるのか?

結論を先に言います。パニック障害を克服するのに心理カウンセリングはほとんど機能しません。
パニック障害は脳の機能によって生じる物理的現象で、考え方や性格の問題ではありません。今回は、なぜ、パニック障害に心理カウンセリングがほぼ効果なしなのか説明していきます。

心理カウンセリングの位置づけについて

あくまでも、心理カウンセリングは「補助」、「気休め」としては機能するのですが、パニック障害の克服法の主役になるものでは実はまったくありません。


つまり、心理カウンセリングにはパニック障害を根治させる効用はないわけです。

 

さらに言うと、実際に心理カウンセリングを受けて、パニック障害もろもろの神経症が治ったという人を私はほとんど観たことも聞いたこともありません。
過去の私は、心理カウンセリングを数年間受けていましたが、私の神経症の症状に対して全く効果はありませんでした。

話をセラピストや心理カウンセラーにすることで、一時的にそのときその場では多少癒された感じ、心が軽くなった感じはしたのですが、寝て次の日に起きればまた元の憂鬱な状態に戻ってしまったわけです。

結局、このプロセスを数年繰り返しても効果なしでした。

パニック障害の克服に心理カウンセリングは効果なしという多くの声

私の顧客の方のほぼ9割以上、それから海外の精神医療でも多くのパニック障害の方が、「心理カウンセリングは効果がない」といっていますが、それは当然の話です。

脳の機能がパニック障害を生んでいるわけで、脳の機能は遺伝によってかなり左右されています。

性格の遺伝率はかなり高いことが遺伝学において知られていますが、パニック障害になりやすいような繊細な気質も当然ながら親から子へと遺伝します。

「心理カウンセリングを受けても効果がない」という声がネット上の多数を占めるのはこのためです。

心理カウンセリングではパニック障害の脳機能に介入できない

パニック障害では、この性格が問題になっているのであって、これはかなりの部分、遺伝から来ているわけです。それを心理カウンセリングによって克服するという話はかなり無茶苦茶な無理のあるストーリーになります。

これは心臓病を「心理カウンセリングで治しましょう」と言っているのと同じくらい無謀で荒唐無稽な話になります。

パニック障害を心理カウンセリングのような表面的な方法で克服することは極めて難しいのです。

実質上ほぼ不可能といっても過言ではありません。

心理カウンセリングには科学的な根拠が存在しない現実

というのも、脳科学の進展により、心理カウンセリングも含めた古典的心理学は既に大部分が否定されており、心理療法や精神療法がパニック障害や強迫性障害に有効であるとする科学的根拠は、国際論文上において、その信ぴょう性の高さを証明することはできていないわけです。

そもそも、心理カウンセリングには二重盲検法(Double Blind Trial)が使用できないわけで、これでは仮にパニック障害の克服に心理カウンセリングは有効であるとする向きの結論が出たとしても、科学的論拠として極めて脆弱であるということになってしまうわけです。

学術的に、「二重盲検法を使用できない」ということは、エビデンスとして非常に弱く、科学的論拠を提出する際にかなり致命的なわけです。

心理カウンセリングは克服の補助としては機能する

国際的に見ても、パニック障害やうつ病に対して、心理カウンセリングは根本的な解決にはならないとする見解が主流です。

あくまでも補助として機能するものだからです。

よくインナーチャイルドや無意識下(潜在意識)のトラウマによって、パニック障害の症状は引き起こされるという意見がありますが、そういう話はすべてでたらめで、科学的な根拠など一切ありません。

カルトがこういうことを良く主張するので、そういう人や団体には気を付けた方が良いでしょう。

 

波動がどうだとか前世がどうだとかインナーチャイルドがどうだとか、潜在意識を書き換えればよいだとか、このようなことを主張している怪しい心理カウンセラーには断固注意するべきです。

 

カルトや詐欺に注意:

心理カウンセリングを受けることで魂が癒されたり、傷ついたインナーチャイルドが癒されたり、無意識下のトラウマが消滅するということはありません。

脳の機能によって、「心の傷の記憶゠トラウマ」を制御し生きていくことがパニック障害を克服することの本当なのです。

(まとめ)

パニック障害の克服に心理カウンセリングは根本解決にはならないことがほとんどです。
ただし、心理カウンセリングは「補助」「サポート」としては機能しますので、どうしても受けたいという人は、当ブログで紹介しているような自分でできる克服法と併用させると効果的です。

そして、どうしても心理カウンセリングを受けたいという人は、最低でも臨床心理士レベルから受けましょう。

彼らは大学院まで修了し論文を少なくとも書いています。

一般の心理カウンセラーは素人でも明日から誰でも「私は心理カウンセラーです!」と名乗れるのでお察しの通りの惨状になっています。自称できるわけです。

そのうち、臨床心理士に関しては国家資格になることと思いますが、心理カウンセラーよりは遥かにまともです。ですので、どうしてもパニック障害を治すために心理カウンセリングを受けたい人は、臨床心理士から受けることをおススメします。

それでも、私は心理カウンセリングは純粋なお金の無駄だとは思いますが、これは私個人の見解に過ぎませんので、聞き流されてください。

なお、自分でできるパニック障害の克服方法を知りたい方は下記のリンクから、当ブログの記事をお読みください。

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(最終更新:2019/05/06)